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2011.05.29 (Sun)

・・・・台風が・・・

 パソコンが今にも壊れそうなので復帰は難しいが、時々、ツイッター風に簡単な書き込みでもしてみようかなと思い立ったのであるが、どうも季節はずれの台風が接近中とかで昨晩から激しい雨が降り続いている。この雨の中、今日の日本ダービーはどうなるやら・・・・・。ところで何で5月に台風が来るのだ! 訳が判らない。
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2011.05.18 (Wed)

・・・お詫び

 やっと更新・・・・・・・・・。昨日も一昨日も更新中にPCが突然のように電源が落ち、ようやく今日、更新したもののまたすぐに落ちるかもしれないので、今後、更新できるかどうか判らないという状態である。もう長年、使っているので何時壊れてもおかしくないPCであり仕方ないが、しばらくブログを中断するしかないようである。ノートPCを持っているが、ノートPCでは長い文を書くと疲れるので、どうせなら長期休養ということで、いずれまた復帰いたしたいと思っております。・・・・何分、長時間、使えないので電源が落ちない間に、報告だけを・・・・・・。では、また復帰するまでの間、おさらばいたします。
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2011.05.15 (Sun)

第9回ヴィクトリアマイル

 いい天気の日曜日、今日は東京で第9回ヴィクトリアマイル(G-Ⅰ・4歳以上・牝馬、芝1600m、17頭)が行われた。まだ歴史の新しいGⅠレース。古馬牝馬のマイル戦と小生にとってはあまり好きになれないレースだが、今年は昨年の牝馬3冠を獲得したアパパネが出走するとかで、そこへ牝馬最強とも言えるブエナビスタが出て来た。でもブエナビスタはドバイ遠征で惨敗したばかり。やや末脚に陰りが見えて来たのか? それでも実力は傑出しているだろうが、問題はマイル戦ということでアパパネとの好勝負が期待されたのである。そして1番人気がブエナビスタ、2番人気がアパパネ、3番人気がレディアルバローザ、4番人気がアニメイトバイオ、5番人気がアプリコットフィズであった。

 東京のマイル戦ということで2コーナーを回り切ったあたりがスタート地点。ゲートが開き激しい先行争いからどうやらオウケンサクラが出ていった。オウケンサクラが先頭で、エーシンリターンズ2番手、レディアルバローザ3番手。そのあとにコスモネモシン、アプリコットフィズ、アンジェルブルー、ディアアレトゥーサ、グランプリエンゼルと続き、ちょっと間があってアパパネが行く。そしてシュウリュウムーン、カウアイレーン、ブロードストリート、さらにアニメイトバイオ、ブエナビスタ、ブラボーデイジー、ワイルドラズベリー、1番後がスプリングサンダーで3コーナーにかかろうかというところ。スタートから12.0---10.6---10.9---11.1と前半の800mを44秒6で通過した。これを2倍にすると1分29秒2だからオーバーペースである。でも先頭のオウケンサクラと2番手の差は6馬身から7馬身。おそらく2番以降は1秒程度遅いと思われる。でも平均ペースよりやや速い。

 さあ、大欅の向こう側を通って4コーナーへ、そしてオウケンサクラが引き離して直線に入る。先頭はオウケンサクラ、離れた2番手にエーシンリターンズとレディアルバローザ。オイケンサクラが先頭、オウケンサクラ先頭。馬場の中央からアパパネがいい脚で伸びてくる。ブエナビスタはその後ろである。でもまだオウケンサクラが先頭だが、ようやくつかまった。ここでレディアルバローザが出た。レディアルバローザが出た。内にグランプリエンゼルも頑張っている。あと200m。ここでアパパネが来た。アパパネが来た。さらに外からようやくブエナビスタが伸びて来た。先頭はレディアルバローザ、レディアルバローザ。アパパネが伸びた。アパパネが先頭に立ったか。アパパネが先頭に立った。内のレディアルバローザも粘る。しかしアパパネが先頭だ。外からブエナビスタが来た。ブエナビスタが来た。一気に来た。アパパネかブエナビスタか、アパパネかブエナビスタか。僅かだがアパパネだ。

 1着アパパネ 1分31秒9、2着ブエナビスタ クビ、3着レディアルバローザ クビ、4着グランプリエンゼル 1馬身1/2、5着アンジェルブルー 3/4馬身。

 最後は人気の2頭での凌ぎ合いになった。牝馬の実力では2頭が抜けていたということか。昨年、このレースを勝ったブエナビスタであるが、昨年もヒカルアマランサスとクビ差の大接戦で勝っている。どちらかというと中距離得意といったイメージのあるブエナビスタよりも本質的にはマイラーではないかと思えるアパパネとの勝負、アパパネに利があったかも・・・・・・。でも過去の牝馬3冠馬は、その後が未勝利だったことを考えればこの1勝は大きいだろう。でも次は牡馬相手に勝ってほしい。
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2011.05.14 (Sat)

