2012.05.06 (Sun)
第17回NHKマイルC
昨日は快晴で暑かったが、夕方から雨が降り出し雷が突然鳴りだした。今日も天気が安定せず、午前中は空が真っ暗で雨が降ったのであるが、今はまた快晴である。何ともおかしな天気である。そんな今日、東京競馬場で第17回NHKマイルC(G-Ⅰ・3歳、芝1600m、18頭)が行われたのであるが、東京の方はレース30分前に猛烈な雨が降った模様で馬場が気になったが、レース直前にはまた雨があがったようだ。この天候の変動が各馬にどのような影響を与えるか。1番人気は3戦全勝のカレンブラックッヒル、2番人気はマウントシャスタ、3番人気はアルフレード、4番人気はジャスタウェイ、5番人気はブライトラインであった。
レースは好スタートを切った人気のカレンブラックヒルがハナにたちマイペースで逃げた。それを後続の各馬が差もなく追う展開になったが、東京の直線に入って後続をいったん引きつけてからスパートすると、2番手以下の接戦を尻目に少しずつ差を広げ余裕を持ってゴールイン。
1着ガレンブラックヒル 1分34秒5、2着アルフレード 3馬身1/2、3着クラレント クビ、4着オリービン ハナ、5着セイクリットレーヴ クビ。
まさに力でねじ伏せた横綱相撲であったが、これで4戦全勝である。今後マイル路線で何処まで活躍できるか注目である。尚、2番人気のマウントシャスタは最後の直線で斜行し失格となった。この斜行でシゲルスダチが落馬したので仕方がないところである。勝ったカレンブラックヒルの秋山騎手はデビュー16年目にして初のG-Ⅰ制覇。
ところで現地時間ともに5月5日であるが、イギリスのニューマーケットで3歳クラシックレースの2000ギニーS、アメリカのチャーチルダウンズで同じく3歳クラシックレースが行われた。
第204回2000ギニーS(G-Ⅰ・3歳、8f、18頭)がニューマーケットの直線コースで行われCamelotが追いすがるFrench Fifuteenを抑えて勝った。
1着Camelot 1分42秒46、2着French Fifteen クビ、3着Hermival 2馬身1/4、4着Trumpet Major 1馬身1/4、5着Coupe de Ville ハナ。
Camelotは3戦全勝。父Montjeu、母はTarfah(母の父Kingmambo)と日本ではお馴染の血統である。
アメリカ3歳3冠レースの第一弾、第138回ケンタッキー・ダービー(G-Ⅰ・3歳、ダート10f、20頭)は、直線で馬場の中央から抜け出した人気薄のI'll Have Anotherが1番人気のBodemeistereの追撃を抑えて勝った。
1着I'll Have Another 2分01秒83、2着Bodemeister 1馬身1/2、3着Dullahan クビ、4着Went The Day Well 3/4馬身、5着Creative Cause 1/2馬身。
I'll Have Anotherは6戦4勝2着1回であるが3連勝。父Flewer Alley-----Raise a Natibe系、母Arvh's Gal Edith(母の父Arch-----Hail to Reason系)という血統である。
レースは好スタートを切った人気のカレンブラックヒルがハナにたちマイペースで逃げた。それを後続の各馬が差もなく追う展開になったが、東京の直線に入って後続をいったん引きつけてからスパートすると、2番手以下の接戦を尻目に少しずつ差を広げ余裕を持ってゴールイン。
1着ガレンブラックヒル 1分34秒5、2着アルフレード 3馬身1/2、3着クラレント クビ、4着オリービン ハナ、5着セイクリットレーヴ クビ。
まさに力でねじ伏せた横綱相撲であったが、これで4戦全勝である。今後マイル路線で何処まで活躍できるか注目である。尚、2番人気のマウントシャスタは最後の直線で斜行し失格となった。この斜行でシゲルスダチが落馬したので仕方がないところである。勝ったカレンブラックヒルの秋山騎手はデビュー16年目にして初のG-Ⅰ制覇。
ところで現地時間ともに5月5日であるが、イギリスのニューマーケットで3歳クラシックレースの2000ギニーS、アメリカのチャーチルダウンズで同じく3歳クラシックレースが行われた。
第204回2000ギニーS(G-Ⅰ・3歳、8f、18頭)がニューマーケットの直線コースで行われCamelotが追いすがるFrench Fifuteenを抑えて勝った。
1着Camelot 1分42秒46、2着French Fifteen クビ、3着Hermival 2馬身1/4、4着Trumpet Major 1馬身1/4、5着Coupe de Ville ハナ。
Camelotは3戦全勝。父Montjeu、母はTarfah(母の父Kingmambo)と日本ではお馴染の血統である。
アメリカ3歳3冠レースの第一弾、第138回ケンタッキー・ダービー(G-Ⅰ・3歳、ダート10f、20頭)は、直線で馬場の中央から抜け出した人気薄のI'll Have Anotherが1番人気のBodemeistereの追撃を抑えて勝った。
1着I'll Have Another 2分01秒83、2着Bodemeister 1馬身1/2、3着Dullahan クビ、4着Went The Day Well 3/4馬身、5着Creative Cause 1/2馬身。
