2012.07.22 (Sun)
第62回キング・ジョージⅥ世&クイーン・エリザベスS
7月21日(現地時間)にヨーロッパ競馬前半の大レースである第62回キング・ジョージⅥ世&クイーン・エリザベスS(G-Ⅰ・3歳、12F、10頭)が、ロンドンの西方にあるアスコット競馬場で行われた。
今年は今年の日本ダービー馬ディープブリランテが急遽出走することとなり、2週間前にイギリス入りして調整を行ってきて、いよいよ出走となった。今年は残念ながら2000ギニー、ダービー、愛ダービーと勝ち続けているCamelotが出てこずメンバー的に面白くなくなったが、それでも昨年の覇者Nathariel、昨年の凱旋門賞馬Danedream、昨年の仏ダービー馬Reliable Man、昨年のメルボルンCと香港ヴァーズを勝ったDunaden等が顔をそろえ興味深い一戦となった。人気はSea Moonが1番人気でNatharielが2番人気、St.Nicholas Abbeyが3番人気、結局ディープブリランテは6番人気だった。
レースの方はおそらくペースメーカーとしての出走と思えるRobin Hoodが逃げて、それをDunadenが2番手につける展開。ディープブリランテは6番手の外側につける、その内にはDanedream。淡々とレースは進み3角形の形をしているアスコット競馬場の最後のコーナーを回る直前にRobin Hoodは大きく後退。そして直線に入る。あと2ファロンの標識あたりから残りの9頭が仕掛けに入るが日本のディープブリランテだけが取り残されにかかる。早くも脱落か・・・・・。ここから各馬スパート。追い比べだが、最後の1ファロン、ここでディープブリランテは9番手。Nathanielの伸びがいい。ところが外から伸びてきた凱旋門賞馬Danedreamが馬体を合わせにかかる。ここから2頭の競り合いに入り、最後はクビの上げ下げ。2頭が並んでゴールイン。
1着Danedream 2分31秒62、2着Nathariel ハナ、3着St. NIcholas Abbey 1馬身1/2、4着Reliable Man アタマ、5着Sea Moon 1/2馬身。
残念ながらディープブリランテは8着といいところがなかった。それも7着から10馬身も離される惨敗。着差以上に力の差を見せつけられた格好となった。見せ場もほとんどなく最近の日本馬では最も悪い結果となった。おそらく斤量的に有利だということで参加したのだろうが(ディープブリランテは121ポンド、古馬は133ポンド、牝馬は3ポンドマイナス)勝負にならなかった。思えば6年前のハーツクライの健闘が嘘のように思える。適性がどうのこうのといえるかもしれないが、ちょっと負け方が酷過ぎる。もうちょうっと僅差で入線してほしかった。これではまだ国際的に見て弱かった1980年代のシリウスシンボリが出走した時とあまり変わらない。
ただ勝ったDanedreamにしても日本で行われたジャパンCでは6着といいところがなかったので、西洋から東洋、あるいはその逆の遠征競馬となると実力をフルに発揮ということは難しいのかもしれない。ただディープブリランテはヨーロッパの競馬に向いてないのかもしれない?
今年は今年の日本ダービー馬ディープブリランテが急遽出走することとなり、2週間前にイギリス入りして調整を行ってきて、いよいよ出走となった。今年は残念ながら2000ギニー、ダービー、愛ダービーと勝ち続けているCamelotが出てこずメンバー的に面白くなくなったが、それでも昨年の覇者Nathariel、昨年の凱旋門賞馬Danedream、昨年の仏ダービー馬Reliable Man、昨年のメルボルンCと香港ヴァーズを勝ったDunaden等が顔をそろえ興味深い一戦となった。人気はSea Moonが1番人気でNatharielが2番人気、St.Nicholas Abbeyが3番人気、結局ディープブリランテは6番人気だった。
レースの方はおそらくペースメーカーとしての出走と思えるRobin Hoodが逃げて、それをDunadenが2番手につける展開。ディープブリランテは6番手の外側につける、その内にはDanedream。淡々とレースは進み3角形の形をしているアスコット競馬場の最後のコーナーを回る直前にRobin Hoodは大きく後退。そして直線に入る。あと2ファロンの標識あたりから残りの9頭が仕掛けに入るが日本のディープブリランテだけが取り残されにかかる。早くも脱落か・・・・・。ここから各馬スパート。追い比べだが、最後の1ファロン、ここでディープブリランテは9番手。Nathanielの伸びがいい。ところが外から伸びてきた凱旋門賞馬Danedreamが馬体を合わせにかかる。ここから2頭の競り合いに入り、最後はクビの上げ下げ。2頭が並んでゴールイン。
1着Danedream 2分31秒62、2着Nathariel ハナ、3着St. NIcholas Abbey 1馬身1/2、4着Reliable Man アタマ、5着Sea Moon 1/2馬身。
残念ながらディープブリランテは8着といいところがなかった。それも7着から10馬身も離される惨敗。着差以上に力の差を見せつけられた格好となった。見せ場もほとんどなく最近の日本馬では最も悪い結果となった。おそらく斤量的に有利だということで参加したのだろうが(ディープブリランテは121ポンド、古馬は133ポンド、牝馬は3ポンドマイナス)勝負にならなかった。思えば6年前のハーツクライの健闘が嘘のように思える。適性がどうのこうのといえるかもしれないが、ちょっと負け方が酷過ぎる。もうちょうっと僅差で入線してほしかった。これではまだ国際的に見て弱かった1980年代のシリウスシンボリが出走した時とあまり変わらない。
ただ勝ったDanedreamにしても日本で行われたジャパンCでは6着といいところがなかったので、西洋から東洋、あるいはその逆の遠征競馬となると実力をフルに発揮ということは難しいのかもしれない。ただディープブリランテはヨーロッパの競馬に向いてないのかもしれない?
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