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2014.04.27 (Sun)

あべのハルカスの展望台に行ってみたが・・・

 先日、3月に全面オープンしたばかりのあべのハルカスに行ってきた。あべのハルカスと言うのは、近鉄百貨店を含めた新しい超高層ビルディングの愛称で、地上60階で高さが300mと言う日本1高いビルである。まあ高さが日本1といっても東京スカイツリーの634mに比べると高さは半分もない。そこは鉄塔とビルディングの違いかもしれないが、世界でも名だたる地震多発国の日本では超高層ビルを建てるにも、色々と基準があって外国のようにはいかないということか。もっとも私が子供の頃と言うのは日本では100m以上のビルが一つもなかった事を考えれば時代も進んだということだ。あの当時、ニューヨークの摩天楼の写真を観て驚愕したものだが、今や超高層ビルはアジア諸国の方が多くなってしまった。
 石油で潤っているアラブ首長国連邦のドバイにある世界1のブルジュ・ハリーファは何と163階で828mもの高さがある。第2位がサウジアラビアのメッカにあるアイラージュ・アル・ベイト・タワーズのホテルで95階の601m、3位が台北にある台北101で101階、504.2m、4位が上海環球金融中心ビルの101階、492.3m、5位が香港の環境貿易広場ビルの118階、484mと言うからベスト5は今や全てアジアである。それで、かつて摩天楼の代名詞だったニューヨークのビルはベスト10にも入ってないし、8位にようやくシカゴにあるウィリス・タワー(旧シアーズ・タワー)の名前が見られる程度である。つまり今はアジア各地で超高層ビルが建てられていることになる。それで現在建設中を入れると、この順位はすぐに入れ替わり、サウジアラビアのジェッダではキングダム・タワー(167階、1007m)が2019年の完成を目指して建設中である。
 それでビル群となると、香港や上海に行ったことのある人なら判ると思うが、よくもあれだけ超高層ビルが林立しているものだと呆れかえるしかない。300m以上のビルがいったい何棟建っているのやら、ただ呆然とするしかない。その点、日本は地震があるので、あれだけ高いビルを矢鱈に建てられない。東京の新宿にあるビル群はせいぜい200m超である。もし300m以上のビル群を建てると、地震の時の揺れが半端ではないだろう。なので日本はアジアの一国とはいっても容易に300m級のビルを建てられないのである。どうしても免震、耐震を考えないといけないので、地震が起こらない国のようにはいかないのだろう。それでやっと300mに達したあべのハルカスは世界で言うと何番目の高さのビルかと言うと現時点で98位だという。まあ、これも間もなく100位から転落しそうではある。それだけ世界では高いビルを競い合うように建てているのである。しかし、この世にそれだけ高いビルが必要なのかと思ったりするのだが・・・・・。砂上の楼閣ではないだろうな。
 それであべのハルカスに行ってきたのだが、私は正直なところ高所恐怖症である。だから飛行機も大嫌い。飛行機に乗っている間、何時も心拍数が上がってしまう。気圧の関係で耳もキューとなる。それで窓際の席は遠慮するほどだ。だから出来る限り乗りたくない。それで超高層マンションに住んでいる人の気持ちも理解できない。眺望を買うとか言っているが、やはり高いところには住みたくない。なのに何故、あべのハルカスに登ったのだといわれると、それは京都タワーが見えると聞いたからである。本当かなと確かめてみたかったからだが・・・・・・。よりによって行った日の天気が良くなく、見通しが効かずさっぱり見えなかったということでがっかりした。晴れた日には永遠が見えるではないが、春霞やら靄がかかって六甲山も見えなかったので残念としかいいようがない。それでまた再訪することにしたのである。今度は秋か冬の空気が澄んだ晴れの日に来るとするか。○○と煙は高いところに上がりたがると言うが、何も好き好んで高いところに上がるつもりはないのだが、もう一度だけ登りに来ることを誓い、あべのハルカスから立ち去ったのである。