I'll Have Anotherは6戦4勝2着1回であるが3連勝。父Flewer Alley-----Raise a Natibe系、母Arvh's Gal Edith(母の父Arch-----Hail to Reason系)という血統である。
2012.04.29 (Sun)
第145回天皇賞
今日、第145回天皇賞が行われたが、その京都競馬場へ行って来た。久々に競馬場へ行った。最近は年齢を重ね競馬場で人混みに揉まれると翌日に疲れが残るので皆目、競馬場へ行かなかった。なので競馬場に足を運んだのは数年ぶりのこととなる。春の天皇賞に関してはメイショウサムソンが勝った時以来である。でも過去を振りかえると私は京都競馬場で行われた春の天皇賞に何度来たか数えられないほど来ている。初めて来たのが昭和41年だから今から46年前のことである。ただしこのときは自転車に乗って競馬場の向こう正面にある宇治川堤でラジオを聴きながら観ていたのである。このときはキーストン、ダイコーター、ウメノチカラ、ハクズイコウ、ブルタカチホ、チトセオー、ハツライオー、ミハルカス、エイトクラウン、ヤマドリ、カブトシロー、タニノライジングといった夢のようなメンバーだったが、勝ったのは尾形厩舎のハクズイコウだった。このときは3分19秒4のレコード勝ちだったが、当時の京都はダートコースがなく、全レース芝で行っていたから馬場が禿げあがっていて今のように馬場が整備されていないので、内ラチいっぱいを走る馬が少なくそれでいて、このタイムは立派である。でもこのメンバーはほとんどシンザンの後塵を拝した馬ばかりだった。今思えばシンザンというのは時代を超越した強さがあったと思う。実際に現場で見たことがないが、みんなが思っている以上に底力があったのではないだろうか。ただ時代が古すぎるので今とは比較ができないが、今の調教技術で鍛えて今の馬場で走れば名ステイヤーだったシンザンならば、現在の馬に混じってもそん色ないような気がしないでもない。ただ今の競馬は時計が当時より格段に速くなってはいるが・・・・・。
今日は昨日に続いて暑かった。阪急の水無瀬駅からバスに乗る。意外と早く競馬場に着いた。久々に来て驚いたことが一つ。京阪電車が全面高架になっていたこと。高架の淀駅から直接競馬場の正門へ繋がっている連絡歩道橋が出来ていた。もう淀駅から住宅街の狭い道路をトロトロと歩いて競馬場へたどり着くといった光景はなくなってしまったようだ。なんだか寂しいね。今年の春の天皇賞は4冠馬オルフェーヴルが注目で、どのような競馬をするかに興味が注がれていた。前走で大ポカを演じ2着に敗れて以来、色々といわれるオルフェーヴルである。潜在能力は歴代屈指なのに気性が悪く、それがレース中に出てしまわないか。これさえなければ化け物のような馬であると評価が定まりつつある。それで今日の京都競馬場は高速馬場であり、それがオルフェーブルにどのように出るか。それが取捨選択の大きな要因でもあった。・・・・しかし、人が多い。ぞっとする。昨今は競馬の人気も下火で売り上げも年年低下していると聞くが、今日は子供連れが多く女性も非常に多い。20年前のオグリキャップがいたころの競馬場のような雰囲気であった。それもオルフェーヴルが出走するからだろう。もしこの馬がいない天皇賞だったら、これほど人も来なかっただろうと推測出来る。だが、この人の多さはちょっと疲れる。飯を食うにも一苦労だ。私はどうせ食堂やレストランは行列が出来るし、弁当を買うにも並ぶことになるだろうからと思い、バスに乗る前にコンビニでおにぎりとサンドウィッチとお茶を買ってきたのだが、食べようと思っても座るとことが何処にもない。ベンチは全て埋まっている。芝の上も人だらけ。しょうがないから階段のところの隅に腰掛けて小さくなりながら昼飯を食べた次第である。ああ情けない。
暑くて疲れたが、写真を撮りに10レースの前からパドックに行くが人が多すぎて前に行けない。それで10レースに出走の各馬が出ていったらパドックから幾分人が減るだろうと考えていたが甘かった。一向に人が減らない。何時までもパドックに居座っている人ばかり。目的は同じだろう。かのオルフェーヴルを見るためなのだ。それで2時半を回り、10分かそれ以上待っていたら、天皇賞に出走の18頭が現れた。パドックに詰めかけた人がカメラを持ってシャッターを一斉に押す。携帯で撮っている者も多い。凄い人気だ。オルフェーヴルは460kg。単勝は1.3倍とは圧倒的人気だ。各馬がパドックを何周かすると止まれの声で騎手が騎乗する。
これは騎乗を待っている武豊騎手。
昨秋の天皇賞馬トーセンジョーダンと岩田騎手。
断然1番人気のオルフェーヴルと池添騎手。
一昨年の覇者ジャガーメイルと四位騎手。
前走の阪神大賞典でオルフェーヴルに土をつけたギュスターヴクライと蛯名騎手。
打倒オルフェーヴルに燃えるウインバリアシオンと武豊騎手。
最近は冴えないがGⅠホースのローズキングダムと後藤浩騎手。
ディフェンディング・チャンピオンのヒルノダムールと藤田騎手。
各馬がパドックを出て行った。それでこちらも馬場前の立ち見に向かうが人、人、人で溢れていて、入れない。これは大変だ。レースを現場に来てテレビで観るほどバカなことはない。なんとか人混みをかき分けて中に入る。が、予想以上に人が多い。これで競馬人気が下火とは・・・・・・今日は特別か。返し馬が終わっても人が去らない。何時もなら馬券を買いに多くの人が立ち見から立ち去るのだが。みんな既に馬券を買っているのか、それとも馬券を買わず観戦だけなのか。予想以上に女性が多いから意外と俄オルフェーヴル・ファンか???
