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2014.11.30 (Sun)

第34回ジャパンC

 今年もジャパンCが行われた。そもそも海外の競走馬を招待して初めて日本の競馬場で行われてからもう34回目か。でも年々、海外馬が小粒になる。今年は3頭来ているが最近は外国馬の実績がないので、これといった特筆すべき馬は来ていない。それでも昨年のアイリッシュ・ダービー馬は来ているが・・・・・。それに反して国内馬はメンバーが揃った。最近は中山競馬場で行われる有馬記念を敬遠して、東京競馬場で行われるジャパンCに目標を置く陣営が増えてきたがため、こういったことになるのだろう。確かにジェンティルドンナなんて中山コースは最初から頭にないし、ハープスターも中山向きではないだろう。したがってジャパンCの方がこのところメンバーが揃う。そして1番人気が3連覇を狙うジェンティルドンナ、2番人気が凱旋門賞帰りのハープスター、3番人気は同じく凱旋門賞帰りのジャスタウェイ、4番人気は菊花賞馬エピファネイア、5番人気は3歳の皐月賞馬イスラボニータ。
 スタートが切られた。サトノシュレンが行った。2番手にタマモベストプレイ、3番手内にエピファネイア、外にアンコイルド、その後からトーセンジョーダン、ジェンティルドンナ、トレーディングレザー、イスラボニータ、ジャスタウェイの順。馬場は良発表だが昨日の雨でちょっと渋っているようだ。でもスローではなくイーブンペース。3コーナーでアクシデント。トレーディングレザーが故障発生。ハープスターを左前脚をぶつけたと言っていた。さあ、直線に入る。あと400m、ここから何とエピファネイアが抜けた。早くも抜けて徐々に後続を引き離す。2番手争いはジェンティルドンナとジャスタウェイ、そこへスピルバーグが馬場の真ん中から追い込んでくる。そして大外からハープスターも来るがちょっと届きそうもない。エピファネイアは後続に差をつけて圧勝。2番手はジャスタウェイか・・・。

 1着エピファネイア 2分23秒1、2着ジャスタウェイ 4馬身、3着スピルバーグ 1/2馬身、4着ジェンティルドンナ 3/4馬身、5着ハープスター クビ。

 エピファネイアは強かった。去年の菊花賞の再現である。それもこのメンバーでの勝利だから価値がある。ただこの馬は馬場が渋かったののが良かったのかな。ひっかかる癖のある馬でこれまで実力がありながら成績が安定しなかった。上手く折りあった時の強さは見事なものである。今日は上手い具合に展開して見事に勝った。ジャスタウェイは2400mの距離は長いかなと言った感じがしたが実力はある。底力で2着は死守したかな。スピルバーグは後方から行って馬場の中を追い込んできた。やはり最近好調だ。3連覇を狙ったジェンティルドンナだが、あまり伸びなかった。もう昨年までの好調さは維持できてないみたいだ。5着のハープスターは何時ものように大外から追い込むが届かない。相手が強いだけに、あの脚質だとなかなか突き破れない。3歳牝馬を相手にしているのとは違うからな。次は有馬記念だが、今回のメンバーで出てこないのもいるだろう。ただ有馬記念ではゴールドシップが出てくるかもしれない。
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2014.11.29 (Sat)