ジョン・コルトレーンのアルバム『ジャイアント・ステップス』を聴く

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 ジョン・コルトレーンと言うとジャズ界の巨人の1人であるが、活躍期というか有名になったのが遅かったので、実際には第一線で活躍したのが10年ほどという短さである。なにしろ40歳という若さで亡くなっているから今では全てが伝説で語られることの方が多い。とはいうものの現実には200枚以上のアルバムを残しているので彼の足跡を知ることは容易である。

 ジョン・コルトレーンは1926年生まれなのでマイルス・デイヴィスと同じ年齢である。それだけにジャズ・ミュージシャンとしてのキャリアも長く、1946年にプロとして出発しているから1967年7月に亡くなるまでには20年間の活動期間があったことになる。プロとしてスタートしてからしばらくはデイジー・ガレスピーのバンドにいたし、その後にマイルス・デイヴィスのバンドに入り名前が知れるようになる。さらにはセロニアス・モンクのバンドにも参加しているが、この『ジャイアント・ステップス』はマイルス・デイヴィスのバンドから離れる直前の1959年に録音されている。収録曲は全7曲で『Giant Steps』『Cousin Mary』『Coutdown』『Spiral』『Syeeda’s Song Flute』『Naima』『Mr.P.C』であるが、コルトレーンが自分の方向性をようやく見つけ自信を持って演奏する姿が記録されている1枚である。。

 タイトル曲の『ジャイアント・ステップス』はアップテンポの激しい曲で、複雑にコード進行が変化し16小節の中で転調を10回行うなど超難関の曲となっている。その後のサックス奏者が必ず克服しなければならない課題曲となった。コルトレーンが従来のハードバップから逸脱したこと示す曲でもある。『コウズン・マリー』はコルトレーンの従姉妹に捧げた曲と言われ既存の曲である『ブルース・バイ・ファイヴ』の改作である。『カウントダウン』もハイテンポの難曲である。『スパイラル』『シーダズ・ソング・フルート』共にコルトレーンのテナー・サックスの聴かせどころ満載の曲でことに『シーダズ・ソング・フルート』はアート・テイラーのドラムスと、トミー・フラナガンのピアノ、ポール・チェンバースのベースとのかみ合いがとて良い。『ネイマ』はコルトレーンのサックスが咽び泣くように奏でられるバラードで当時の妻に捧げられた曲だと言われている。この曲はその後、多くのジャズメンがカバーした曲でもある。『ミスターP.C』は収録にあたってベースを担当したポール・チェンバースに捧げられた曲。ここではコルトレーンのサックスは勿論であるが、ポール・チェンバースのベースランニングが実にいい。このウッドベースという実に地味なリズム楽器を巧みに操り、強靭で太く逞しい音はハードなサックスにも負けていない。流石にマイルス・コンボの出身でハード・バップの中心的ベーシストである。

 このアルバム以降、コルトレーンはソプラノ・サックスやフルートなども吹き、絶えず新しい試みを行っていた。60年には自分のバンドを組み、次第にアヴァンギャルドな音楽要素を多く取り入れるようになり、フリージャズの大きな求心力となったkとはいうまでもないが、このアルバム『ジャイアント・ステップス』はその布石とも思えるような1枚である。


 タイトル曲の『ジャイアント・ステップス』の演奏。スコアを見ながらどうぞ。



 『ネイマ』の演奏で、コルトレーンのサックスが咽び泣く。

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2011.05.13 (Fri)

久々の晴れ

 日が射したのは4日ぶり? この3日間、傘ばかりさしていたような気がする。湿気が凄くてジトジトして蒸し暑くて、気が滅入る3日間であった。雨は朝からあがっていたが、どこかはっきりしない天気ではあった。日中もきらきらとしていて眩しいのに、青空がなく空がどんよりしている。さらに西の空は湖西の山々の稜線がくっきりしないといけないのに、一面の乳白色で視界が遮られている。どうやら黄砂の影響みたいだ。雨が降ると鬱陶しいが、雨が上がってしまうと今度は黄砂とは、もう一つはっきりしない天気が続いている。

 帰宅時にようやく黄砂がとれやっと青空が拝めるようになったと思ったら、次第に湿気も抜け、ようやく5月の空らしくなってきた。帰宅時は心地よい涼しさで4日ぶりに駅まで歩いて帰ったのである。そして、どうにか連休明けの長い1週間が終わった。とはいえ、明日はまた朝から耳鼻咽喉科に行かなくてはならない。あーあ、なかなか鼻の調子が良くならない。なんかいい特効薬とかないものだろうか・・・・。鼻詰まりとお付き合いするのももう飽きたので、そろそろおさらばしたいのだが、よほど拙者は病原菌に好かれているみたいだ。どうせ好かれるのなら、もっと良いものに好かれたいのだが、世の中うまくはいきません。