人気はオルフェーヴル、ウインバリアシオン、トーセンジョーダン、ギュスターヴクライ、ヒルノダムールの順で、いよいよファンファーレが・・・すると手拍子を打ち出す。なんでこんなに騒ぐのかね。興奮を押し殺せないみたいだ。超満員の中で、私の前にいた小さい若い女性は大声を出して、ファンファーレと同時に手拍子をするのはいいが、手を上げて手拍子をするから私の顔の前がパチパチと喧しくてしょうがないし目障りだ。まだレースも始まっていないのに熱くなり過ぎ。もっとも20年前から、G-Ⅰレースはこのような光景が当たり前になってはいるが、私のような古い競馬ファンはついていけないな。
さて、レースが始まった。第145回天皇賞(G-Ⅰ・4歳以上、芝3200m、18頭)がスタートした。オルフェーヴルは後方から行くようだ。向こう正面からのスタートで1周半する。ゴールデンハインドとビートブラックの2頭が行く。3番手はナムラクレセント。馬場が高速なのでペースは速目である。1000m通過がちょうど1分。正面スタンド前を通過して1、2コーナーを回る。2周目のバックストレート。前の2頭が後続を大きく引き離す。単騎3番手はナムラクレセント、さらに大きく離れて4番以降は集団である。その先頭にユニバーサルバンク、その後からケイアイドウソジン、トウカイトリック、トーセンジョーダン、ギュスターヴクライ、フェイトフルウォー、モンテクリスエス、トウカイパラダイス、ウインバリアシオン、ジャガーメイル、クレスコグランド、ヒルノダムール、オルフェーヴル、コスモロビン、ローズキングダムと続くのであるが、このあたりから行かないといけないのにオルフェーヴルが上がっていかない。どうしたのか。前の2頭は遥か前だ。2006年のディープインパクトはここから一気に外をついて上がって行ったがオルフェーヴルはどうしたのだ・・・・・。いくら瞬発力があるといっても前が離れすぎている。3コーナー下りからビートブラックが先頭に立った。後続も仕掛けに入るが、オルフェーヴルはまだ後方だ。どうした池添。ビートブラックは早くも4コーナーから直線に入る。大きくリード。後続が迫るもまだまだ大きくリード。オルフェーヴルは大外を通って仕掛けるが行きっぷりが悪い。これはピンチだ。4コーナーから直線に入る時、1頭大きく外に膨らんだオルフェーヴル。いよいよピンチ。ここから届いたら奇跡に近い。どんどんビートブラックはゴールに向かう。もう逃げ込みは確実だ。2番手争いはトーセンジョーダンが伸びてきた。ウインバリアシオンも伸びてきた。オルフェーヴルは大外から懸命に脚色を延ばすが何時もの脚色がない。はじけてこない。その間にビートブラックは逃げ込んでしまった。
1着ビートブラック 3分13秒8、2着トーセンジョーダン 4馬身、3着ウインバリアシオン 2馬身、4着ジャガーメイル クビ、5着ギュスターヴクライ 1馬身1/2。
オルフェーヴルは信じられない11着。どうしたオルフェーヴル。惨敗の敗因が判らない。何時もははじける末脚がジリ脚で終わってしまった。オルフェーヴルガ何時もの脚を直線で使ったならば、勝つのは無理でも2着には上がれた筈だ。オルフェーヴル自身の上がり3Fタイムは34秒0。しかしウインバリアシオンは33秒5で3着に入っている。それよりも後ろにいたのに末脚が冴えなかったというのは他に敗因がありそうだ。これで凱旋門賞挑戦は消えてしまったかも・・・・・。
勝ったビートブラックはG-1どころか初の重賞制覇。騎手の石橋修もG-Ⅰ初制覇である。ビートブラックはこれまで菊花賞3着というのはあるが、過去重賞でもいいところはなかった馬で今日は14番人気。単勝も万馬券である。今日は高速馬場で前残りが多いのは判っていたことだ。それでいてオルフェーヴルは終始、後方のままで最後の直線で4、5頭追いぬいただけ。誠に解せない惨敗であった。本当に競馬は判らない。競馬に絶対はないということだ。
レースが終了後の優勝記念写真。ビートブラック陣営勢ぞろい。
天皇賞馬ビートブラック。父がミスキャストというのも地味で、予想外といえば失礼であるが、来場のファンは溜息、焦燥感でしらけてしまった。
今後、オルフェーヴルが復活するのか、それとも負けが続くのか、それは判らない。でも突然、強かった馬が勝てなくなることもある。そうなると評価は下がる一方なのである。でも、オルフェーヴルは史上最強だ。そういった声を今日は至る所で聞いた。それほど近走の勝ち方は際立っていたし、前走は負けてより一層、強さだけが印象に残った馬だ。たった一つの敗戦が今後の戦いに影響を及ぼすのか、これからのオルフェーヴルこそ、大いに注目されることになりそうだ。でも今日の敗戦は原因が判らない。
今日は昨日に続いて暑かった。阪急の水無瀬駅からバスに乗る。意外と早く競馬場に着いた。久々に来て驚いたことが一つ。京阪電車が全面高架になっていたこと。高架の淀駅から直接競馬場の正門へ繋がっている連絡歩道橋が出来ていた。もう淀駅から住宅街の狭い道路をトロトロと歩いて競馬場へたどり着くといった光景はなくなってしまったようだ。なんだか寂しいね。今年の春の天皇賞は4冠馬オルフェーヴルが注目で、どのような競馬をするかに興味が注がれていた。前走で大ポカを演じ2着に敗れて以来、色々といわれるオルフェーヴルである。潜在能力は歴代屈指なのに気性が悪く、それがレース中に出てしまわないか。これさえなければ化け物のような馬であると評価が定まりつつある。それで今日の京都競馬場は高速馬場であり、それがオルフェーブルにどのように出るか。それが取捨選択の大きな要因でもあった。・・・・しかし、人が多い。ぞっとする。昨今は競馬の人気も下火で売り上げも年年低下していると聞くが、今日は子供連れが多く女性も非常に多い。20年前のオグリキャップがいたころの競馬場のような雰囲気であった。それもオルフェーヴルが出走するからだろう。もしこの馬がいない天皇賞だったら、これほど人も来なかっただろうと推測出来る。だが、この人の多さはちょっと疲れる。飯を食うにも一苦労だ。私はどうせ食堂やレストランは行列が出来るし、弁当を買うにも並ぶことになるだろうからと思い、バスに乗る前にコンビニでおにぎりとサンドウィッチとお茶を買ってきたのだが、食べようと思っても座るとことが何処にもない。ベンチは全て埋まっている。芝の上も人だらけ。しょうがないから階段のところの隅に腰掛けて小さくなりながら昼飯を食べた次第である。ああ情けない。
暑くて疲れたが、写真を撮りに10レースの前からパドックに行くが人が多すぎて前に行けない。それで10レースに出走の各馬が出ていったらパドックから幾分人が減るだろうと考えていたが甘かった。一向に人が減らない。何時までもパドックに居座っている人ばかり。目的は同じだろう。かのオルフェーヴルを見るためなのだ。それで2時半を回り、10分かそれ以上待っていたら、天皇賞に出走の18頭が現れた。パドックに詰めかけた人がカメラを持ってシャッターを一斉に押す。携帯で撮っている者も多い。凄い人気だ。オルフェーヴルは460kg。単勝は1.3倍とは圧倒的人気だ。各馬がパドックを何周かすると止まれの声で騎手が騎乗する。
これは騎乗を待っている武豊騎手。
昨秋の天皇賞馬トーセンジョーダンと岩田騎手。
断然1番人気のオルフェーヴルと池添騎手。
一昨年の覇者ジャガーメイルと四位騎手。
前走の阪神大賞典でオルフェーヴルに土をつけたギュスターヴクライと蛯名騎手。
打倒オルフェーヴルに燃えるウインバリアシオンと武豊騎手。
最近は冴えないがGⅠホースのローズキングダムと後藤浩騎手。
ディフェンディング・チャンピオンのヒルノダムールと藤田騎手。
各馬がパドックを出て行った。それでこちらも馬場前の立ち見に向かうが人、人、人で溢れていて、入れない。これは大変だ。レースを現場に来てテレビで観るほどバカなことはない。なんとか人混みをかき分けて中に入る。が、予想以上に人が多い。これで競馬人気が下火とは・・・・・・今日は特別か。返し馬が終わっても人が去らない。何時もなら馬券を買いに多くの人が立ち見から立ち去るのだが。みんな既に馬券を買っているのか、それとも馬券を買わず観戦だけなのか。予想以上に女性が多いから意外と俄オルフェーヴル・ファンか???