地上から観るとこんな感じだが、香港の超高層を見慣れた者してはこんなものかとしか思わない。


大阪と言えば通天閣だったが今や見下ろされる。


天王寺公園


四天王寺


難波界隈


東の方角だが住宅ばかり。晴れていると生駒山とかがはっきり見える筈だが・・・・


展望デッキはこのような感じかな。


長居陸上競技場


真下にある大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎。秀才を集めた国立の高校である。卒業生にはiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥、俳優の辰巳琢郎、漫才師の宇治原史規らがいる。


北の方角だが靄で霞んでいる。


京橋方面。左の方に大阪城が薄っすらと小さく見える。


この上がちょうど300mらしい。


京セラ・ドーム(旧大阪ドーム)


弁天町方面だが見通しが悪いな。


南側でキューズモールが真下にある。阿倍野の霊園も見える。


阪堺電車


JR天王寺駅


道頓堀付近。ドン・キホーテの観覧車が見える。


谷町のお寺群。実は大阪府は京都府よりもお寺が多いのである(小さい寺ばかりだが)。これを言うとほとんどの人が驚かれる。


 さて、あべのハルカスに登ったが京都タワーどころか生駒山も霞んでいた。晴れた日には明石海峡大橋、淡路島、関西国際空港、神戸市内、そして京都タワーが見えるのは本当らしい。でも来た日が悪かった。薄日は射していたが曇天で空気が乾いていない。中国のPM2.5の影響もあるかもしれない。やはり秋か冬の晴れた時に来るべきだな。しかし、車が米粒のように見え、人が蟻の大きさにしか見えないところに登るものではない。エレベーターで展望台に到着するや、しばらくは足がすくんで思うようにが動かなかった。小生、本当に高いところは苦手だ。出来る限り行きたくないと思った。

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2014.04.26 (Sat)

夢みるフランス絵画展に行く



 兵庫県立美術館で開催している『夢みるフランス絵画』展とやらに行ってきた。副題が印象派からエコール・ド・パリへということでどうやら19世紀から20世紀にかけてのフランスにゆかりのある画家の展覧会と言うことになるのかな。チラシには~ある収集家によるフランス近代絵画のコレクションから名品71点をご紹介します。と書いてあった。ところである収集家って誰なのだ?
 まあ誰かなのだろう。そんなことはいいとして、印象派からエコール・ド・パリまでの画家による展覧会で、16人の画家71点を展示していた。その16人とはポール・セザンヌ、アルフレッド・シスレー、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、ピエール・ボナール、アルベール・マルケ、ジョルジュ・ルオー、モーリス・ド・ブラマンク、ラウル・デュフィ、アンドレ・ドラン、モーリス・ユトリロ、マリー・ローランサン、アメデオ・モディリアーニ、藤田嗣治、マルク・シャガール、キスリング以上である。何れも名前の知れ渡った画家たちであるが、この収集家はフランスの近代の画家が好きなのだろう。しかしコレクションに一貫性はない。人物画もあれば風景画もあるし静物画もある。この中には日本人の藤田嗣治まで入っている。またどういう基準でこの71点を展示したのかな・・・・・。しかしこの印象派から20世紀中頃までにおいて絵画の世界は大きく変わっていったというのが判る。だんだんとリアリズムと言うものから抽象的、ポップアート的に絵画は変遷していったようだ。でもこの手の展覧会となると目玉がなく来館者もまばら、皮肉にもおかげでゆっくりと鑑賞することが出来た。これがゴッホやフェメールとかの話題の展覧会となると長蛇の列になるのだが・・・・。
 この中で意外といいなあと思ったのがブラマンクとユトリロである。ユトリロなんて日本人の日曜画家が好むが、此処に展示されていた風景画11点の中の何点かはユトリロの色彩の艶やかさを垣間見た。普段から見慣れているユトリロの風景画とは異なって細密な部分まで描かれている。こんな絵も描いているのだと意外性に驚いた。このような大々的に宣伝されない展覧会も行かないと色々な作品が観られないという典型かもしれない。フランスの絵画なんて世界中に売られ、それこそ散らばっているだろう。1人1人の画家にとっても一堂に介すなんてことは最早、不可能に近い。ルノアールやモネなんて一体、どれだけの絵が描かれたことやら。当然、傑作もあれば凡作もある。でもそれらが全て本人が描いたと言うだけで価値もあり、人から人へと渡っていき人の記憶から次第と忘れ去られ、そして時を経てから意外な絵を発見することとなる。それで小生は出来る限り時間が許されれば美術館に通い、自分のお気に入りの絵を見つけることを目的として訪れているのである。でも正直な話、段々と絵に対しても感動が薄れていくのが判る。十代の頃は、絵画展へ行っても胸がワクワクしたものだが、歳をとり色々と体験してみると同じ絵を観ても昔ほどの感動はない。それでも何故に美術館に通うのかといえば、隠れた傑作を求めているということになるのかな・・・・・。だが最近はそれもないのだが・・・・。

