2012.10.14 (Sun)
第17回秋華賞
記事にするか迷ったが最近は更新率が低すぎるので書くことにした。なんで書くことをためらったかというとG-Ⅰレースといってっも牝馬限定のレースは好きではないからだ。それも桜花賞、オークスなら3歳クラシックだから権威もあると思うが、最近出来た3歳牝馬限定のG-Ⅰレースなんてどうでもいい。ましてや牝馬3冠なんて価値は薄い。小生は牝馬の価値は良い産駒を残すこと。それと牡馬を相手に勝ってこそ価値が上がるものと考えている。したがっていくら牝馬限定の中で3冠を獲得したからって興味もない。それで今日の第17回秋華賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝2000m、18頭)にジェンティルドンナが史上4頭目の3歳牝馬3冠をかけて出走してきたので取り敢えずは書いてみたのだが・・・。
そもそも小生が競馬に興味を持った頃は牝馬の3冠レースなんてなかったから、秋は牡馬に混ざって菊花賞に出てきたものだ。たとえば桜花賞、オークス2冠のカネケヤキ。カネケヤキは菊花賞に出て野平裕二が鞍上で大逃げをうった。3000mの菊花賞で大逃げをうち後続を慌てさせたものである。このときカネケヤキは最後の直線半ばまで逃げのびあわやという感じであった。最後はシンザン、ウメノチカラ、オンワードセカンド、サンダイアルといった牡馬の強豪ににかわされたが5着に粘りレースを大いに盛り上げたものだ。
それが1970年秋にビクトリアC(後のエリザベス女王杯)という重賞が創設されてから牝馬は菊花賞にほとんど出てこなくなった。それが20世紀に入りウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタといった牡馬相手にG-Ⅰレースまで勝つような名牝が一気に出現し大いにターフをわかせた。やはり牡馬との混合レースで勝つまくる牝馬の方が興味がいく。なので牝馬限定の3冠は所詮、牝馬限定のものでしかない。過去、牝馬3冠馬といえば3頭出ていて、メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネといるが、何れも牡馬混合の重賞レースでは全て負けているどころか、ほとんど惨敗といってもよい。それならエアグルーヴ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタあたりの方が強い牝馬であるというイメージがある。ということであまり牝馬限定のレースは記事にしたくないのだが、前述したとおり最近はブログ更新率が極端に低いので記事にする。
さて史上4頭目の牝馬3冠をかけてジェンティルドンナがレースに臨んだが・・・。レースはスローで展開したが、向こう正面から一気にチェリーメドゥーサが馬群から抜け出し後続を引き離し始めレース展開が急変した。10馬身ほど大きくリードし4コーナーを回っても脚色が衰えない。あと200mでも先頭。人気のジェンティルドンナは外を回り届くかなという位置。そして内から対抗馬のヴィルシーナも同様に追い上げる。でもチェリーメドゥーサが粘る粘る。あと50mまで先頭だったが、ジェンティルドンナとヴィルシーナが並ぶようにして一気に迫りかわし切った。あとは2頭のマッチレース。結局、外から伸びたジェンティルドンナがハナの差で制し史上4頭目の3歳牝馬3冠馬の栄冠に輝いた。
1着ジェンティルドンナ 2分00秒4、2着ヴィルシーナ ハナ、3着アロマティコ 1馬身1/2、4着ブリッジクライム 1/2馬身、5着チェリーメドゥーサ ハナ。
ジェンティルドンナが3冠馬の栄光に輝いたものの、桜花賞、オークス、秋華賞全て2着がヴィルシーナだったというのは面白い。そういえば昔、昔、カツラシュウホウという皐月賞、日本ダービー、菊花賞全て2着だった不運な馬がいた。カツラシュウホウは皐月賞はクビ差(勝ち馬タイセイホープ)、日本ダービーハナ差(勝ち馬ダイゴホマレ)、菊花賞1/2馬身差(勝ち馬コマヒカリ)何れも僅差の2着であった。ついでにいうなら翌年の春の天皇賞でもクビ差の2着(勝ち馬トサオー)だったので、ヴィルシーナはカツラシュウホウほどではないが、不運な馬ではある。
