uncleyieのア・デイ・イン・ザ・ライフ

　今日は恐ろしく寒かった。厚着しても寒いのだからどうにもならん。積雪はほとんどなかったのだが気温が低い。道路が片っ端から凍結しているから滑って仕方がない。
　出て行くのが遅れてしまった。というのも水道が凍結して水が出てくれないからだ。顔が洗えない。歯が磨けない。どうにか役所の水道課に電話してやろうと思い外出が遅れてしまった。とにかく午前９時にならないと役所は動かないからな。午前９時になるや急いで電話したものの気温が上がるまで待つしかないと言われた。そして、今日、凍結したという電話を初めて貰ったというではないか。そりゃ９時になるやいなや電話をかけたからな。当たり前だ。
　しょうがないからもう出て行った。すると電車は意外と空いていた。時間が少しずれたからかな。そしてとある駅で人がごそっと降りた途端車内がすいた。すると横にいた女性が小生にいきなり何かを聞いてきた。「すみません。しずおかって漢字を書いてください」何のこっちゃと思った。その女性は30前後の白人女性だったのだ。メモ用紙を見せてそこに岡県って書いてあった。つまり静岡県の漢字の中で静だけが判らなかったみたいだ。日本語はぺらぺらである。でも岡県が書けるだけでもかなり日本語に精通した人である。それで小生が静の字を書いた。女性は「ありがとうございました」といった。小生は「どうしたんですか」と訪ねると、「書類に書かないといけないんです」
　それで書類に書いている途中、静岡の静が判らないので横にいた小生に書いて貰ったということだろう。しかし、顔を見なけりゃ白人とは思わないほど流ちょうな日本語だった。もっと話をしてみたかったが、次の駅で小生は降りなくてはいけなかったので話が出来なかった。残念、しかし、あれだけ日本語が上手い外国の方も珍しい。外国人が喋る日本語の域を超えていた。いや素晴らしい。