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2018.06.12 (Tue)

Justifyがアメリカ三冠馬

 このところ競馬の記事が多くなっているが全て海外競馬の話。前の記事二つはディープインパクト産駒がイギリス、フランスで3歳のグループⅠのレースを勝ったと言う話だが、今回はジャスティファイという競争馬がアメリカ史上13頭目の三冠馬になったという話である。
 さる6月9日、ニューヨーク郊外のベルモントパークで行なわれた3歳クラシックの最終レース第150回ベルモントS(GⅠ・12f)に三冠をかけて出走したジャスティファイがマイペースで逃げ切ってアメリカンファラオ以来3年振りの三冠馬となった。しかし、アメリカンファラオが出るまでアメリカには1978年のアファームドから2015年もの間、クラシック3歳馬の三冠馬がでなかった。そのアメリカで、3年ぶりに出るって、出る時は続けて出るものである。そういえば小生が若いときには1973年セクレタリアト、1977年シアトルスルー、1978年アファームドと6年で3頭も出現したのを思い出した。ただしセクレタリアトの前となると1948年のサイテーションがまで遡らないと三冠馬は出てなかったから、出ないときはなかなか出ない。出だすと比較的出やすい傾向にあるみたい。これは日本も同様な気がする。もっとも本家のイギリスでは3歳クラシック三冠馬そのものが有名無実化してしまい、セントレジャーに2000ギニー勝利馬は当然としてダービー馬さえも出て来ることがほとんどなくなった。それだけイギリスではクラシック三冠馬が重要視されなくなったのである。なのでイギリスで1970年のニジンスキーが最後の三冠馬となっている。その前はというと1935年のバーラムだからな。
 もしかして日本もそのようになるかもしれない。すでに菊花賞の距離が長すぎるといって日本ダービーを勝ったからと言って出走してこないケースも増えてきたので・・・・。昨今の菊花賞や春の天皇賞が見応えの無いレースになってきたのも出走馬の質の低下が一因でもある。そのことを考えると距離延長があまりないアメリカの3歳クラシック三冠レースは出走馬の質の低下はあまりない。ただヨーロッパや日本と違い、ダート、小回り、すべて左回り、短期間で行なうというアメリカ独自のものがあるので同一に考えられない。
 しかし、今回のジャスティファイは6戦無敗で三冠馬となった。これはシアトルスルー以来、史上2頭目で3歳になってからデビューで三冠馬というのも珍しい。この馬はほとんど逃げきりで、ケンッターキー・ダービーはどろんこの中、2頭で逃げ、3コーナーから先頭。プリークネスSもどろんこの中、2頭併走の逃げから単騎になりそのまま逃げ切り、初めてどろんこでは無いベルンモンとSは最初から先頭で逃げ切った。このあたり前に行った方が有利なアメリカの競馬だなと思った。まあダートで小回りだから後方一気で勝つなんて滅多に無いが、観ていてあまり面白くない。観ていて面白かったのはセクレタリアトのレースだが、一般的にヨーロッパとは別の競馬があるって感じではある。
 ところでジャスティファイは父がスキャットダディ、母ラヴスタイルであるが、父系も母系も遠くはノーザンダンサーの系統である。アメリカはダート主体の短中距離に強い種牡馬が強く、ヨーロッパの芝に強い種牡馬と違っているのもまた面白い。まあジャスティファイは今年で引退だろうが、あと何戦するのかな。それら全て勝って無敗で行けるのか。そこが気になるな。

150th Belmont Stakes

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