人気はオルフェーヴル、ウインバリアシオン、トーセンジョーダン、ギュスターヴクライ、ヒルノダムールの順で、いよいよファンファーレが・・・すると手拍子を打ち出す。なんでこんなに騒ぐのかね。興奮を押し殺せないみたいだ。超満員の中で、私の前にいた小さい若い女性は大声を出して、ファンファーレと同時に手拍子をするのはいいが、手を上げて手拍子をするから私の顔の前がパチパチと喧しくてしょうがないし目障りだ。まだレースも始まっていないのに熱くなり過ぎ。もっとも20年前から、G-Ⅰレースはこのような光景が当たり前になってはいるが、私のような古い競馬ファンはついていけないな。
さて、レースが始まった。第145回天皇賞(G-Ⅰ・4歳以上、芝3200m、18頭)がスタートした。オルフェーヴルは後方から行くようだ。向こう正面からのスタートで1周半する。ゴールデンハインドとビートブラックの2頭が行く。3番手はナムラクレセント。馬場が高速なのでペースは速目である。1000m通過がちょうど1分。正面スタンド前を通過して1、2コーナーを回る。2周目のバックストレート。前の2頭が後続を大きく引き離す。単騎3番手はナムラクレセント、さらに大きく離れて4番以降は集団である。その先頭にユニバーサルバンク、その後からケイアイドウソジン、トウカイトリック、トーセンジョーダン、ギュスターヴクライ、フェイトフルウォー、モンテクリスエス、トウカイパラダイス、ウインバリアシオン、ジャガーメイル、クレスコグランド、ヒルノダムール、オルフェーヴル、コスモロビン、ローズキングダムと続くのであるが、このあたりから行かないといけないのにオルフェーヴルが上がっていかない。どうしたのか。前の2頭は遥か前だ。2006年のディープインパクトはここから一気に外をついて上がって行ったがオルフェーヴルはどうしたのだ・・・・・。いくら瞬発力があるといっても前が離れすぎている。3コーナー下りからビートブラックが先頭に立った。後続も仕掛けに入るが、オルフェーヴルはまだ後方だ。どうした池添。ビートブラックは早くも4コーナーから直線に入る。大きくリード。後続が迫るもまだまだ大きくリード。オルフェーヴルは大外を通って仕掛けるが行きっぷりが悪い。これはピンチだ。4コーナーから直線に入る時、1頭大きく外に膨らんだオルフェーヴル。いよいよピンチ。ここから届いたら奇跡に近い。どんどんビートブラックはゴールに向かう。もう逃げ込みは確実だ。2番手争いはトーセンジョーダンが伸びてきた。ウインバリアシオンも伸びてきた。オルフェーヴルは大外から懸命に脚色を延ばすが何時もの脚色がない。はじけてこない。その間にビートブラックは逃げ込んでしまった。
1着ビートブラック 3分13秒8、2着トーセンジョーダン 4馬身、3着ウインバリアシオン 2馬身、4着ジャガーメイル クビ、5着ギュスターヴクライ 1馬身1/2。
オルフェーヴルは信じられない11着。どうしたオルフェーヴル。惨敗の敗因が判らない。何時もははじける末脚がジリ脚で終わってしまった。オルフェーヴルガ何時もの脚を直線で使ったならば、勝つのは無理でも2着には上がれた筈だ。オルフェーヴル自身の上がり3Fタイムは34秒0。しかしウインバリアシオンは33秒5で3着に入っている。それよりも後ろにいたのに末脚が冴えなかったというのは他に敗因がありそうだ。これで凱旋門賞挑戦は消えてしまったかも・・・・・。
勝ったビートブラックはG-1どころか初の重賞制覇。騎手の石橋修もG-Ⅰ初制覇である。ビートブラックはこれまで菊花賞3着というのはあるが、過去重賞でもいいところはなかった馬で今日は14番人気。単勝も万馬券である。今日は高速馬場で前残りが多いのは判っていたことだ。それでいてオルフェーヴルは終始、後方のままで最後の直線で4、5頭追いぬいただけ。誠に解せない惨敗であった。本当に競馬は判らない。競馬に絶対はないということだ。
レースが終了後の優勝記念写真。ビートブラック陣営勢ぞろい。
天皇賞馬ビートブラック。父がミスキャストというのも地味で、予想外といえば失礼であるが、来場のファンは溜息、焦燥感でしらけてしまった。
今後、オルフェーヴルが復活するのか、それとも負けが続くのか、それは判らない。でも突然、強かった馬が勝てなくなることもある。そうなると評価は下がる一方なのである。でも、オルフェーヴルは史上最強だ。そういった声を今日は至る所で聞いた。それほど近走の勝ち方は際立っていたし、前走は負けてより一層、強さだけが印象に残った馬だ。たった一つの敗戦が今後の戦いに影響を及ぼすのか、これからのオルフェーヴルこそ、大いに注目されることになりそうだ。でも今日の敗戦は原因が判らない。
2012.04.15 (Sun)
第72回皐月賞
今日は朝から晴れて春らしい暖かいお天気。こんな絶好の日に第72回皐月賞(G-Ⅰ・3歳、芝2000m、18頭)が中山で行われた。ただし中山は稍重と渋っている。これが各馬にどのように左右するか。人気は割れて1番人気はグランデッツァ、2番人気はワールドエース、3番人気はディーププリランテ、4番人気ゴールドシップ、5番人気アダムスピークであった。これは前哨戦でことごとく勝ち馬が変わり互いの直接対戦が少なかったからこのように人気が割れたのだろうが、中山コースで行われるだけにコースどりや騎手の乗り方一つで着順が大きく変わりそうである。