再び東福寺に行く

 二週間ほど前に東福寺に紅葉を見にいったものの見頃には、ほど遠かったという記事を書いたが、3日ほど前に再び東福寺に行ってきた。珍しく平日の午前中に行ってきたのだが大変な人の数。JR京都駅の奈良線のホーム。各駅電車の中は既に満員の状態。この紅葉シーズン観光客で人が溢れる京都だが、最近は外国人が奈良線に大勢乗っているのを見かける。でも、この日は日本人も多い。喋っているのを聞くと関東から来た人が多いようだ。それで一つ目の東福寺の駅でどっと降りる。西洋人は次の稲荷駅でどうせ降りるんだろうが、日本人は大半がこの東福寺の駅で降りる。それは当然、紅葉が目当てである。駅前の狭い通りを人が数珠つなぎで歩いている。車も多いし危ないなと思いながらも、歩いて10分ほどで東福寺の境内へ。物凄い人の数。この東福寺は紅葉シーズン以外だと、それほど人出も多くない寺院である。それが11月の紅葉の頃になると、人出が10倍~20倍に膨れ上がる。清水寺や金閣寺、伏見稲荷大社のように年から年中、人で溢れているお寺ではない。それが紅葉シーズンだけが突拍子もなく人で溢れる。それは桜が満開になった時の醍醐寺と似ているところがある。
 ようやく人混みに混じって到着。拝観料を払って中に入るものの、通天橋のところで前に進めない。みんな通天橋から写真やビデオを撮りまくるので前に進まないのだ。ここでも中国人が多い。一見すると日本人かなと思っていると、喋り出すと中国人だったというから、いったどれだけの中国人が来ているのだ。中国は今、深刻な大気汚染で日本の青い空は望むべくもなく、この青い空と綺麗な空気と紅葉に魅入られるのかもしれないが、中国にだって紅葉がまったくない訳ではないが、日本の木目細かい紅葉と木造の寺院建築と庭園との調和。かつて中国にあった文化が今や中国にはないと聞いている。中国の歴史は王朝が変わるたびに破壊され、辛亥革命や中国共産党の台頭以降、喪失した物も多い。それで古き良き唐の文化も日本に行けば見れるといって訪れる中国人も多いと聞く。かつて四大文明を生んだ中国なのだが、中国の現状を孔子が知ったら何て言うだろうか・・・。
 さて、取り敢えず物凄い人混みの中で紅葉を堪能してきたが、残念なことに紅葉の盛りは過ぎていたかな。今年の紅葉は昨年や一昨年に比べるとピークの時期が早かったみたいだ。最近では珍しい。30年ほど前は11月半ばが紅葉シーズンだったのだが、この10年位は11月下旬から12月初頭が見頃という年が多かったものだが、こればかりは言ってみて実感しないと判らない。しかし、もう昨夜から今日の午前中の強い雨で、もう紅葉も終わりかな。


もう赤い楓の葉が落ちていて、紅葉の盛りが過ぎていることを思わす。




通天橋と真っ赤な紅葉。通天橋から見下ろす紅葉は見事だが、橋の上は人が多すぎてどうしようもなかった。


真っ赤にならなくて青いまま散る葉もある。陽に浴びないと赤く染まらないのだ。


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2014.11.23 (Sun)

高倉健のこと

 国民的スター高倉健が83歳で亡くなったが小生、高倉健のことを記事にすることにしてみようと思ったものの、ほとんど何も知らないのだ。観た映画も数えるほど。といっても高校の頃かな。任侠映画のファンが2人ほどいて、よくやくざ映画に付き合わされて観に行ったことがある。小生はやくざ映画が大嫌いでほとんど寝ていたかな。でも連中にしたら任侠映画の中の主人公が恰好よくてしょうがないのだろう。映画を観終わった後になると肩で風を切っていた。小生は莫迦じゃないのと思ったものが、連中の趣味まで口をはさむつもりはないので黙っていた。また,他にも高倉健にあこがれている者もいた。彼の家に行くと一枚の45回転のシングル・レコードがあって何時も彼はその曲をよく聴いていた。それが高倉健の唄う『唐獅子牡丹』だった。