 それにしても朝の耳鼻咽喉科は何時も人が並んでいるが、どうにかならないだろうか。子供連れが多く、子供は耳の病気で診てもらいに来るみたいだが、そのおかげといってはなんだが、待ち時間が1時間とかが当たり前になってくる。これで土曜日の午前中は、ほぼつぶれてしまうのである。なんだか土曜の午前が医院での待ち時間と薬局での待ち時間、この両方で潰れてしまうという、この無駄。どうにかしたいがどうにもできない。ぼうしてブツブツ文句をいいながら、また明日の朝、医者のお世話になりに行くのである。もう、あほらしいから書くのもこのあたりでやめよう。
EDIT  |  20:51  |  その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2011.05.11 (Wed)

激しい雨が降り続いていて・・・

 昨日の蒸し暑さはどうしようもなかった。気温は20℃ほどだったのだが、湿度は80%を超えていた。湿気がありすぎて職場の床が水を撒いたように濡れているというおかしな現象が起きていた。こんなのは初めてのことだ。とにかく昨日の朝から雨が降り出し、たいへん蒸し暑くて汗を充分すぎるほどかいた。今日は昨日以上に雨が強く、一日中降っている。台風1号が発生して日本に近付いている。といっても今の季節は海水温が低いので台風も日本に近付くにつれ勢力が弱くなっていくのだが、これが熱帯低気圧にかわり前線をより強力なものにしているので、強い雨が長い時間降っているのだ。今日、帰宅するとき雨が強かったのでバスに乗ったのだが、滋賀県よりも京都府の方が雨が強かった。激しい雨の中をどうにか帰ってきたが、今も激しい滝のような雨が降り続いている。先ほどまで大雨警報が出ていた模様で、なかなか雨が弱くなりそうもない。おそらくこれは梅雨の先走りのような雨だろう。そこへ前線がより活発化しているのか明日も雨が降り続きそうだが、強い雨が3日も降り続くと鬱陶しくてしょうがない。ただ雨が断続的に降り続くと昨日のような蒸し暑さはなくなり、気温がだんだんと下がってきて、ちょうど手ごろな気温となった。これで夜は寝れるかな。一昨日の晩あたりから湿気を含んだ暑さで、とても寝れたものではなった。布団を被れば暑いし、かといって布団がないと今度は身体の方がひんやりしてくるので、これでも寝れない。したがって一昨日の晩から満足に睡眠をとっていないから、身体がだるくてだるくてボーとしている
状態である。今日あたり涼しくなってきたので、今晩あたりはぐっすり寝れそうな予感がする。

 それにしてもよく降るなあ。明日も当然、雷を伴った雨が降るのだろうけども、雨は3日続くともうウンザリだ。ところで、もう書くことが思いつかないので今日はこのあたりで失礼するとしよう。

 
EDIT  |  21:43  |  その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2011.05.10 (Tue)

第137回ケンタッキー・ダービー

 少々、遅れたが5月7日にアメリカはケンタッキー州ルイビルのチャーチルダウンズ競馬場で行われた3歳3冠レースの第一弾、第137回ケンタッキー・ダービーの結果を記すとする。

 今年のケンタッキー・ダービー(G-Ⅰ・3歳、ダート10F、19頭)は絶対本命が不在ながら3戦とキャリアは浅いがフロリダ・ダービー(G-Ⅰ)を含め全勝のDialed Inが1番人気であったが、レースではいいところがなく8着に敗れ去った。勝ったのは中団以降を進み4コーナーから外側を通って進出。そしてあと200mから一気に先頭に立ち押し切ったAnimal Kingdaomが勝った。

 1着Animal Kingdom 2分02秒04、2着Nehro 2馬身3/4、3着Mucho Macho Man クビ、4着Shackleford 3/4馬身、5着Master of Hounds 1馬身3/4。

 勝ったAnimal Kingdomは5戦3勝2着2回。父は芝のマイラーだったLeroidesanimaux-----Red God系。母はDalicia(母の父Acatenango-----Hampton系)。




 なお、ケンタッキー・ダービーよりも1週間先に行われた英国の3歳クラシック・レース第一弾、第203回2000ギニー(G-Ⅰ・3歳、8F、13頭)の結果も記すとする。2000ギニーは絶対的本命馬Frankelがいた。この直線だけで行われる2000ギニーで、大本命のFrankelはスタートがよかったので先頭に立ってしまい、どんそんと差を広げ一時は後続に10馬身リードしたが、結局は6馬身差で逃げ切った。

 1着Frankel 1分37秒30、2着Dubawi Gold 6馬身、3着Native Khan 1/2馬身、4着Slim Shadey 11馬身、5着Fury 1/2馬身。

 Frankelは6戦6勝。圧倒的な勝ち方だったが、どうもダービーには出走しないみたいである。もしかしてマイル路線を歩むのか・・・・第2のブリガデイアジェラードを目指すのかも?