いよいよスタートが切られた。18頭が1コーナーへ向かうが、スタートしてすぐに人気のワールドエースが躓いたようになり後方に下がった。これはアクシデントである。そういえばワールドエースの父ディープインパクトが同じ皐月賞でスタートして躓いて大きく出遅れたが、それでも勝った。はたしてワールドエースはどうなるか・・・・・・。さて、その間にメイショウカドマツとゼロスが先行争い。1、2コーナーを回ってこの2頭が競り合うように先行する。2頭が5馬身、6馬身、7馬身とリードする。メイショウカドマツが前にいたが外からゼロスが前に出てリードする。離れた3番手に何とアダムスピーク、4馬手にディーププリランテ、2馬身あいてトリップとコスモオオゾラ、そのあとにモンストールとロジメジャー、さらにスノードン、ペールドインパクト、そのあとにアーデント、サトノギャラント、そしてマイネルロブスト、フジマサエンペラーがいて、そのあとにグランデッツァ、シルバーウエイブで最後方にワールドエースとゴールドシップである。その間に前の2頭はどんどんリードする。スタートからのハロンタイムは12.4---11.1---12.3---11.9---11.4で1000m通過が59秒1。馬場を考えるとペースは速いだろう。早くも3コーナーの手前に先頭ゼロスがさしかかる。4、5馬身差でメイショウカドマツ、さらに7、8馬身開いてアダムスピーク3番手、3馬身差でディーププリランテ。先頭から最後方まで大きく離れてバラバラの展開である。3コーナーにかかり後続馬が仕掛けに入るが、ワールドエースは大外から上がっていく。ゴールドシップはインコースから上がっていく。3コーナー、4コーナー、先頭はゼロス、まだ大きくリード。2番手にメイショカドマツ、3番手以下はまだ離れている。中山の直線は短いが先頭のゼロスはまだ大きくリード。2番手メイショウカドマツ、ゴールドシップが内を利して一気に進出。ワールドエースは大外も大外。大きく各馬が内と外に広がっている。先頭はゼウス。ゴールドシップが来た。あと200m、ゼロス先頭だが、ここでゴールドシップがかわした。ゴールドシップが先頭、ゴールドシップが抜けた抜けた。あと100m、2番手争いは熾烈だ。ディーププリランテとコスモオオゾラ、ディーププリランテとコスモオオゾラが伸びる。さらにようやく大外からワールドエースが伸びて来た。でも先頭はゴールドシップで3馬身リード。2番手はディーププリランテかコスモオオゾラか、大外からワールドエース、ワールドエース。ワールドエースが勢いがいい。でもゴールドシップが2、3馬身リードして1着でゴールイン。
1着ゴールドシップ 2分01秒3、2着ワールドエース 2馬身1/2、3着ディーププリランテ 3/4馬身、4着コスモオオゾラ ハナ、5着グランデッツァ 1馬身1/4。
結果的にはゴールドシップの完勝だったが、コースの選別が大きな分かれ道になったようだ。向こう正面でゴールドシップとワールドエースは共に最後方の位置。ところが3コーナーでどちらも上がっていくときに、ゴールドシップは各馬が馬場が渋っているので外に膨れたところをうまくインから一気に進出したのに、ワールドエースは大外を通るしかなかったのか前にとりつくまでに時間がかかったようだ。4コーナーをで大外に回らされ、そこから前をとらえようとしたが、いい脚を使っても既にゴールドシップは前にいた。結局は中山コースを上手く乗りこなした内田博騎手のファインプレーといえそうだ。ただスタート直後に前の馬と接触して躓いてシンガリからの競馬を余儀なくされたワールドエースも見事だった。どちらかというとこの馬の脚質は東京の方が向いているだろう。これでダービーが面白くなった。ワールドエースの末脚が活かされるだろうし、ゴールドシップも血統的に言ってダービーの方が向いていると思える。
今回ディープインパクトの仔が5頭も出ていて結果的には2着3着だった。しかし、その前に立ちはだかったのがステイゴールドの仔のゴールドシップというのも興味深い。それにしても昨年のオルフェーヴルといい、ステイゴールドの仔はさほど多くないが確実に大物を出すものだ。
いよいよスタートが切られた。18頭が1コーナーへ向かうが、スタートしてすぐに人気のワールドエースが躓いたようになり後方に下がった。これはアクシデントである。そういえばワールドエースの父ディープインパクトが同じ皐月賞でスタートして躓いて大きく出遅れたが、それでも勝った。はたしてワールドエースはどうなるか・・・・・・。さて、その間にメイショウカドマツとゼロスが先行争い。1、2コーナーを回ってこの2頭が競り合うように先行する。2頭が5馬身、6馬身、7馬身とリードする。メイショウカドマツが前にいたが外からゼロスが前に出てリードする。離れた3番手に何とアダムスピーク、4馬手にディーププリランテ、2馬身あいてトリップとコスモオオゾラ、そのあとにモンストールとロジメジャー、さらにスノードン、ペールドインパクト、そのあとにアーデント、サトノギャラント、そしてマイネルロブスト、フジマサエンペラーがいて、そのあとにグランデッツァ、シルバーウエイブで最後方にワールドエースとゴールドシップである。その間に前の2頭はどんどんリードする。スタートからのハロンタイムは12.4---11.1---12.3---11.9---11.4で1000m通過が59秒1。馬場を考えるとペースは速いだろう。早くも3コーナーの手前に先頭ゼロスがさしかかる。4、5馬身差でメイショウカドマツ、さらに7、8馬身開いてアダムスピーク3番手、3馬身差でディーププリランテ。先頭から最後方まで大きく離れてバラバラの展開である。3コーナーにかかり後続馬が仕掛けに入るが、ワールドエースは大外から上がっていく。ゴールドシップはインコースから上がっていく。3コーナー、4コーナー、先頭はゼロス、まだ大きくリード。2番手にメイショカドマツ、3番手以下はまだ離れている。中山の直線は短いが先頭のゼロスはまだ大きくリード。2番手メイショウカドマツ、ゴールドシップが内を利して一気に進出。ワールドエースは大外も大外。大きく各馬が内と外に広がっている。先頭はゼウス。ゴールドシップが来た。あと200m、ゼロス先頭だが、ここでゴールドシップがかわした。ゴールドシップが先頭、ゴールドシップが抜けた抜けた。あと100m、2番手争いは熾烈だ。ディーププリランテとコスモオオゾラ、ディーププリランテとコスモオオゾラが伸びる。さらにようやく大外からワールドエースが伸びて来た。でも先頭はゴールドシップで3馬身リード。2番手はディーププリランテかコスモオオゾラか、大外からワールドエース、ワールドエース。ワールドエースが勢いがいい。でもゴールドシップが2、3馬身リードして1着でゴールイン。