 義理と人情を 秤にかけて
 義理が重たい 男の世界
 幼なじみの 観音様にゃ
 俺の心は お見通し
 背中で吠えてる 唐獅子牡丹

 彼の家に行けば何時も流れていた。おそらくレコード盤が擦り切れるほど聴きまくったのではないだろうか。とにかく高倉健のことをほとんど興味がなかった小生でも、周囲にそのような連中がいたので名前は知らぬ間に覚えていたかな。だが小生、ほとんど任侠映画を真剣に観てなかったし興味もなかったので高倉健には関心がなかったかな。もっとも小生、渥美清の『男はつらいよ』の寅さんシリーズも観たことがない。そのように言うと「日本人違うわ」と言われた。つまり義理と人情と浪花節的な世界観が苦手で敬遠していたというか、当時の日本映画で観たいと思うようなものはなかったのかもしれない。そういえば高校の頃、洋楽しか聴かないし洋画しか観ない小生を西洋かぶれだと仲間によく言われたものである。しかし、けして被れていたというのでもないが、当時、興味が注がれたもののほとんど欧米のものだった。いいかえれば当時、経済的には右肩上がりだった日本経済だが、こと文化に至ってはまだ西洋文化の輸入が続いていた時代だった。あと小生が30年遅く生まれていれば、趣味も少しは違っていたかもしれないが・・・・。
 そんなこんなで高倉健のファンは周囲には多かった。でも小生が高倉健の映画を初めて観たというよりも、存在感の大きさを感じたのは『幸福の黄色いハンカチ』を観てからだった。高倉健は、もうやくざ映画に出なくなっていた。もっとも高倉健の映画をその後に観たのも『ブラックレイン』『鉄道員』二作だけなので、大きなことは言えないが、確かに昭和の生き残りのような映画俳優であった。テレビにも殆どでなくて謎が多い。私生活が見えない。つまり銀幕のスターといわれた時代の人の生き残りである。謹んでお悔やみ申し上げます。

EDIT  |  13:25  |  映画  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.11.16 (Sun)