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2011.05.09 (Mon)

ただ疲れた

 GWが終わり、今日から出勤したが、身体も頭も鈍っていて仕事にならない。それに暑いしやる気が起こらない。こんなことではいけないのだが、生身の身体だし思うように動かない。一週間ほども休日があると貧乏性の日本字の大半は拙者と似たようなものだろう。いざ休みをもっらも大概は出不精になり家の中でゴロゴロしているという有様だからほとんど身体を動かしていない。するとダラダラした生活に陥ってしまい、なかなか元に戻ろうとしない。頭の方は切り替えが比較的に出来るものの、身体の方がどうしてもついてこないので困ったものである。それでも仕事に行かないといけないし、働かなくてはいけないし、稼がないと食っていけないし、しんどい身体に鞭を打ってでも激務をこなしに行くのである。

 しかし生来から労働が好きではないが(当たり前か)、しがない月給とりは雨の日も風の日も雪の日も朝早くから眠いのに遠い職場まで毎日、出かけていかなくてはならない。特に職場が遠いと通勤そのものが苦痛になる。だから職住接近というのは楽なものなのだ。それならいくら残業しても苦にならない。だが、通勤に2時間ともなると1週間終わって週末になるとぐたりする。それで日曜日はほとんど骨休めといった状態で、遊びに行く元気さは微塵もない。それは歳をとったというのもあるが、若い時は日曜日でもほとんど出て行ってたことを考えるとこの変わりように自分でも驚いている。とにかく今は遊びに行くのも疲れるから、出来る限り家に居たいというのもある。一言で言うと歳はとりたくないということであろうか。20代のころは朝まで遊んで、徹夜しても平気で出勤していたものだが今では絶対に出来ない。今は休みの日は疲れを癒す日であって、とても遊びに行こうという気にもならないというのは寂しい限りである。本当に若い時の身体に戻りたいものだ。ただし若い時に戻りたいというのは小生にはない。またあの時に戻ると同じような試練を乗り越えなくはならないからだ。それに小生、もし戻ってもおそらく同じことをやっているだろうし・・・・。しかし、こんなことを考えるのはあきらかに老化しているという証明なのだろう。ああ、黄昏が近い。寂しいね。
EDIT  |  21:01  |  その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2011.05.08 (Sun)

第16回NHKマイルC

 GW最後の日。初夏のような暑い日であったが、東京競馬場で第16回NHKマイルC(G-Ⅰ・3歳、芝1600m、18頭)が行われた。これからはGⅠレースがしばらく続くが、まずは3歳のマイル戦。1番人気は2歳王者のグランプリボス、2番人気はディープインパクト産駒のコティリオン、3番人気はエーシンジャッカル、4番人気はこれもディープインパクト産駒リアルインパクト、5番人気はヘニーハウンドだった。

 2コーナーあたりからスタート。ゲートが開いた、まずまず綺麗に出たが二の脚がつかないコティリオンが4、5馬身おかれてしまう。その間にフォーエバーマーク、クリアンサス、エイシンオスマンあたりが前へ前へ出ていくが、桜花賞5着の牝馬のフォーエバーマークが先頭に立った。エイシンオスマン、クリアンサスが2、3番手。そのあとにリキサンマックス、プレイ、ヘリーハウンド、テイエムオオタカ、ロビンフット、グランプリボス、リアルインパクト、ダンスファンタジア、アイヴィーリーグ、マイネルラクリマ、アドマイヤサガス、エーシンジャッカル、キョウエイバサラと続き、3馬身あいてオメガブレイン、シンガリにコティリオンといった順で3コーナーにかかろうというところ。ハロンごとのタイムは11.9---10.7---11.3---11.8と800m通過が45秒7とやや速い。大欅の向こうを通って4コーナーにかかろうとするが、フォーエバーマークは相変わらず先頭。だが後方集団も追い上げて来た。18頭が固まった固まった。そして直線に向こうというところで、フォーエバーマークが先頭。2、3馬身リード。フォーエバーマーク先頭、2番手にエイシンオスマン。フォーエバーマーク先頭、エイシンオスマン2番手。200mのハロン棒を通過。外からグランプリボスが伸びて来た。グランプリボスが伸びて来た。あと100mぐらい、ここでグランプリボスが先頭に立った。グランプリボスが先頭、グランプリボス先頭。外からコティリオンが2番手に進出。内からリアルインパクト。しかし、グランプリボス、グランプリボス、グランプリボスがリードしてゴールイン。

