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2012.10.28 (Sun)

第146回天皇賞

 今日は1日中鬱陶しい空模様。朝方は雨がひっきりなしに降っていたが昼からはさほど降ってないもののどんよりした曇り空。昼間なのに暗くて暗くて秋深しを感じた。そんな中、東京競馬場で第146回天皇賞(G-Ⅰ・3歳以上、芝2000m、18頭)が行われた。今年の秋の天皇賞はオルフェーヴルが不在で、それ以外の主なところは出てきてメンバー的には面白いが絶対的な本命馬はいない。一応、3歳馬でダービーハナ差2着から好調維持にフェノーメノが東京得意で内枠に恵まれて1番人気。休養明けだが宝塚記念で2着だったルーラーシップが2番人気。3歳馬で明らかにマイラーだが5連勝で負けなしのカレンブラックヒルが3番人気。夏に札幌で復活したダークシャドウが4番人気。一昨年のダービー馬だがそれ以降は勝ち鞍のないエイシンフラッシュが5番人気だった。

 定刻3時40分にスタートが切られた。東京の1コーナーのポケットからスタートするトリッキーなーコース。スタートしてすぐにカーブがある。内から早くもシルポートがダッシュよく飛び出す。大外からカレンブラックヒルも好位置につける。2コーナーを回ってこれから長いバックストレート。先頭はシルポートで早くも5馬身、6馬身とリードを広げる。2番手にカレンブラックヒル、3番手に差がなくダイワファルコン。4番手に1番人気のフェノーメノ。5番手にアーネストリーと続き、そのあとにジャスタウェイ、トランスワープがいて、さらにサダムパテック、フェデラリスト、ダークシャドウ、トゥザグローリーが並ぶようにして中団を形成。さらにトーセンジョーダン、その内にエイシンフラッシュがいて、ジャガーメイル、ルーラーシップ、ナカヤマナイトで、後方にはマイネルスターリー、ネヴァブションが追走。その間に先頭のシルポートが大きくリード。2番手を25馬身以上話している。ハロンごとのタイムは12.5---11.2---11.1---11.2---11.3と1000mを57秒3で通過。ただし2番手以降はさほど速くもない。3コーナーから4コーナーにさしかかってもシルポートのリードは20馬身以上。しかし徐々に追い上げていく。2番手カランブラックヒル、3番手ダイワファルコン、2、3馬身離れてフェノーメノ絶好の位置。そのあとは集団である。いよいよ4コーナーを回って直線に入る。シルポートはまだ大きくリード。シルポート大きくリード。大きくリード。400mのハロン棒を通過。まだ10馬身リード。カレンブラックヒルとダイワファルコンが2番手。そのあとにフェノーメノ。シルポートがリード。あと300mを切ってもシルポートが5馬身リード。このあたりインコースからエイシンフラッシュが伸びてきた。あと200m、シルポート先頭。シルポートが先頭だが後続が一気に迫ってくる。カレンブラックヒルも来るが、インコースからエイシンフラッシュが一気に伸びてきた。外からはフェノーメノだ。しかし、エイシンフラッシュの伸びが良い。エイシンフラシュが先頭に出た。エイシンフラッシュ、エイシンフラッシュ。エイシンフラッシュが先頭、エイシンフラッシュが先頭。外からフェノーメノも来る。フェノーメノも来る。さらにルーラーシップもやってくる。しかし、エイシンフラッシュ先頭、エイシンフラッシュ先頭。フェノーメノ2番手。エイシンフラッシュ1着でゴールイン。

 1着エイシンフラッシュ 1分57秒3、2着フェノーメノ 1/2馬身、3着ルーラーシップ 1馬身1/4、4着ダークシャドウ 3/4馬身、5着カレンブラックヒル アタマ。

 何とエイシンフラッシュは1年半ぶりの勝利である。仮にもダービー馬。その後の低迷が嘘のような快勝だった。ただしこの馬は長い脚が使える馬ではない。あのときのダービーも超スローペースからの上がりの競馬になり、瞬発力で勝ったようなもの。ただし3ハロン程度なら33秒を切る脚を持っているので、その末脚を上手く鞍上のミルコ・デムーロが引き出したといえるだろう。2着のフェノーメノは正攻法の競馬だったが、また勝ち切れなかった。今のところビッグレースでの善戦マンである。カレンブラックヒルには距離が長過ぎたようだ。あと今日のメンバーにオルフェーヴルと3歳牝馬3冠のジェンティルドンナが加わるとジャパンCが面白くなりそうだが、ただ今年のダービー馬ディープブリランテの引退は残念である。
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2012.10.21 (Sun)

