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2010.04.03 (Sat)

今年の桜は・・・

 近畿地方の今年の桜は例年より早く開花した。これは2月下旬になって異様な暖かさが続いたからであるが、それだと満開になるのも早いのかと考えていたら、どうもそうではないようだ。結局、まだ満開のところが少なく、大方が七分咲き、五分咲きといった状態である。今日、4月3日の時点では、我が家の近辺の桜はほとんど満開になってない。例年よりも早く開花したというのに、まだ満開になってないというのは、3月になってから雨模様の日が多く、寒の戻りも強烈だから、開花はしたものの、そこから花がなかなか開花していかなくなったからであろう。それほど今年は雨が多く、不順な気候が多く、日照時間の少ない。したがって3月になってから寒の戻りが予想以上に強くなり、開きかけた桜の花が、それ以降、さっぱり開いていかなくなったということだ。それで、一つ気になることがある。

 今年の桜はボリューム感がないということだ。まだ、満開になってないところが多いからしょうがないといえばしょうがないのだけども、どうも木によって咲き方にバラつきが見られるのだ。8分咲きがあるかと思えば、すぐ近くには、まだ5分咲き程度の木もある。また同じ京都市でも様々で、地域差で咲き方が全く違うのだ。桜の木は植物なので、日の当たり具合や寒暖の差によって多少、差が出るのは仕方がないというものの、今年ほど咲き方にバラつきが見られる事も珍しい。それほどこの数週間が寒かったということと、雨が多いということに起因するのかもしれない。

 とにかく2月の下旬の高温続きで、桜がとんでもなく早い時期に開花した。つまり桜がわずかに開き始めたのである。だが、その後は雨ばかり降った関係からか、天候が不順であり寒い日が多かったので、やや開きかけた花が、その状態で待ちぼうけを喰らっているような、なんともおかしな咲き方をしている木々が多い。一本の木を見渡しても全体が咲いているのではなく、蕾のまま開花せずといった芽があるかと思えば、見事に開花している場合もあって不揃いな咲き方をしているのだ。それに、花が開きかけた状態で長い時間、経過しているので花が萎れている場合があって、見事な満開とはいえなのだ。

 桜の花というのは満開になるとすぐに散るのだが、満開になる前は花が強くて、少々の雨ではなかなか散らないものなのだが、これだけ開花しだしてから満開までに時間が長いと、桜の花びらも元気がなくなってくるのかもしれない。だから、今年の桜は見事な満開になるのだろうか。今日、3日現在では満開というのには早すぎるが、満開になってもはたして例年にも増して見事な桜の咲き方が見られるのかどうか、今から危惧しているのである。それにしても寒い。これだととても夜桜見学どころではないなあ・・・・・。
 
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