しかし、今後ジェンティルドンナに求められるのは牡馬と戦って勝てるかどうかということだが、既にシンザン記念で牡馬相手に勝っている。でもこのときはメンバーが弱すぎる。今後、牝馬3冠の価値を上げるには、ジェンティルドンナがどれだけの活躍が出来るかどうかにかかっている。何しろ先輩3冠馬の3頭が牡馬混合のレースだと良いところが何一つなかったので、ジェンティルドンナには期待するところが大である。
そもそも小生が競馬に興味を持った頃は牝馬の3冠レースなんてなかったから、秋は牡馬に混ざって菊花賞に出てきたものだ。たとえば桜花賞、オークス2冠のカネケヤキ。カネケヤキは菊花賞に出て野平裕二が鞍上で大逃げをうった。3000mの菊花賞で大逃げをうち後続を慌てさせたものである。このときカネケヤキは最後の直線半ばまで逃げのびあわやという感じであった。最後はシンザン、ウメノチカラ、オンワードセカンド、サンダイアルといった牡馬の強豪ににかわされたが5着に粘りレースを大いに盛り上げたものだ。
それが1970年秋にビクトリアC(後のエリザベス女王杯)という重賞が創設されてから牝馬は菊花賞にほとんど出てこなくなった。それが20世紀に入りウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタといった牡馬相手にG-Ⅰレースまで勝つような名牝が一気に出現し大いにターフをわかせた。やはり牡馬との混合レースで勝つまくる牝馬の方が興味がいく。なので牝馬限定の3冠は所詮、牝馬限定のものでしかない。過去、牝馬3冠馬といえば3頭出ていて、メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネといるが、何れも牡馬混合の重賞レースでは全て負けているどころか、ほとんど惨敗といってもよい。それならエアグルーヴ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ブエナビスタあたりの方が強い牝馬であるというイメージがある。ということであまり牝馬限定のレースは記事にしたくないのだが、前述したとおり最近はブログ更新率が極端に低いので記事にする。
さて史上4頭目の牝馬3冠をかけてジェンティルドンナがレースに臨んだが・・・。レースはスローで展開したが、向こう正面から一気にチェリーメドゥーサが馬群から抜け出し後続を引き離し始めレース展開が急変した。10馬身ほど大きくリードし4コーナーを回っても脚色が衰えない。あと200mでも先頭。人気のジェンティルドンナは外を回り届くかなという位置。そして内から対抗馬のヴィルシーナも同様に追い上げる。でもチェリーメドゥーサが粘る粘る。あと50mまで先頭だったが、ジェンティルドンナとヴィルシーナが並ぶようにして一気に迫りかわし切った。あとは2頭のマッチレース。結局、外から伸びたジェンティルドンナがハナの差で制し史上4頭目の3歳牝馬3冠馬の栄冠に輝いた。
1着ジェンティルドンナ 2分00秒4、2着ヴィルシーナ ハナ、3着アロマティコ 1馬身1/2、4着ブリッジクライム 1/2馬身、5着チェリーメドゥーサ ハナ。
ジェンティルドンナが3冠馬の栄光に輝いたものの、桜花賞、オークス、秋華賞全て2着がヴィルシーナだったというのは面白い。そういえば昔、昔、カツラシュウホウという皐月賞、日本ダービー、菊花賞全て2着だった不運な馬がいた。カツラシュウホウは皐月賞はクビ差(勝ち馬タイセイホープ)、日本ダービーハナ差(勝ち馬ダイゴホマレ)、菊花賞1/2馬身差(勝ち馬コマヒカリ)何れも僅差の2着であった。ついでにいうなら翌年の春の天皇賞でもクビ差の2着(勝ち馬トサオー)だったので、ヴィルシーナはカツラシュウホウほどではないが、不運な馬ではある。
しかし、今後ジェンティルドンナに求められるのは牡馬と戦って勝てるかどうかということだが、既にシンザン記念で牡馬相手に勝っている。でもこのときはメンバーが弱すぎる。今後、牝馬3冠の価値を上げるには、ジェンティルドンナがどれだけの活躍が出来るかどうかにかかっている。何しろ先輩3冠馬の3頭が牡馬混合のレースだと良いところが何一つなかったので、ジェンティルドンナには期待するところが大である。
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