第73回菊花賞

 このところ競馬の記事ばかりになっているがしょうがないか。今日は絶好の秋晴れの中、京都競馬場で伝統の第73回菊花賞(G-Ⅰ・3歳、芝3000m、18頭)が行われた。今年の菊花賞はダービー馬のディープブリランテが結局出てこられずず、ダービー2着のフェノーメノが来週の天皇賞に回り、3、4着のトーセンホマレボシ、ワールドエースの池江勢が故障というから、なんかメンバーが手薄になってきた感がある。あとは皐月賞馬でダービー5着のゴールドシップが1強のような様子になったが、何しろ距離は3000m。この距離で台頭してくる馬がいるかどうかというのに興味がいった。単勝売上1番人気は圧倒的にゴールドシップ、2番人気はマウントシャスタ、3番人気はロードアクレイム、4番人気はフェデラルホール、5番人気はスカイディグニティだった。

 スタートが切られた。最内のゴールドシップはあまり出が良くなく下がっていた。最後方からの競馬である。1周目の3コーナーの坂、ハナに立ったのはビービージャパン。2番手にトリップ、内にコスモオオゾラ、4番手にタガノビッグバン、その後からは固まってフジマサエンペラー、ニューダイナスティ、内にフェデラルホール、エタンダール、マウントシャスタ、アーデント、ベールドインパクト、ユウキソルジャー、さらにはロードクライム、ラニカイツヨシ、後方から2番手でゴールドシップ、シンガリの位置にダノンジェラードで正面スタンド前を通過。淡々としたペースであってハロンタイムが13.0---11.9---12.2---12.2---11.6と1000m通過が1分00秒9と平均ペースである。けしてスローではない。1、2コーナーを回って相変わらず先頭はビービージャパン。リードは2馬身、2番手にフジマサエンペラー、コスモオオゾラ、タガノビッグバン、アーデント、ニューダイナスティの順で向こう正面を通過。ゴールドシップは後方から2番手の位置だが、芦毛の馬体が外から行った行った行った。外から上がって行く。3コーナーの坂の上りで5番手から4番手まで接近。これから坂を下って4コーナーの位置だが、先頭はこのあたりからマウントシャスタが先頭に出たが、その直後にゴールドシップが早くも上がってきた。そして直線に入る。マウントシャスタとゴールドシップ、マウントシャスタとゴールドシップ。ゴールドシップ先頭、ゴールドシップ先頭。まだ先は長い。後続も追い上げに入る。先頭にゴールドシップ、ゴールドシップ。外からベールドインパクトとスカイディグニティも伸びてきた。あと200m、ゴールドシップ、ゴールドシップ、外のスカイディグニティが伸びる。伸びる。しかし、ゴールドシップ先頭、ゴールドシップ先頭。2番手にスカイディグニティが上がる。でも先頭はゴールドシップ、ゴールドシップ。1馬身半ほどリードしている。2番手にスカイディグニティだが、ゴールドシップが先頭でゴールイン。

 1着ゴールドシップ 3分02秒9、2着スカイディグニティ 1馬身3/4、3着ユウキソルジャー 2馬身、4着ベールドインパクト アタマ、5着ラニカイツヨシ 1/2馬身。

 予想通りゴールドシップが勝ったが意外にも着差はつかなかった。でもあのロングスパートで最後まで末脚が持つとは実力がこの中では抜けているからであろう。血統的には昨年の3冠馬オルフェーヴルと配合が同じで父ステイゴールド、母の父メジロマックイーン。血のなせる技かもしれないがスタミナにも裏付けがあったのだろう。少々、強引なレース運びだったが力で押し切ってしまった。ここに入れば役者が違っていた。こらからは古馬との戦いになるが、オルフェーヴルとの対決も楽しみである。ところで芦毛なのに何故ゴールドシップなのかな? シルヴァーシップにすればよかったのにとも思うが・・・・・。
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2012.10.14 (Sun)

第17回秋華賞

 記事にするか迷ったが最近は更新率が低すぎるので書くことにした。なんで書くことをためらったかというとG-Ⅰレースといってっも牝馬限定のレースは好きではないからだ。それも桜花賞、オークスなら3歳クラシックだから権威もあると思うが、最近出来た3歳牝馬限定のG-Ⅰレースなんてどうでもいい。ましてや牝馬3冠なんて価値は薄い。小生は牝馬の価値は良い産駒を残すこと。それと牡馬を相手に勝ってこそ価値が上がるものと考えている。したがっていくら牝馬限定の中で3冠を獲得したからって興味もない。それで今日の第17回秋華賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝2000m、18頭)にジェンティルドンナが史上4頭目の3歳牝馬3冠をかけて出走してきたので取り敢えずは書いてみたのだが・・・。