 1着グランプリボス 1分32秒2、2着コティリオン 1馬身1/2、3着リアルインパクト 3/4馬身、4着エイシンオスマン 3/4馬身、5着プレイ クビ。

 グランプリボスは朝日杯に勝って以来の勝利でG-Ⅰ2勝目。最近死んだ父サクラバクシンオーを弔った形となった。2着、3着はともにディープインパクトの産駒とは実に面白い。ディープインパクトはマイルを一度も走ったことがなく未知数だったが、桜花賞といいこの距離も向いているようだ。でもコティリオンなんか最後方にいたのによく届いたが、ペースが速かったというのもあって最後に前が止まったというのもあるだろう。でもグランプリボスの脚色が際立っていたレースだった。
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2011.05.07 (Sat)

リニア・鉄道館の続き

 昨日はリニア・鉄道館のシンボル展示の3両を紹介したが、この暗い展示場から中に入ると大きなスペースに蒸気機関車、電車、電気機関車、客車、ディーゼルカー等が所狭しと展示してあって、どの車両にも黒山の人盛り。懐かしいといってるおじいさんもいれば、おじいさんの説明を熱心に聞いている小さな男の子、やはり鉄道には男の夢、ロマンが詰まっている。それで小生もすべてではないが、展示してあった主な車両の写真を撮ったつもりであるが、人が多くてなかなかシャッターチャンスに恵まれないから往生した。親子連れは車両の前に立って必ずスナップ写真を撮るから、こちらとしたらその間は撮る事が出来ない。一般的に鉄道ファンは車両のみを撮りたいのであって、スナップ写真を撮ることはない。そこが鉄道マニアと一般入場者との違いであろう。だからといって子供に車両の写真を撮るからどいてくれとはいえないだろう。家族連れも楽しみに来ているのだし、記念に車両の前に立ってピースサインをして写真を撮るという定番スタイルがお決まりになっている。そこに鉄道マニアとのギャップがある。だからと言ったらなんだが、どうせ1年もすれば一般ファンは来なくなるだろうし、その時を狙って鉄道マニアは再度、写真を撮りにくるしかないのではと思う。でもまだまだ名古屋に出来た新名所は当分の間、多くの人が訪れるのではないかと思う。

 さて、それでは小生が撮った車両写真を掲載することにしよう。ただし客車の写真は撮っていないのであしからず。それでは、まずは0系新幹線から。いわゆる初代新幹線。ついこの前に引退したばかりである。昭和39年に東京~大阪間を4時間で走った超特急ひかりと特急こだまに使われた車両である。でも長い間、現役で走っていたが、開通当時は流線型で未来の乗り物だと思ったが、今となってはやっぱり古臭い。
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100系新幹線車両。0系の後継車両として1985年に東海道、山陽に登場。0系よりもスピードアップされ、ちょうど国鉄時代からJRに移行する頃に登場した。このとき2階建て車両も出現。
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 270㎞/h運転を実現した300系新幹線車両。1992年に東海道、山陽に登場したが最初はトラブルが多く不評だった。
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 922形車両。通称でドクター・イエロー。新幹線の安全運転を保つため走行しながら架線、信号、軌道の検査を行う。
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 モハ1形。1922年、鉄道省が製造した木製電車。京浜線、中央線で走り通勤用の標準となる。
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 クモハ12形。1927年に製造された鉄道省初の鋼鉄製電車で幾度か改造され長い間、走っていた。
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 モハ63形。1944年という戦時中に製造が始まった通勤用電車で、省線から国鉄時代にかけて大量に製造された。いわゆる下駄電のはじまりである。
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 モハ52形。鉄道省が京阪神を走る急行に使用することを目的に1936年から製造した。当時、世界的流行であった流線型を取り入れた。
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 ED11形電気機関車。鉄道省が電化区間が延びていく東海道線に走らせるため、1923年にアメリカのGE社に発注製造した電気機関車。
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 EF58形電気機関車。1946年に登場した機関車で、戦後の日本を高度経済成長とともに突っ走ってきた。C62形蒸気機関車のあと特急つばめを牽引した。我々の子供のころはこの電気機関車が主流であった。
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 キハ11形気動車。1955年に登場。トイレ付き両運転台車で寒冷地のローカル線で主に活躍した。
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 クモハ165系電車。153系の構造を受けつつ1963年に登場した直流急行用電車。我々にはお馴染の車両で過去にどれだけ乗ったことか。
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 クハ111系電車。1962年に東海道の通勤用に登場したいわゆる湘南電車。でも短命で、この改良型の113系が主力になる。滋賀県では未だに113系が走っている。
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 クハ381系電車。1973年に登場した振子式直流特急電車。中央線や紀勢線の特急として活躍。
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 キハ82形気動車。1961年にキハ81を改良して無電化区間の特急用として登場した気動車。一時は気動車特急の代名詞的存在であった。
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 ホジ6005形式蒸気気動車。1912年に登場した古い気動車。動力源が蒸気で、客室内に小さな蒸気機関を組み込んだもので、ディーゼルが登場するローカル線で主に走っていた。
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 ケ90形蒸気機関車。1918年製造の蒸気機関車。東濃鉄道に所属していた特殊狭軌用蒸気機関車。
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 117系電車。1979年に登場した直流近郊電車。そもそもは京阪神を走る私鉄に対抗するために製造された車両で、クロスシートとなっている。でも豪華さでは阪急、京阪に及ばなかった。その後、関東、東海で色を変えて走っていた。今でも湖西線で使われている。
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 以上、報告は終わるが、なんか物足りなかったような気がする。80系の展示もなかったし、101系なんていうのも展示すべきでは(まだ走ってはいるが)。ただし東海地方とあまり関係がないから意味もないか。何年後かに来たらさらに展示車両が増えているかもしれないが・・・・・。