EDIT  |  15:50  |  美術  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.04.20 (Sun)

第74回皐月賞

 今日はすこし肌寒いがクラシックレースの第2弾、第74回皐月賞(G-Ⅰ・3歳、芝2000m、18頭)が行われた。中山の多頭数競馬はごちゃごちゃして観ていてもおもしろくなく展開のあやも結果につながるので書く気もなかったのだが、最近は更新率が低いので記事にしてみた。
 今年は今のところずば抜けた牡馬がおらず混戦模様と言われ、そこへ各馬の直接対決もなく人気も割れていた。そんな中で弥生賞に勝ったトゥザワールドが1番人気で、実績では5戦4勝で重賞が2勝とナンバー1のイスラボニータが2番人気、3番人気がトーセンスターダム、4番人気がワンアンドオンリー、5番人気が朝日杯の覇者アジアエクスプレスだった。

 ウインフルブルームが逃げて、アジアエクスプレス、トゥザワールドが好位置で追走。それを見るようにトーセンスターダムとイスラボニータが進む展開。4コーナーで先に動いたトゥザワールドを後から追走して、結局差し切ったイスラボニータ。

 1着イスラボニータ 1分59秒6、2着トゥザワールド 1馬身1/4、3着ウインフルブルーム 1/2馬身、4着ワンアンドオンリー アタマ、5着ステファノス 1/2馬身。

 今日のレースを見る限りイスラボニータが強かった。これで牡馬はこの馬が中心になるかな。でもこの馬には今後、距離との戦いになるだろう。でも今日の勝ち方を見るとダービーでも大丈夫かなと言う気もするが、この馬にしても牝馬のハープスターに新潟で千切られているから印象は悪い。もしかして今年の牡馬は不作なのかなと思ってみたりするが、こればかりは成長期の3歳馬なので判らない。でもダービーの第1候補にイスラボニータが挙げられることには変わりはないが・・・・。まさかそれを見越して桜花賞2着のレッドリヴェールがダービーに出走するといいだしたのではあるまいな。
EDIT  |  16:56  |  競馬(国内レース)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.04.13 (Sun)

第74回桜花賞

 今年、最初の競馬記事である。このところ競馬に力が入らないが、G-Ⅰでもクラシックレースぐらいは記事にしてもいいかなと思ったので、久しぶりに書いてみることにした。それも今年はブエナビスタの再来、いやそれ以上ではとの評価もあるハープスターが出てきたので興味をひくところではあった。何しろ今年の3歳牡馬のクラシック有力候補の1頭である5戦4勝のイスラボニータを、昨年の新潟2歳Sで豪快に差し切り3馬身差に切って捨てた脚色。あれを覚えていると今年の3歳の中で牡馬も含めて現況では最強か? とも思ってしまう。ただこの馬の欠点は後ろから行きすぎるということ。だから展開に左右され脚を残して惜敗するという可能性もあるということ。事実、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズでレッドリヴェールにハナ差で負けてしまった。馬ゴミを上手くさばけず馬群の中を追いこんできたが、レッドリヴェールを捉えたところがゴールだった。しかし、何時も確実に伸びてくる脚は父ディープインパクト譲りで、とても牝馬とは思えない。それで今日、桜花賞が行われた。

 第74回桜花賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝1600m、18頭)が曇り空の阪神競馬場で行われた。断然の1番人気にハープスター、2番人気はハープスターに土をつけ3戦全勝のレッドリヴェール、3番人気がフォーエバーモア、4番人気ベルカント、5番人気ヌーヴォレコルトだった。