1着ゴールドシップ 2分01秒3、2着ワールドエース 2馬身1/2、3着ディーププリランテ 3/4馬身、4着コスモオオゾラ ハナ、5着グランデッツァ 1馬身1/4。
結果的にはゴールドシップの完勝だったが、コースの選別が大きな分かれ道になったようだ。向こう正面でゴールドシップとワールドエースは共に最後方の位置。ところが3コーナーでどちらも上がっていくときに、ゴールドシップは各馬が馬場が渋っているので外に膨れたところをうまくインから一気に進出したのに、ワールドエースは大外を通るしかなかったのか前にとりつくまでに時間がかかったようだ。4コーナーをで大外に回らされ、そこから前をとらえようとしたが、いい脚を使っても既にゴールドシップは前にいた。結局は中山コースを上手く乗りこなした内田博騎手のファインプレーといえそうだ。ただスタート直後に前の馬と接触して躓いてシンガリからの競馬を余儀なくされたワールドエースも見事だった。どちらかというとこの馬の脚質は東京の方が向いているだろう。これでダービーが面白くなった。ワールドエースの末脚が活かされるだろうし、ゴールドシップも血統的に言ってダービーの方が向いていると思える。
今回ディープインパクトの仔が5頭も出ていて結果的には2着3着だった。しかし、その前に立ちはだかったのがステイゴールドの仔のゴールドシップというのも興味深い。それにしても昨年のオルフェーヴルといい、ステイゴールドの仔はさほど多くないが確実に大物を出すものだ。
2012.04.08 (Sun)
第72回桜花賞
ようやく春らしい気持のいいお天気となった。でも朝は放射冷却が効いて寒かったが3分咲きの中、3歳クラシックレース第一弾、第72回桜花賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝1600m、18頭)が快晴の阪神競馬場で行われた。今年は何時もより関東馬が強く前哨戦をことごとく制し、2歳女王だったジョワドヴィーヴルが前走で凡走したので突如として混戦模様となった。でも1番人気は復活を期待してジョワドヴィーヴル、2番人気はシンザン記念で牡馬を倒したジェンティルドンナ、3番人気はアイムユアーズ、4番人気はヴィルシーナ、5番人気はサウンドオブハートだった。
2コーナーを回り切ったあたりからのスタート。ゲートが開くやエイシンキンツェム、マイネエボナ、大外からアラフネが行く。そのあとは大魔神の持ち馬ヴィルシーナで、エピセアローム、サンシャインと続き、イチオクノホシ、アイムユアーズ、ジェンティルドンナ、サウンドオブハート、メイショウスザンナ、ダームドゥラック、トーセンベニザクラ、ファインチョイス、内にオネガハートランド、そして外からジョワドヴィーヴル、パララサルー、そしてシンガリの位置からプレノタートといった順で早くも3コーナーを回る。先頭はアラフネで2馬身リード。2番手にマイネエボナ、3番手エイシンキンツェムで800mの標識を通過。スタートから12.7---10.9---11.3---12.2のハロンラップで47秒1で通過。平均ペースである。3コーナーから4コーナーを通過。徐々に後続も押し上げる。このあたりでヴィルシーナがじわじわと4番手にあがる。エピセアロームのいい位置。各馬仕掛けに入り、いよいよ直線コースに入ろうというところである。あと400mにさしかかり先頭はアラフネ、2番手にヴィルシーナが上がってくる。ジョワドヴィーヴルはまだ後方の外。アラフネ先頭だが、ヴィルシーナがここで先頭に立った。アイムユアーズが接近。先頭にヴィルシーナ、2番手アイムユアーズ、ジョワドヴィーヴルは大外の13、4番手の位置。あまり鋭いことはない。あと200m、ヴィルシーナ先頭、ヴィルシーナ先頭。アイムユアーズが伸びる。この2頭の競り合いだが、その外からジェンティルドンナが来た。ジェンティルドンナが来た。この3頭が抜けた。外のジェンティルドンナが出た。ジェンティルドンナが出た。内のヴィルシーナも頑張る。しかし、ジェンティルドンナが1着でゴールイン。
1着ジェンティルドンナ 1分34秒6、2着ヴィルシーナ 1/2馬身、3着アイムユアーズ 1/2馬身、4着サウンドオブハート 1馬身3/4、5着メイショウスザンナ クビ。
1番人気のジョワドヴィーヴルは大外からジリジリと差を詰めたが6着どまりだった。どうも前走といい行きっぷりが悪い。勝ったジェンティルドンナも2着のヴィルシーナも6着のジョワドヴィーヴルもディープインパクト産駒。これでディープインパクト産駒は2年連続の桜花賞制覇となった。来週は皐月賞だが、ここでもディープインパクト産駒が大挙出走する。もしかして今年はディープインパクトの直仔が大暴れするかも・・・・・・・・。
2コーナーを回り切ったあたりからのスタート。ゲートが開くやエイシンキンツェム、マイネエボナ、大外からアラフネが行く。そのあとは大魔神の持ち馬ヴィルシーナで、エピセアローム、サンシャインと続き、イチオクノホシ、アイムユアーズ、ジェンティルドンナ、サウンドオブハート、メイショウスザンナ、ダームドゥラック、トーセンベニザクラ、ファインチョイス、内にオネガハートランド、そして外からジョワドヴィーヴル、パララサルー、そしてシンガリの位置からプレノタートといった順で早くも3コーナーを回る。先頭はアラフネで2馬身リード。2番手にマイネエボナ、3番手エイシンキンツェムで800mの標識を通過。スタートから12.7---10.9---11.3---12.2のハロンラップで47秒1で通過。平均ペースである。3コーナーから4コーナーを通過。徐々に後続も押し上げる。このあたりでヴィルシーナがじわじわと4番手にあがる。エピセアロームのいい位置。各馬仕掛けに入り、いよいよ直線コースに入ろうというところである。あと400mにさしかかり先頭はアラフネ、2番手にヴィルシーナが上がってくる。ジョワドヴィーヴルはまだ後方の外。アラフネ先頭だが、ヴィルシーナがここで先頭に立った。アイムユアーズが接近。先頭にヴィルシーナ、2番手アイムユアーズ、ジョワドヴィーヴルは大外の13、4番手の位置。あまり鋭いことはない。あと200m、ヴィルシーナ先頭、ヴィルシーナ先頭。アイムユアーズが伸びる。この2頭の競り合いだが、その外からジェンティルドンナが来た。ジェンティルドンナが来た。この3頭が抜けた。外のジェンティルドンナが出た。ジェンティルドンナが出た。内のヴィルシーナも頑張る。しかし、ジェンティルドンナが1着でゴールイン。