EDIT  |  16:52  |  鉄道  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2011.05.06 (Fri)

リニア・鉄道館

 先日、名古屋に新しくオープンしたリニア・鉄道館に行って来た。リニア・鉄道館は名古屋駅からあおなみ線に乗って終点の金城ふ頭駅を降りたところにある。あおなみ線とは正式には名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線といい、国鉄時代からある貨物専用の支線を全面高架、電化、複線化して電車を走らせるようにしたもので、2004年営業開始の比較的新しい鉄道である。全長15.2㎞で、途中に懐かしい公営の名古屋競馬場がある。20年ほど前になるがオグリキャップの妹オグリホワイト(このときはシンワコウジに負けての2着だった)が走るというので、この競馬場に来たことがある。あのときは地下鉄で東海通まで行きバスに乗り換えて競馬場まで行ったものだが、今は競馬場の西側に駅が出来て便利になったものだ。ただ公営競馬はどこも経営難で今後、廃止するかどうかの瀬戸際に追い込まれているところが多いので、名古屋競馬場の先行きは不透明である。

 さて、約25分ほどあおなみ線に揺られて終点の金城ふ頭に到着した。駅で降りてから5分ほどでリニア・鉄道館に着いた。でも着いたのはいいが長蛇の列。行った日は平日なのに、なんでこんなに人が並んでいるのか理解できない。それも小学生らしき子供がとても多い。まさか、この日の名古屋は学校がお休みではないだろうし、なんでこんなに子供が多いのかは不明。それに女性も多い。これだけ鉄子が世の中に増えているのだろうか。それともただ珍しいものが出来たので見に来ただけなのか判らないが、呆れかえるほど人が並んでいる。でも意外と早く、30分ほどで館内に入れたのである。

 1000円で入館券を買い館内へ。すると真っ暗。ここがシンボル展示場である。C62と300X、MLX01-1の車両が展示してある。いわばテーマ館見たいなところである。過去、現在、未来というところであろうか。

 まず、入ってすぐにC62型の蒸気機関車が置いてある。昭和23年に登場した最後の蒸気機関車で、日本の蒸気機関車としては最速を誇る。花形である東海道線の特急つばめを牽引していたことでも有名で、東京~大阪までを8時間で走破したという。昭和31年に東海道線が全線電化され電気機関車にその役目を譲るが、大きな三つの動輪を動かして疾走する様はさぞや迫力があったことだろうと想像できる。小生が物心がついて鉄道に乗る時は、もう東海道線も電気機関車の時代であったから蒸気機関車は馴染みがない。ただ幼少のころ(昭和30年代前半)両親の田舎であった九州に行くと蒸気機関車がまだ当たり前のように走っていたという記憶がある。
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 新幹線955形電車。JR東海が300系に続く次世代の新幹線関連の技術を実験するために1995年(平成7年)に製作した高速試験用電車である。通称は300X。
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 MLX01-1。この車両はリニア・モーターカーで、山梨の実験線で最高速度581km/hを記録したのはMLX01-2dearu.
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この3両だけがシンボル展示場に並んでいて、これより先は在来線及び新幹線車両の展示となっている。だたし続きはあす以降にする。
EDIT  |  11:54  |  鉄道  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2011.05.04 (Wed)

大阪ステーションシティ

 2004年から長きに亘って工事をしていた大阪駅が、今日、ノースゲート・ビルディングのオープンをもって新しくなった。それでどうせ暇だから行ってきたのだが・・・・・・・予想通り人、人、人。人が余りにも集まりすぎてどこも入場制限しているし、規制もしていて思うように回れなかったが、どちらにしろ商業施設には興味がない。そえよりも駅全体がどのような構造で、そのような機能があるのかそちらの方に興味があったのである。