 スタートが切られた。コーリンベリー、ニホンピロアンバーとの先行争いを制しハナを奪ったのはフクノドリーム。逃げる逃げる。大逃げをうった。2番手に10馬身の差をつけて逃げる。ややオーバーペース気味だ。2番手以降はほぼ固まっているが、ハープスターは予定通り最後方。しかし、先頭から大きくおかれている。縦に長い展開だ。そして4コーナー。阪神の外回りは直線が長い。ハープスターは大外に回った。でも前を行くフクノドリームは大幅にリード。あと200mでも5馬身リード。しかし後続が迫ってきた。あと100mでつかまった。横一線だが、ここでホウライアキコ、ヌーヴォレコルトが伸びてくるが、外からレッドリヴェールが来た。そして1番外から来た来た。ハープスターだ。届くかどうか。レッドリヴェール、ハープスター、レッドリヴェール、ハープスター。ハープスターが出た。ハープスターが1着でゴールイン。

 1着ハープスター 1分33秒3、2着レッドリヴェール クビ、3着ヌーヴォレコルト 3/4馬身、4着ホウライアキコ 1馬身1/2、5着レーヴデトワール アタマ。

 何とハープスターの上がり3Fのタイムが32秒9というから桜花賞出走の牝馬とは思えない末脚だが、2着のレッドリヴェールが予想以上に強いので、あまり目立っていなかった。それでもハープスターは届くのかな? といった位置からきっちり差し切ってしまった。やはり過去の名牝と遜色のない脚色を披露してくれた。流石に母は未出走だが、祖母が桜花賞、オークスを制したベガだけのことはある。また父並みの末脚爆発で度肝を抜いた。ただ今後、連勝街道を突っ走るかと言うと、この脚質だと難しい面があって取りこぼすこともあるだろう。だが、観ていて実に壮観なレースをするハープスターである。とても牝馬とは思えない。少し欠点を言うとクビが高いかな・・・・。


EDIT  |  16:58  |  競馬(国内レース)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2014.04.13 (Sun)

キャロル・キングのアルバム『つづれおり』を聴く



 キャロル・キングという名前は昔から知っていた。何と1958年に10代でデビューしている。ただし私が知っているキャロル・キングは歌手としてではなくソング・ライターとしてのキャロル・キングとして名前を知っていただけである。1942年生まれと言うからポール・マッカートニーと同じ年齢と言うことになるかな。それにしては若い時から多くの曲を書いているものである。私がキャロル・キングの名を意識したのはビートルズが歌っていた『Chains』という曲によってである。この曲はビートルズの初期の曲であるが、当時のビートルズはオリジナル曲と共にカバー曲もアルバムに幾つか収録していた。その中でジョージが歌っていた『Chains』という曲の紹介のところに書いてあったCarole King,
Gerry Goffinと言う名前。2人でこの曲を書いたのである。ジェリー・ゴフィンというのはキャロル・キングの最初の夫で、あの当時は2人の共作で多くの曲を書いていたのである。若くして歌手デビューしたキャロル・キングであるが歌手としては最初は失敗した。それでソング・ライターとして活動していくこととなる。
 しかしソング・ライターとしては優れていて夫と共作で1960年代にシュレルズ『Will You Love Me Tomorrow』、ドリフターズ『Up On The Roof』、リトル・エヴァ『The Loco-Motion』、アレサ・フランクリン『A Natural Woman』等の曲を提供し何れもが大ヒットしている。こうしてソング・ライターとしてのキャロル・キングの名が知れ渡っていくのである。こういった同時期にビートルズが『Chains』カバーしていたということで私はキャロル・キングの名を既に知っていたということになる。
 それが1971年だったか一枚のアルバムがリリースされた。それが『Tapestry(つづれおり)』である。その中で『It’s Too Late』『You’ve Got A Friend』の2曲が盛んにラジオで流れていた。ただし『You’ve Got A Friend』はジェームス・テイラーが歌っている方がヒットした。それで、この時に私はキャロル・キングは歌も歌うのだということを知ったのである。つまりキャロル・キングは若い時に歌手でデビューしているが、さっぱりヒットせず長い間は歌手活動を停止していたのだった。それで他人に曲の提供だけをやっていてのである。それが30歳を前に突然、歌も歌い出した。シンガー・ソング・ライターとして出発。もっともその前にジェリー・ゴフィンと離婚しているというのも理由かもしれないが、とにかくシンガー・ソング・ライターとしての2作目となったアルバム『つづれおり』は大ヒットした。1971年3月にリリースされるやアルバム部門においてビルボードの15週連続1位に輝き、世界的な売り上げを記録したアルバムである。またグラミー賞では最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞『It’s Too Late』、最優秀楽曲賞『You’ve Got A Friend』、最優秀女性ヴォーカル賞獲得。当時は話題となったアルバムであった。
 しかし、その時の印象であるが、私はキャロル・キングて歌手だったのということに驚いたのと、アルバムのジャケットを観て意外と若い人だったのだと思ったこと(まだ当時は20代だった)。つまりキャリアが長いのに、表舞台に出てこずに曲だけで名が売れて、本人が歌ってレコードがジャケットになり顔を知ったという不思議さ。それまでベールに包まれていた人が表舞台に出てきて、いきなり大ヒットしたのである。だから意外性もあったのかもしれない。とにかくこうしてキャロル・キングはシンガー・ソング・ライターとして再出発した。しかしである。私はキャロル・キング本人の声はあまり好きではない。やはりソング・ライターとして、曲を提供しているだけの方がいいなあと思ったものも確かである。
 なおこのアルバムは12曲入っていて、中にはかつてアレサ・フランクリンやシュレルズでヒットした『A Natural Woman』『Will You Love Me Tomorrow』も収録されていて、こういった辺りも彼女のこだわりだったのかもしれない。