 そもそも小生が競馬に興味を持った頃は牝馬の3冠レースなんてなかったから、秋は牡馬に混ざって菊花賞に出てきたものだ。たとえば桜花賞、オークス2冠のカネケヤキ。カネケヤキは菊花賞に出て野平裕二が鞍上で大逃げをうった。3000mの菊花賞で大逃げをうち後続を慌てさせたものである。このときカネケヤキは最後の直線半ばまで逃げのびあわやという感じであった。最後はシンザン、ウメノチカラ、オンワードセカンド、サンダイアルといった牡馬の強豪ににかわされたが5着に粘りレースを大いに盛り上げたものだ。

 それが1970年秋にビクトリアC(後のエリザベス女王杯)という重賞が創設されてから牝馬は菊花賞にほとんど出てこなくなった。それが20世紀に入りウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタといった牡馬相手にG-Ⅰレースまで勝つような名牝が一気に出現し大いにターフをわかせた。やはり牡馬との混合レースで勝つまくる牝馬の方が興味がいく。なので牝馬限定の3冠は所詮、牝馬限定のものでしかない。過去、牝馬3冠馬といえば3頭出ていて、メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネといるが、何れも牡馬混合の重賞レースでは全て負けているどころか、ほとんど惨敗といってもよい。それならエアグルーヴ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタあたりの方が強い牝馬であるというイメージがある。ということであまり牝馬限定のレースは記事にしたくないのだが、前述したとおり最近はブログ更新率が極端に低いので記事にする。

 さて史上4頭目の牝馬3冠をかけてジェンティルドンナがレースに臨んだが・・・。レースはスローで展開したが、向こう正面から一気にチェリーメドゥーサが馬群から抜け出し後続を引き離し始めレース展開が急変した。10馬身ほど大きくリードし4コーナーを回っても脚色が衰えない。あと200mでも先頭。人気のジェンティルドンナは外を回り届くかなという位置。そして内から対抗馬のヴィルシーナも同様に追い上げる。でもチェリーメドゥーサが粘る粘る。あと50mまで先頭だったが、ジェンティルドンナとヴィルシーナが並ぶようにして一気に迫りかわし切った。あとは2頭のマッチレース。結局、外から伸びたジェンティルドンナがハナの差で制し史上4頭目の3歳牝馬3冠馬の栄冠に輝いた。

 1着ジェンティルドンナ 2分00秒4、2着ヴィルシーナ ハナ、3着アロマティコ 1馬身1/2、4着ブリッジクライム 1/2馬身、5着チェリーメドゥーサ ハナ。

 ジェンティルドンナが3冠馬の栄光に輝いたものの、桜花賞、オークス、秋華賞全て2着がヴィルシーナだったというのは面白い。そういえば昔、昔、カツラシュウホウという皐月賞、日本ダービー、菊花賞全て2着だった不運な馬がいた。カツラシュウホウは皐月賞はクビ差(勝ち馬タイセイホープ)、日本ダービーハナ差(勝ち馬ダイゴホマレ)、菊花賞1/2馬身差(勝ち馬コマヒカリ)何れも僅差の2着であった。ついでにいうなら翌年の春の天皇賞でもクビ差の2着(勝ち馬トサオー)だったので、ヴィルシーナはカツラシュウホウほどではないが、不運な馬ではある。

 しかし、今後ジェンティルドンナに求められるのは牡馬と戦って勝てるかどうかということだが、既にシンザン記念で牡馬相手に勝っている。でもこのときはメンバーが弱すぎる。今後、牝馬3冠の価値を上げるには、ジェンティルドンナがどれだけの活躍が出来るかどうかにかかっている。何しろ先輩3冠馬の3頭が牡馬混合のレースだと良いところが何一つなかったので、ジェンティルドンナには期待するところが大である。
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2012.06.24 (Sun)

第53回宝塚記念

 朝から曇り空の日であるがムシムシしている。梅雨の中休みと言うところか。今日は阪神競馬場で春競馬の総決算、第53回宝塚記念(G-Ⅰ・3歳以上、芝2200m、16頭)が行われた。今年は前年の三冠馬で有馬記念をも制したオルフェーヴルがいるので・・・・・と言いたいが、この阪神で行われた阪神大賞典で逸走し2着。天皇賞で闘争心に火がつかずに11着惨敗したオルフェーヴル。この2戦があるのでどうも絶対的な信頼がおけない。それでオルフェーヴル陣営は最後まで出走させるかどうかで迷ったという。結局は出てきたが、人気も1番人気ながら圧倒的ではなかった。なのでオルフェーヴルの取捨に困るレースでもあった。それでも1番人気はオルフェーヴル、2番人気はルーラーシップ、3番人気はウインバリアシオン、4番人気はエイシンフラッシュ、5番人気はトゥザグローリーだったが、はたして?