1着ジェンティルドンナ 1分34秒6、2着ヴィルシーナ 1/2馬身、3着アイムユアーズ 1/2馬身、4着サウンドオブハート 1馬身3/4、5着メイショウスザンナ クビ。
1番人気のジョワドヴィーヴルは大外からジリジリと差を詰めたが6着どまりだった。どうも前走といい行きっぷりが悪い。勝ったジェンティルドンナも2着のヴィルシーナも6着のジョワドヴィーヴルもディープインパクト産駒。これでディープインパクト産駒は2年連続の桜花賞制覇となった。来週は皐月賞だが、ここでもディープインパクト産駒が大挙出走する。もしかして今年はディープインパクトの直仔が大暴れするかも・・・・・・・・。
2012.04.01 (Sun)
ダービー卿チャレンジT、サンケイ大阪杯
昨日は悪天候だったが今日は一転して春らしい気持のいい天気。こんな中で中山ではダービー卿CT、阪神でサンケイ大阪杯が行われた。
まずダービー卿チャレンジT(G-Ⅲ・4歳以上、芝1600m、16頭)であるが中山のマイル戦。激しい競馬が予想された。人気はダイワファルコン、アプリコットフィズ、ガルボのい順だった。ツクバホクトオーが逃げ、サトノタイガーが2番手、テイエムオオタカ、ミキノバンジョー、ダイワファルコン、ガルボと続く。あっという間に4コーナーを回り中山の短い直線コースに入る。ツクバホクトオーが意外に粘る。粘る。粘る。あと100mを切る。ツクバホクトオーがまだ先頭。外からガルボが来た。内からオセアニアボス、外からネオサクセスも伸びる。だがガルボが真っ先にゴールイン。
1着ガルボ 1分33秒5、2着オセアニアボス クビ、3着ネオサクセス クビ、4着ツクバホクトオー 1/2馬身、5着ダイワファルコン クビ。
阪神ではサンケイ大阪杯(G-Ⅱ・4歳以上、芝2000m、14頭)が行われた。メンバーはけっこう揃って、G-Ⅰウイナーを差し置いて1番人気は4連勝中の上り馬フェデラリスト、2番人気は天皇賞馬トーセンジョーダン、3番人気はナカヤマナイト、4番人気はジャパンCウイナーのローズキングダム、5番人気は宝塚記念馬アーネストリー。
ゲートが開いた。コスモファントムがいいスタートから前に行くが意外にも有馬記念から久々のトーセンジョーダンがハナを奪う。仕方なく先頭に立ったようなもので超スローペース。2番手にコスモファントム、3番手フライングアップル、そのあとにフェデラリスト、ナカヤマナイト、アーネストリー、ローズキングダム、ダンツホウテイ、ナリタクリスタル、ソリタリーキング、ショウナンマイティ、メイショウカンパクといった順で1000m通過。タイムは何と1分05秒2。馬場は渋っているがそれにしても遅いペース。でも3コーナーからペースが一気に上がる。4コーナーを回って阪神の内回りコースの直線に入る。先頭はトーセンジョーダン。2番手にコスモファントム。外からフェデラリストが伸びて来た。早くもフェデラリストが先頭か。内からトーセンジョーダンが盛り返す。あと200m。フェデラリストが先頭。トーセンジョーダンが2馬手。後続が迫ってくるがこの2頭が抜けている。先頭にフェデラリスト、2馬手にトーセンジョーダンだが、あと50mを切った。すると大外から一気にショウナンマイティが2頭を差し切った。
1着ショウナンマイティ 2分05秒5、2着フェデラリスト 1馬身1/4、3着トーセンジョーダン クビ、4着ローズキングダム 3/4馬身、5着ナカヤマナイト 3/4馬身。
最後に本日未明(現地時間31日)に行われたドバイ・ワールドCの結果を記すとする。ドバイのメイダン競馬場で行われた国際競馬のドバイ・ワールドC(G-Ⅰ・北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、AW2000m、13頭)昨年、日本勢のヴィクトワールピサ、トランセンドが1、2着を独占し溜飲を下げたのであるが、日本勢のエイシンフラッシュ、トランセンドにとっては、今年は厳しい結果となった。スマートファルコンが出遅れて後手を踏み前に行けず。逃げたトランセンドも勝ったMonterossoに絶えずつつかれ3コーナーで早くも失速。後方にいた日本ダービー馬のエイシンフラッシュも直線で末脚が不発。勝ったのは昨年3着のMonterosso。
1着Monterosso 2分02秒67、2着Capponi 3馬身、3着Planteur 1/2馬身、4着So You Think 1/2馬身、5着Zazou 2馬身1/4。
日本勢はエイシンフラッシュが6着、スマートファルコンが10着、トランセンドはシンガリの13着だった。残念。
まずダービー卿チャレンジT(G-Ⅲ・4歳以上、芝1600m、16頭)であるが中山のマイル戦。激しい競馬が予想された。人気はダイワファルコン、アプリコットフィズ、ガルボのい順だった。ツクバホクトオーが逃げ、サトノタイガーが2番手、テイエムオオタカ、ミキノバンジョー、ダイワファルコン、ガルボと続く。あっという間に4コーナーを回り中山の短い直線コースに入る。ツクバホクトオーが意外に粘る。粘る。粘る。あと100mを切る。ツクバホクトオーがまだ先頭。外からガルボが来た。内からオセアニアボス、外からネオサクセスも伸びる。だがガルボが真っ先にゴールイン。
1着ガルボ 1分33秒5、2着オセアニアボス クビ、3着ネオサクセス クビ、4着ツクバホクトオー 1/2馬身、5着ダイワファルコン クビ。