キャロル・キング(1971年)の映像


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2014.04.06 (Sun)

嵐山の桜

 昨日の土曜日、嵐山に行ってきた。雨があがってちょっと寒かったな。昔なら阪急で行ってたがICOCAカードの関係で最近はJR京都駅経由で行くからちょっと時間がかかったが、昨日はあいにく京都駅で降りて行くところがあったので一端は京都駅を出た。それで驚いたのだが、大勢の観光客がいるのは何時ものことだが、何と外国人があまりにも多いので仰天した。至る所にウヨウヨいる。もとから外国人観光客が多いところだが多すぎる。それも西洋人が・・・・・・。中国人はすぐには判らないが、西洋人は見ただけですぐに判るから目立つ。とにかく多い。西洋人の観光客が毎年増えているのではないだろうか。それで八条口のところで信号待ちしていたら黒人の青年にいきなり道を聞かれたではないか。地図を指し出し「トージテンプル」と・・・・。東寺に行きたいらしい。それで日本語はまったく駄目らしい。これは困ったものだと思うが、小生は学校出てから40年近くなる還暦に足が届く年齢だ。若い時は簡単な日常会話ぐらいなら出来たのに、長い間、英語と全く関係ない生活をしていると言葉と言うのは錆つくもの。20年前ぐらいならまだしも、この歳になると単語も忘れまくり適切な言葉が出てこない。どう説明していいか判ならい。それで付近を見渡すと近鉄が走っていた。それで近鉄の方を指さしてrailwayといってやると「Ok」と言ったので、地図で近鉄線に沿って歩き、「Five-story Pagoda is seen on the right」と思いつく単語だけを並べて説明すると、また「Ok! Thank You」といって歩き出した。はたして彼は無事に東寺にたどり着いたのであろうか。京都駅からでも1kmほどあるからな・・・・。それにしても日頃、使わないと言葉と言うのは忘れていくものである。だからもう外国に行かなくなったのだが(飛行機が嫌いと言うのもあるが)・・・・・。

 さて、その後、嵐山へ桜を観に行った。既にシートを敷いて酒を飲んで花見を楽しんでいる人が大勢いた。渡月橋も人が絶えないが、紅葉の季節ほどの混みようではない。もうほぼ満開なのだが、昨日の風と雨で花もいくらか散った模様で何となくボリューム感がない。まだ8分位だったのにもう散っているから残念である。それに肌寒い。一昨日は5月後半の気温で暑かったのに、一気に季節が逆戻り。これでは身体がついてこない。それで早々、引きあげたのだが、これを夜桜まで見学する人がいるから、日本人って花見が好きなんだな。小生は桜の花の下で酒を飲んで浮かれると言った趣味もないので、さっさと退散したが、まあ、年に一度のことなので楽しみにしている人もいるのだろう。場所取りも御苦労さんです。でもシートだらけになると地が固められて、桜の木も根からやられていくのだが、ソメイヨシノは全てクローンで寿命も長くないことを知っているのかな。だから人間の手で増やしていくしかないのだが・・・・・。