 スタートが切られたがルーラーシップとモンテクリスエスがやや立ち遅れて出た。あとはまずまず。長い正面スタンド前の直線だが大外からネコパンチが押して押して出ていく。ビートブラック、アーネストリーも前に出ようとする。でも1、2コーナーを回って先頭はネコパンチ。3、4馬身のリード。2番手には何時の間にやらスマイルジャック。3番手に4、5馬身開いてビートブラック、そのあとにマウントシャスタとアーネストリー。6番手に1馬身半あいてルーラーシップとホエールキャプチャ。そのあとにヒットザターゲット、エイシンフラッシュ、トゥザグローリーが続き、さらにウインバリアシオンとオルフェーヴルが並んでいって、フェデラリストがマークするようにオルフェーヴルの直後につけている。さらにナカヤマナイトがいて、モンテクリスエスが後方から2番手。最後方からは例によってショウナンマイティとう展開で早くも3コーナーに差し掛かる。ハロンタイムは12.2---10.9---11.2---11.9---12.2と1000メートル通過が58秒4と馬場を考えれば速目である。既に3コーナーから4コーナー中間地点。各馬が追い上げてきた。ネコパンチのリードは1馬身ほどだが、ここから失速していった。変わってビートブラックとアーネストリーが先頭に出た。オルフェーヴルはまだ行かない。後方から5番手で馬群の中。16頭が固まってきて4コーナーを回り直線に入る。阪神の内回りは直線は短いが、オルフェーヴルは何時もと違い内にコースを選択した。先頭はインコースからマウントシャスタ。マウントシャスタが出た。大外からルーラーシップが2、3番手。内からオルフェーヴルが2番手に上がる。オルフェーヴルが2番手の位置。あと300m、マウントシャスタ、マウントシャスタ先頭。2番手にオルフェーヴル。大外からルーラーシップも伸びてきた。あと200m、オルフェーヴルが伸びる。オルフェーヴルが伸びる。ルーラーシップの伸びる。ここでオルフェーヴルが先頭。オルフェーヴルガ先頭。オルフェーヴルガ完全に出た。ルーラーシップが2番手か。ショウナンマイティも追い込んでくるが、オルフェーヴルが先頭で2馬身ほどリードして復活のゴールイン。

 1着オルフェーヴル 2分10秒9、2着ルーラーシップ 2馬身、3着ショウナンマイティ 1馬身1/4、4着ウインバリアシオン 2馬身、5着マウントシャスタ ハナ。

 蓋を開けてみると結局はオルフェーヴルだった。昨年のオルフェーヴルを覚えているだけにこの勝利は当然かも知れないが、この2走がおかしかっただけに今日のレースが今後を占う意味での試金石であったことは確かである。しかし、今後もオルフェーヴルは癖馬のイメージを保ったままレースに出てくるだろうから、出走してくる毎に物議を湧かすことになるだろう。これで凱旋門賞挑戦の話もまたまた出てきた模様。でもこういった気性の馬がいい方向に出ると案外面白いかも・・・・。
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2012.05.27 (Sun)

第79回日本ダービー

 日本ダービーの記事を長々と書いたのですが、2回も書いている最中に記事が飛んでいき、消えてしまいましたので本日は記事がなしということでお許しください。一応、結果はディープブリランテが勝ち、父ディープインパクに続いての父子二代制覇となりました。

 とにかく競馬の記事を書くのは疲れるのです。あの意味不明の長いカタガナの羅列を並べるだけで指が疲れるのであり、出来る限り長文の競馬記事は書きたくはないのですが、書かないと詳細が伝わらないから書いているのです。が、今日ばかりはせっかく長々と書いた記事が途中で2回も消えてしまったので、もう書くのはやめました。これだからパソコンのキーを打つのが嫌になるのである。ところで今日、念願のダービーに勝ったディープブリランテの調教師である矢作芳人調教師について少し書いてみることにする。