 それで今回、大阪駅全体がリニューアルされた形となり見て回ったのである。大阪駅と言うのは大阪の玄関口であるが、新幹線は来てなくて在来線のみの駅である。したがって6面11線と根幹駅としてはさほど大きくないが、周辺が大阪有数の繁華街なので人の出入りが多く、この周辺で1日約240万人が動くという。だが、それに対して大阪駅の施設は貧弱で、駅ビルらしいのは南側のアクティ大阪という大丸の入っている27階建てのビルがあっただけで、北側のにはただ添え物のようなちっぽけなビルが立っていた。それが駅全体を改良するに伴い、北側に巨大な駅ビルを建てる工事が始またのである。それは北側のビルと南側のビルとの間にある大阪駅のプラットホーム全体を大屋根で覆うという斬新なものであった。そして全面的に完成し、今日、新しい大阪駅がオープンしたということだった。

 今回、新しく建てられた北ビル。いわゆるノ-スゲート・ビルは大丸の入っているサウスゲート・ビルが27階(大丸の部分は増床され先月にオープンした)に対し、ノースゲート・ビルは商業棟の上に28階のオフィス棟が建てられている形である。そして、商業棟の中に伊勢丹三越とルクアという専門店街と、上部には大阪で最大のシネマ・コンプレックスが入っている。ただ正直な感想であるが、現京都駅ビルがオープンした時のほどの衝撃はない。今回の大阪駅は大屋根ぐらいしか見ごたえがない。それ以外なら駅の構造にしても衝撃度は薄かった。意外と平凡でつまらない駅だなあと感じた。改札口がホームの階下だけではなく、ホームの上にも設けたのは人の流れを円滑に行う処置として納得できるが、駅自体が街になったとはちょと大げさだ。それに新しくオープンした伊勢丹三越にしても他の百貨店と比較してそれほど大差あるものでもない。ここも女性を引き込むための施設であると感じた。結局、このような商業施設をいくら造ってもショッピングに興味のない小生が行って楽しめるところではないと痛感した。ただ選択肢が増えたということでは面白いかもしれない。

 
 阪急との連絡橋を歩いて行くと新しい大阪駅の全景が姿を現す。
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 なんかこの大屋根。形が関西国際空港の空港ターミナルビルに似ているぞ。
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 5階にある時空の広場にあがるエスカレーターが超満員。
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 5階の広場から大屋根を見上げる。
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 14階の屋上に天空の農園がある。ここで田植えをするらしい。
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 屋上から空中庭園のある梅田スカイビルが見える。
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 大阪駅の北側は再開発中だ。これからこの広大な空き地に4棟の超高層ビルが建つ。
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 北東方面を望む。小生の家のある方向だ。黄砂の影響で視界が効かない。
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 こちらは南西の方向。大阪湾方面だ。
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 ホームに電車が入ってきた。上から見るのも面白い。
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 とにかく人が多すぎて疲れる。
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 これ以上、見てもつまらないので昼過ぎにはさっさと切り上げて高槻ジャズストリートを聴きに行った。今日は関西大学高等部&中等部の吹奏楽部が演奏していた。高槻に去年、出来たばかりの新しい学校で、まだ生徒が少なく高校、中学合わせても部員は12、3人。まだまだの演奏だが初々しかった。ちなみにいうと昨日、ブログで書いた関西大学北陽高校の姉妹校になる。その後、社会人のバンドをいくつか聴いた。レパートリーはカウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、チック・コリア、バディ・リッチが多いようだ。以上。
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2011.05.01 (Sun)

第134回天皇賞

 昨夜からの雨が残る曇天の中、第143回天皇賞(G-Ⅰ・4歳以上、芝3200m、18頭)が京都競馬場で行われた。この数年、小粒な顔ぶれとなっていた春の天皇賞。今年は久々に前年のダービー馬が出て来たしメンバーもそこそこ揃った。そこへフランスのステイヤー、ジェントゥーが参加して面白い一戦となった。でも稍重馬場となりスピードレースとはいかなくなったが、昨今は馬場が整備されているので、かえってこれぐらい渋った方がいいかもしれない。