渡月橋と桜


しだれ桜と渡月橋



保津川と嵐山。子供のころはよく来たものだが・・・・・。


しだれ桜だがちょっとショボいな。






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2014.04.01 (Tue)

きついエイプリルフール

 4月1日と言うとエイプリルフールであるが、今年の4月1日は消費税率が5%から8%に引き上げられた。これにより何もかも値上がってしまった感がある。嘘であってほしいが現実だ。なんと電車賃まで引き上げられたから面食らう。そもそも消費税が導入されたのは竹下内閣の時で3%だった。それは今後、少子高齢化により現役世代が減っていき高齢者が増えていく。それにより社会保険料等、現役世代への負担がだんだんと高まりつつある中で社会保障財源のための財源を確保せねばならない。それで所得税や法人税を引き上げすると一層現役世代に負担が集中することになる。そして特定の人に負担が集中せず、高齢者も含めて国民全体で幅広く負担できる消費税が高齢者社会における財源にふさわしいと考えられ導入にいたったのである。まあもっともなご意見ではあるかな。ところがである。消費税がはたして社会保障の財源使われたかどうか・・・・。問題はそのあたりになる。はっきりいうと使途不明である。おそらく社会保障には使われてない。何に使われたかは情報開示しないので判らない。竹下内閣の時に3%の消費税導入がなされ、これで高齢者の社会保障に回すということだったのに、その後に5%に引き上げられ、そして今日、17年振りに8%に引き上げられた。さらに2年後には10%に引き上げられるというから最早、国に国民は騙されているとしか言いようがない。結局、国の財源は取り易いところから取るというところか。高給取りには消費税が3%上がったところで大した影響がないが、低収入者にはこれが堪えるだろう。殊に毎日使う日用品が引き上げられると年間における支出が大幅に違ってくる。それでいて収入が増えるかと言うと、けしてそんなことはないだろう。確かに安部首相の指示で給料を引きあげた企業も多いだろうが、こんなのは大企業だけの話であって、多くの中小企業、零細企業に勤める労働者、及び自営業者。さらには増えつつある非正規雇用者。これ等の人はますます生活が苦しくなる。結局、高収入者だけが恩恵を被り、低収入者のことは切り捨てる。そして今後、ますます格差社会が広がっていく。これが現実なのである。
 この間、消費税が引き上げられる度に社会保険料が下がったということもないし、生活が向上したかということもない。ただデフレで物価が上がらず生活も現状維持がやっとと言うのが多くの人が感じていることだが、給料も上がってないから、むしろ生活がより苦しくなっている。要するに消費税導入以降、何にも良くなってないのだ。つまり詭弁を使って、利権にたかる税金泥棒を増やし、その都度、消費税を引き上げてきたのだ。だから国の財源確保のためには何に使われるかわかりはしない。社会保障に使うというのは表向きの理由で、実際には・・・・・・・・・。もういい加減にして欲しいと思う。歳費を減らすことを全くやらず、ただ悪戯に消費税率だけを上げる。こんな安直な政策でしか、この国は維持できないのか。北欧が消費税率を日本の2倍以上取っているが、彼の地では社会保障もそれなりに整っているし学費も日本とは大違い。今後、我が国が消費税率を引き上げ続けるとしてデンマークやスウェーデンのような社会福祉が整った国になれるのかと言えば???
 せめて日用品だけでも税率を抑えればいいが、すべて一律で8%に引きあげてしまうから弱者虐めでしかない。本音をいえば贅沢品はもっと税率を上げてもいいのだ。つまり、いったい誰のための消費税率引き上げなのだろうか。国民のための筈なのに、国民のためになってないから腹が立つのだ。今後、ますます住みにくい国になるかもな。
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