BABYMETALを考察する

 記事のタイトルを見て筆者は血迷ったのか発狂したのかと思われるかもしれない。当ブログの過去の記事を続むと判ると思うが小生は昔からアイドルに関心がないどころか、これまで莫迦にしていたからだ。1960年代中頃から洋楽を中心に聴いてきた耳には、日本の歌謡曲そのものが別の物に聴こえて違和感があった。当時、まだアイドルと言い方はなくスターと言っていたと思うが、映画俳優がいて歌手がいた。そんな時代、歌手で言うと誰に人気があったかな。御三家と言うものがいて(橋幸夫、舟木和夫、西郷輝彦)非常に人気があった。テレビやラジオ、巷でよく彼等の歌が流れていた。女性で言うと、もうベテランの域であった美空ひばりがいて、島倉千代子がいて、若かりし頃の吉永小百合がいて、その他大勢・・・・。さらに、その後はグループ・サウンズ全盛になり、その後に音楽が細分化していく過程で、それぞれの分野でスターが生まれていくのであるのだが、今でいうアイドルとは少し違う雰囲気があった。所詮は業界の人って感じで、子供心にもテレビやスクリーンの中でしか観れない人達というような感じでいた。それで何時からアイドルっていう呼び方が一般的なったのかよく判らない。何時の間にか映画スターだとか、スター歌手だとか言わなくて、もっと一般人に近い芸能人としてアイドルとして言われるようになったのではないかと思う。
 さて、今から考えると小生の中で最初のアイドルらしき人は誰かと言うと天地真理ではないかと思う。これには異論もあるだろうが、小生の中ではそのように思っている。一言で言うとかつてのスターと言われるころの人に比べると、歌が抜群に上手いというのでもなく容姿も近寄りがたいほどでもなく、庶民に近い存在であるということ。つまり雲の上の上にいた人が地上に降りてきた。身近にいるようになったことで親しみがより湧いてくる。それがアイドルではないだろうか。それ以降、アイドルがどんどんと出てくる。それも一般人から生まれるようになる。『スター誕生』なんて番組もあった。そういった社会状況でアイドルが毎年のように生まれては消えていったのである。キャンディーズ、ピンクレディー、山口百恵、松田聖子、小泉今日子、中森明菜、森高千里、安室奈美恵、SPEED、浜崎あゆみ、モーニング娘、AKB48・・・・・当然、男性アイドルもいるが、ここでは女性アイドルに限らせてもらう。
 小生が高校の頃に天地真理が出てきた。最初にテレビで観た時、其処らのネエチャンや・・・・って思った。それに歌も下手だった。こんなのが人気あるの??? 
でも人気があった。たまたま彼女が歌っているところをテレビ番組で観たら若い男どもが集団で歌っている最中に合いの手をいれる「真理チャン」と大合唱。なんなんだとその時思ったが、これがアイドルに対するファンの接し方の始まりだったのである。鉢巻きをして一斉に同じ振りで合いの手を入れる。正直、それを見て小生は世も末だと思ったのである。お前らもっと他にやることがないのかって・・・・・・。それ以来、アイドルとそれに群がるファンを莫迦にするようになった。こちらは洋楽ばかり聴いていたので、その音楽性の低い下手糞歌手に戯れる連中に嫌悪感を示すようになったのである。歌手を好きになるのもいいが、もっと本物志向になれよと若い時は日頃から感じていたものである。それ以来、キャンディーズやピンクレディー、山口百恵、松田聖子と出てきても関心がなく、ひたすら無視してきたのである。もっとも小生、社会に出て洋楽にも関心がなくなり、再び音楽を聴くようになった頃は、クラシック、ジャズといった分野を専門に聴くようになっていた。洋楽の分野ではテクノが出てマイケル・ジャクソンが出て、ハード・ロックからパンク、ヘビー・メタルが出て、ラップやレゲエ等、色々と現れたが聴くこともなく段々と関心が薄くなっていくのである。音楽のジャンルも細分化して行き、また融合することもあった。
 だが歳をとり最近はJ-ポップは当然としても洋楽もほとんど興味がない。殊に昔聴いたハードロックの流れから出たヘビー・メタルと言った喧しい音楽ジャンルがある。激しいリフの上にシャウトする。聴いていてもちょっとついて行けない。メタリカだとかスレイヤーだとかたまにYou Tubeで聴いてみたりする。最近はネットでこういったものが簡単に観れるので有難くはあるのだが、それでも聴いていて好きになれないでいる。そんなある日、もう2年ほど前になるかな。You Tubeでヘビー・メタルで検索したら何とBabybetalというのが出てきたのである。赤ん坊のメタルか? と思ってクリックして聴いた。曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』だった。何と3人の女の子が踊りながら歌っている。~リンリンリンおはようWake Up リンリンリン~ちょまってちょまって・・・・・何だアイドルか。重いサウンドの上に女の子の高い声でJポップ風の歌を歌っているだけだと思った。3人の両サイドで踊っている2人の子はとても小さくて、小学生に歌わせているのかと思った。だがクリック数が半端ではなかった。コメントのところには英語で書かれたコメントがぎっしりと並んでいる。これは外国人に受けたのかな・・・と不思議に思っていた。実はその時にBabymetalの存在を知ったのだが、なんだAKB48と似たような類だと思い、それ以来、無視していた。そして昨年の今頃、再びBabymetalの曲をYou Tubeで観た。それが『イジメ、ダメ、ゼッタイ』だった。この時の印象は最初の印象と少し違い、パワー・メタル風の曲で、激しい金属的リフの上に伸びのあるヴォーカルで『ド・キ・ド・キ☆モーニン』の時とは違っていた。ほう、なかなか面白いと言う印象に代わっていた。小さかった2人が大きくなっていた。
EDIT  |  11:46  |  音楽(ポップス、ロック、その他)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.11.16 (Sun)