 1番人気はこのところ好調の良血トゥザグローリー、2番人気はローズキングダム、3番人気はダービー馬エイシンフラッシュ、4番人気はペルーサ、5番人気は阪神大賞典に勝ったナムラクレセントだった。絶対的な本命はいないが、層の厚い4歳馬を中心に興味深いレースが期待された。長丁場3200m、スタートが切られた。ナムラクレセントがやや遅れて出た。逃げ馬が不在の中、ナムラクレセントが逃げるのではと思われていたので、ハナを奪う馬がいなくなった。そして押し出されるようにゲシュタルトが出た。ビートブラックにペルーサが続いている。ヒルノダムール、トゥザグローリー、ローズキングダム、コスモヘレノス、ナムラクレセント、マイネルキッツ、エイシンフラッシュ、マカニビスティー、ジェントゥー、ジャミール、オウケンブルースリ、コスモメドウ、トーセンクラウン、トウカイトリック、ここから5、6馬身離れてフォゲッタブルがシンガリで3コーナーから4コーナーを回り最初のホームストレート。見るからにスローペースである。何時もなら後方に待機する馬も前に行っている。それぞれがかかり気味だ。正面スタンド前でコスモヘレノスがたまりかねて先頭にたった。しかし、それもつかの間、第1コーナーをかかろうかというところで何と1番人気のトゥザグローリーが先頭に出て行った。向こう流しに入りトゥザグローリーが先頭。昭和46年の菊花賞でのニホンピロムーテーを思いだす。あのときはスローペースのあまり本命でありながら向こう正面から先頭に立ち、そのまま逃げ切ってしまった。鞍上は天才と謳われた福永洋一だった。はたして四位騎手はその時の再現なるかどうか・・・。2番手にコスモヘレノス、3番手マイネルキッツ、しかし、今度はナムラクレセントが外からあっという間に先頭に躍り出た。何という展開であろうか。激しい入れ替わりだ。ナムラクレセントが先頭で、トゥザグローリー2番手、マイネルキッツ、ローズキングダム、ペルーサと人気の2頭もつられるように前へ上がっていく。2周目も3コーナー、坂を上って下っていく。スローペースだがこのあたりでペースが俄然速くなる。ナムラクレセント、トゥザグローリー、マイネルキッツ、コスモヘレノス、ローズキングダム、ヒルノダムール、フォゲッタブルの順。隊列の入れ替わりが激しいレースだ。そしていよいよ第4コーナーを回って直線に入る。ナクラクレセント先頭、マイネルキッツ2番手、トゥザグローリー3番手。ナムラクレセント先頭、ナムラクレセント先頭。トゥザグローリーここから伸びない。外からエイシンフラッシュが伸びてくる。真ん中からヒルノダムールも良い脚色だ。あと200m、ナムラクレセント先頭、ナムラクレセント先頭。ヒルノダムールが2番手に上がる。外からエイシンフラッシュが来た。ナムラクレセント粘る。ナムラクレセント粘る。ヒルノダムールにエイシンフラッシュ、ヒルノダムールにエイシンフラッシュ。ここでヒルノダムールが先頭に立った。エイシンフラッシュが半馬身差で追う。懸命に追う。ヒルノダムールにエイシンフラッシュ。ヒルノダムールが僅かにリード。エイシンフラッシュが追う。しかし、ヒルノダムールが半馬身リードしたまま1着でゴールイン。

 1着ヒルノダムール 3分20秒6、2着エイシンフラッシュ 1/2馬身、3着ナムラクレセント 1馬身1/2、4着マカニビスティー 1馬身1/4、5着トウカイトリック クビ。

 勝ち時計が3分20秒6という遅さに驚いた。馬場が稍重とはいえ、この時計は遅すぎる。馬場が荒れていた時代の時計だ。とにかく逃げ馬が不在だったから超スローペースになった。このレースのハロンラップは13.2---11.7---12.9---13.0---13.4---12.5---12.9---12.6---13.9---12.6と1000m通過が1分04秒2、2000m通過が2分08秒7。このペースだと引っかかる馬がいてもおかしくはない。それでトゥザグローリーが先頭に出てしまったのである。でも入れ替わりが激しく、これだと馬が気持ちよく走れないだろう。結局、じっと我慢したヒルノダムールとエイシンフラッシュの争いになった。これだから長距離のレースは難しい。一度、馬がかかると騎手は御することが出来ず、馬のなすがままになる。それで最後の直線で失速してしまうのだ。それだけ長距離のレースというのは騎手の駆け引きが大事になってくるのだが、今日のような超のつくスローペースだと騎手も大変である。今世紀に入って3分20秒を切れなかった天皇賞なんてなかっただろう。スローで上がりだけの競馬になった2002年の天皇賞(勝ち馬マンハッタンカフェ)でも3分19秒5、スローで逃げているのに誰も捉まえに行かず逃げ切ってしまったイングランディーレの勝った2004年の天皇賞でも3分18秒5である。すると今日は昨今では例がないほどのスローペースだったというこになる。しかし、先頭が入れ替わり、道中の順位も上がったり下がったりすると各馬、余計な体力を使い果たし最後の末脚を失ってしまっている。それでスローペースにも関わらずあおの遅い上がり時計となってしまった。今回の天皇賞は史上に残る稀な展開に有力馬が幻惑され、道中、動かず耐えた馬が1着、2着したというレースになってしまった。でも観てる方は面白かったが・・・・・。
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