阪神ではサンケイ大阪杯(G-Ⅱ・4歳以上、芝2000m、14頭)が行われた。メンバーはけっこう揃って、G-Ⅰウイナーを差し置いて1番人気は4連勝中の上り馬フェデラリスト、2番人気は天皇賞馬トーセンジョーダン、3番人気はナカヤマナイト、4番人気はジャパンCウイナーのローズキングダム、5番人気は宝塚記念馬アーネストリー。
ゲートが開いた。コスモファントムがいいスタートから前に行くが意外にも有馬記念から久々のトーセンジョーダンがハナを奪う。仕方なく先頭に立ったようなもので超スローペース。2番手にコスモファントム、3番手フライングアップル、そのあとにフェデラリスト、ナカヤマナイト、アーネストリー、ローズキングダム、ダンツホウテイ、ナリタクリスタル、ソリタリーキング、ショウナンマイティ、メイショウカンパクといった順で1000m通過。タイムは何と1分05秒2。馬場は渋っているがそれにしても遅いペース。でも3コーナーからペースが一気に上がる。4コーナーを回って阪神の内回りコースの直線に入る。先頭はトーセンジョーダン。2番手にコスモファントム。外からフェデラリストが伸びて来た。早くもフェデラリストが先頭か。内からトーセンジョーダンが盛り返す。あと200m。フェデラリストが先頭。トーセンジョーダンが2馬手。後続が迫ってくるがこの2頭が抜けている。先頭にフェデラリスト、2馬手にトーセンジョーダンだが、あと50mを切った。すると大外から一気にショウナンマイティが2頭を差し切った。
1着ショウナンマイティ 2分05秒5、2着フェデラリスト 1馬身1/4、3着トーセンジョーダン クビ、4着ローズキングダム 3/4馬身、5着ナカヤマナイト 3/4馬身。
最後に本日未明(現地時間31日)に行われたドバイ・ワールドCの結果を記すとする。ドバイのメイダン競馬場で行われた国際競馬のドバイ・ワールドC(G-Ⅰ・北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、AW2000m、13頭)昨年、日本勢のヴィクトワールピサ、トランセンドが1、2着を独占し溜飲を下げたのであるが、日本勢のエイシンフラッシュ、トランセンドにとっては、今年は厳しい結果となった。スマートファルコンが出遅れて後手を踏み前に行けず。逃げたトランセンドも勝ったMonterossoに絶えずつつかれ3コーナーで早くも失速。後方にいた日本ダービー馬のエイシンフラッシュも直線で末脚が不発。勝ったのは昨年3着のMonterosso。
1着Monterosso 2分02秒67、2着Capponi 3馬身、3着Planteur 1/2馬身、4着So You Think 1/2馬身、5着Zazou 2馬身1/4。
日本勢はエイシンフラッシュが6着、スマートファルコンが10着、トランセンドはシンガリの13着だった。残念。
2012.03.25 (Sun)
第42回高松宮記念
日本中央競馬会の今年のG-Ⅰレース第2弾、第42回高松宮記念記念(G-Ⅰ・4歳以上、芝1200m、18頭)新装なった中京競馬場で行われた。新しい中京競馬場は馬場も大きくなりこれまでの小回りコースからやや大きくなり直線コースも412mありホームストレートにも坂が設けられ、これまでのスピードだけで一気に駆け抜けるコースから力が必要なコースとなって見応えが出来た。
そして1番人気はロードカナロア、2番人気はカレンチャンと安田隆行厩舎の2頭が上位人気を独占。3番人気がサンカルロ、4番人気がジョーカプチーノ、5番人気がマジンプロスパーであった。
2コーナーを回り切ったあたりからのスタート。18頭が一斉に飛び出したがハナを奪ったのはエーシンダックマン。2番手には1番人気の芦毛の牝馬カレンチャン、そのあとにマジンプロスパー、ロードカナロア、レジェトウショウ、ダッシャーゴーゴーといったあたり。馬群は早くの3コーナーから4コーナーで相変わらず先頭はエーシンダックマン、2番手にカレンチャン。直線に入りエーシンダックマン先頭だが、あと300mでカレンチャンが先頭に出る。カレンチャン先頭。2番手に内のロードカナロア、外にダッシャーゴーゴー、しかし先頭はカレンチャン、カレンチャン先頭。2番手をロードカナロアとダッシャーゴーゴー、いずれの3頭も安田隆行厩舎だ。安田厩舎の上位独占か・・・・・。しかし、サンカルロが伸びて来た。外からサンカルロが伸びて来た。サンカルロが2番手に上がった。しかし、先頭はカレンチャンでゴールイン。
1着カレンチャン 1分10秒3、2着サンカルロ クビ、3着ロードカナロア 1/2馬身、4着ダッシャーゴーゴー
クビ、5着マジンプロスパー 3/4馬身。
カレンチャンは昨年秋のスプリンターズSに勝っているので、これでスプリントG-Ⅰレースを秋と春連覇したことになる。
そして1番人気はロードカナロア、2番人気はカレンチャンと安田隆行厩舎の2頭が上位人気を独占。3番人気がサンカルロ、4番人気がジョーカプチーノ、5番人気がマジンプロスパーであった。
2コーナーを回り切ったあたりからのスタート。18頭が一斉に飛び出したがハナを奪ったのはエーシンダックマン。2番手には1番人気の芦毛の牝馬カレンチャン、そのあとにマジンプロスパー、ロードカナロア、レジェトウショウ、ダッシャーゴーゴーといったあたり。馬群は早くの3コーナーから4コーナーで相変わらず先頭はエーシンダックマン、2番手にカレンチャン。直線に入りエーシンダックマン先頭だが、あと300mでカレンチャンが先頭に出る。カレンチャン先頭。2番手に内のロードカナロア、外にダッシャーゴーゴー、しかし先頭はカレンチャン、カレンチャン先頭。2番手をロードカナロアとダッシャーゴーゴー、いずれの3頭も安田隆行厩舎だ。安田厩舎の上位独占か・・・・・。しかし、サンカルロが伸びて来た。外からサンカルロが伸びて来た。サンカルロが2番手に上がった。しかし、先頭はカレンチャンでゴールイン。
1着カレンチャン 1分10秒3、2着サンカルロ クビ、3着ロードカナロア 1/2馬身、4着ダッシャーゴーゴー
クビ、5着マジンプロスパー 3/4馬身。
カレンチャンは昨年秋のスプリンターズSに勝っているので、これでスプリントG-Ⅰレースを秋と春連覇したことになる。