紅葉には早すぎて

 そろそろ紅葉が見頃なんて観光案内に表記してあるのを見るとホントと思いながらも行ってみたくなる。そもそも自宅から近い山々では紅葉が少し色付き始めたかなと言う段階なのに疑いながらも観光案内に騙されていってしまった。行った先は東福寺。京都では有名な紅葉の名所だ。でも、まだ紅葉には早いだろうと思ってはいたが、どれほど色づいているのか見にいったという訳だ。東福寺なら京都駅からどうせ一駅だし、近いからまあいいかといった感じかな。
 それにしても電車は人でいっぱいだ。JRの奈良行きの普通電車。日本人も多いが、外国人も大勢乗っている。以前に書いたと思うが外国人は伏見稲荷大社に行くのだろう。でも日本人もそうなのかと勘ぐっていたのだが、京都駅から一つ目の東福寺駅で日本人は大半が降りた。そうか紅葉で有名な東福寺にみんな行くのだなと思った。それで境内へ入ったのだが・・・・・・・。まだ紅葉には早すぎたかな、予想通りではあったが。ところでこの東福寺。1236年から19年をかけて大伽藍が出来上がった臨済宗の大寺院であった。奈良の東大寺と興福寺から、それぞれ東と福の文字を頂いて東福寺と名付けられたほどだから、どれほど巨大な寺院だったか想像できるというものだ。それが明治維新の廃仏毀釈によってかなりの部分が取り壊されたから寺院の規模は縮小したのである。でも現在でも広大な境内をとどめていて、殊に通天橋から眺める紅葉は京都でも屈指のものであるとされている。
 さて、まだ紅葉には中途半端なのだが、それでも観光客が大勢来ている。とくに中国人が多い。最近は何処に行っても中国人が多くて呆れかえるが、ここも例外ではなかった。ただ二週間ほど来るのが早かったかな。今、京都で紅葉が最も進んでいるのは鞍馬や神護寺といった山の中にあるところかなとは思うが、京都市街地周辺ではまだ紅葉が進んでいない。やっぱり11月下旬まで待たないといけないみたいだ。

通天橋からみんな写真を撮っている。これが紅葉最盛期になると人でぎっしり埋まってしまう。





 正直なところ見ごろなんてとんでもない。ようやく淡い赤色になりかけたかなっていうところだろう。やはりガセネタだった。

EDIT  |  10:24  |  名所・名刹探訪  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.11.09 (Sun)

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展に行く



 今、京都市美術館で催されているボストン美術館 華麗なるジャポニスム展なるものに行ってきた。華麗なるジャポニスムと言うからには日本の作品が数多く展示されているjのと、日本の美術や工芸品に影響を受けた西洋美術というものも展示されているのである。そもそもボストン美術館と言うのは仏画、浮世絵、刀剣、絵巻物といった日本の美術品が大量にコレクションされていることで知られていて、今回はその里帰り展覧会のようなものであるが、19世紀に起こったジャポニスムに影響された印象派の絵も同時に展示されている。今回の目玉はクロード・モネの大作『ラ・ジャポネーズ〈着物をまとうカミーユ・モネ〉』で、今回の日本で行われる展覧会のために2013年2月より修復が行われたという。絵画の剥離部分を安定させ、古いニスやワックスを取り除き本来の姿に戻したらしい。修復にあたり赤外線反射と紫外線による絵具の分析、蛍光X線による顔料の特定、断面のサンプル採取による層構造チェック等の調査が行われ、1年かけて修復を経て色鮮やかに絵が蘇ったのである。そして、修復後初の公開で日本を巡回することとなった。今回は華麗なるジャポニスムと言うことで、日本から渡った葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿などの浮世絵、その他工芸品。また日本美術に影響を受けた西洋画家たちの作品。モネ、ドガ、ルノワール、ロートレック、カサット、ゴーギャン、ゴッホ、ムンク、ボナール、シニャック・・・・・・油彩画、エッチング、リトグラフ、木版画・・・・およそ150点ほど展示されていたが、何故にボストン美術館にこれほど多くの日本美術がコレクションされているかと言うのはボストン美術館 浮世絵北斎展に行った時のブログでも述べたと思うが、モースやフェノロサ、ビゲロー、そして岡倉天心等が関わっていることはいうまでもない。そして、ジャポニスムに影響された画家の1人がホイッスラーでもあり、今回は隣の近代美術館ではホイッスラー展が同時に開催されているというから、似たような企画はやめてほしいなあと思ったが、美術館の都合上仕方がなかったのかな。それにしても、もう日本には門外不出の大作以外の絵画はほとんど企画展で展示尽くされた感があるが、まだ日本で展示されたことのない有名な絵画はあるのかな。まあ運び出せない壁画やフレスコ画、巨大な油彩画以外はほとんど日本に来たとは思うが、それでも世界には埋もれている名作があるのだろう。もっとも良い企画の展覧会を開催しても、画家によって人気があったりなかったりで、これだけで人の入りが違うのだから、どうしようもないのである。日本ではゴッホ展を開催するとなると、何時も凄い行列が出来るが何故なんだろうか。不思議な現象である。
EDIT  |  10:54  |  美術  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.11.02 (Sun)