 矢作調教師は騎手の出身ではない。しかし、父が南関東公営の大井競馬場で調教師をやっていた関係から調教師という職業を選んだらしいのだが、その経歴が面白い。矢作調教師は全国的に名高い進学校である開成中学から開成高校の出身である。ここの卒業生は東大へ進むのが多い。なのに矢作調教師は高校を出て大学に進まなかった。すでに高校時代から競馬、競輪、競艇、麻雀といったギャンブルに手を染める変わり者だった(他人のことは言えないが)。それで開成高校を出ると競馬の調教師を目指すための修行を始めるのである。オーストラリアで競馬の修業をし、日本へ帰るとまず厩務員から出発。さらに調教助手、調教師へと上りつめ、今日、とうとうダービー・トレーナーへ・・・・・・。これからも有能な調教師として今後の活躍が期待されるのである。では本日はこれで失礼いたします。
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2012.05.20 (Sun)

第73回オークス

 今日は昨日とは違ってどんよりとした天気である。京都は心地よい風が吹いているが、東京では3歳牝馬クラシックの第73回優俊牝馬・オークス(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝2400m、18頭)が行われた。桜花賞で人気しながら敗れたジョワドヴィーヴルが骨折していたので回避。人気は割れてしまったが1番人気は何とミッドサーマーフェア。これには驚いた。そんなに強いのかと思ったが上り馬で勢いが買われたのだろう。2番人気は桜花賞2着の大魔神の馬ヴルシーナ、3番人気が桜花賞馬のジェンティルドンナ、4番人気がアイムユアーズ、5番人気がハナズゴールだった。

 きれいなスタートから18頭の牝馬が第1コーナーへ殺到する。マイネエポナ、オメガハートランドあたりが先頭を窺う勢い。2コーナーを回ってマイエネポナが先頭、2番手は2馬身差でエピセアローム、3、4馬身後に3番手オメガハートランド、3馬身開いて4番手アイムユアーズ、その後はトーセンベニザクラ、サンシャインと続く。さらに1馬身開いて内に白い馬体のアイスフォーリス、外にキャトルフィーユ。そして人気のヴィルシーナ、そのあとにダイワデッセーと1番人気のミッドサマーフェア。さらにメイショウスザンナ、ダイワズーム。その後ろに桜花賞馬ジェンティルドンナ、さらにサンキューアクト、ハナズゴールがいてチェリーメドゥサ、離れたシンガリにココロチラリといった展開である。ハロン毎のタイムは12.6---10.9---11.6---12.0---12.0---11.9で1000m通過が59秒1、1200m通過が1分11秒0と速い。馬場がいいのだろう。さほど無理して飛ばしてるといった感じはなく淡々とレースが進んでいる。でも3コーナーから4コーナーにかけてマイエネポナが5馬身リード。馬群も縦長でいよいよ府中の直線に入る。マイネエポナが先頭。マイエネポナが先頭。あと400m、ここでトーセンベニザクラとオメガハートランドが並んで先頭に出る。トーセンベニザクラかオメガハートランドか。さらにアイムユアーズも来た。アイムユアーズが出たか。内からアイスフォーリス、さらにヴィルシーナも伸びてきた。あと200m、先頭はアイムユアーズかヴィルシーナか。さらに大外からジェンティルドンナだ。ジェンティルドンナ、ジェンティルドンナ。一気に抜けた抜けた。脚色が違いすぎる。ジェンティルドンナが差を広げる。2馬身、3馬身、4馬身。もう勝利間違いない。2番手はヴィルシーナが出た。しかし、ジェンティルドンナが断然リードしてゴールイン。

 1着ジェンティルドンナ 2分23秒6、2着ヴィルシーナ 5馬身、3着アイスフォーリス 3/4馬身、4着アイムユアーズ ハナ、5着サンキューアスク 1馬身。

 結局は桜花賞の1、2着馬がそのまま1、2着だった。それもオークス・レコード・タイムのおまけつきでの決着で、ジェンティルドンナは春の3歳牝馬クラシックを二つとも制したことになる。さらに付け加えるならば桜花賞に続いてまたまたディープインパクトの仔が1、2着。フランス1000ギニーでもディープインパクト産駒のBeauty Parlour(イギリス産、3歳牝馬、4戦4勝)が勝利したが、海外も日本も牝馬のディープインパクト産駒が大活躍である。来週の日本ダービーでもディープインパクト産駒が数頭出走するが、牡駒は牝駒のようにいくかどうか・・・。何れにしても非常に興味深い。
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