第150回天皇賞

 昨日から三連休なのだが天候がよろしくない。今年の秋は、どうも連休になると天候が良くないようだ。10月の三連休も台風19号が上陸して交通機関が停まったからな。偶然とはいえ行楽シーズンになっての雨は勘弁してくれっていいたくなるな。愚痴ってもしょうがないが、三日間とも雨模様だから愚痴りたくもなる。台風20号が発生してゆっくり北上しているらしい。日本列島へ接近するかどうか今のところ判らないが、少なからず影響もあるだろう。おかしな年だ・・・・といっても最近は毎年のkとだが。さて、それでは天皇賞のことを書くとするか。2回連続で競馬記事か・・・・。最近、競馬も関心が無くなってきているのだが、書くこともないので記事にする。
 弟150回天皇賞(G-Ⅰ・3歳以上、芝2000m、18頭)が東京競馬場で行われた。今年は凱旋門賞に3頭も行ったので、ジャスタウェイ、ゴールドシップ、ハープスターの3頭が不在の中、3歳馬のイスラボニータが1番人気に支持された。大崩れがない馬だけに安定感があるということか。2番人気が牝馬のジェンティルドンナ、3番人気が春の天皇賞馬フェノーメノ、4番人気が菊花賞馬エピファネイア、5番人気がここにきて本格化したスピルバーグ。古馬は久しぶりの馬が多く、順調にきている3歳馬のイスラボニータが支持されたのだろう。
 レースはカレンブラックヒルが逃げ、マイネルラクリマが続くが、その直後に1番人気のイスラボニータとジェンティルドンナが3番手、4番手につけた。ペースはやや遅め。馬場は良発表だがちょっと渋っているようだ。でも淡々と進み、直線に入りイスラボニータガ早目に先頭に立つ。後続も追い上げるがイスラボニータは粘り強い。だが内のジェンティルドンナがジワジワと差してきてイスラボニータをとらえようとしているが、外から一気にスピルバーグがまとめて差し切って勝った。

 1着スピルバーグ 1分59秒7、2着ジェンティルドンナ 3/4馬身、3着イスラボニータ アタマ、4着ラブイズブーシェ 1/2馬身、5着ヒットザターゲット ハナ。

 先週の菊花賞に続いて1番人気がとんだ。1番人気のイスラボニータは3歳馬だけに古馬との力関係が判りづらかったが、力は持っている。ただ3歳馬相手のようにはいかなかった。ややかかり気味だったがうまく立ち回って、いい勝負に持ち込んだ。ただジェンティルドンナに競り負けたかな。でもそれ以上にスピルバーグの脚が勝った。この馬は長い休養から勝ちだし、こんところ確実に力をつけてきた。遅咲きの馬であるが、父ディープインパクト譲りの差し脚で栄冠を手にした。次はジャパンCに行くのだろうか。それにしても今年は勝ち馬がコロコロ変わるな。
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