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2014.06.01 (Sun)

第81回東京優駿(日本ダービー)

 今年もやってきた競馬の祭典、日本ダービー。それにしても暑い。真夏のような中でのダービーである。それでも東京競馬場には13万人以上の入場人員があったらしい。やっぱりダービーとなると違うのかな。それで今年は皐月賞馬のイスラボニータが1番人気、2番人気がトゥザワールド、3番人気がワンアンドオンリー、4番人気がレッドリヴェール、5番人気がトーセンスターダムの順だったが、皐月賞3着のウインフルブルームが出走を取り消してしまった。
 さて第81回東京優駿(日本ダービー、G-Ⅰ・3歳、芝2400m、17頭)が行われた。カンカン照りだが馬場は前残りがあり、パンパン馬場とは言えないらしい。それでスタートからエキマエが逃げた。そして2番手にトーセンスターダム。何時もは後ろから行くのにどうしたのかな。武豊の作戦か。またワンアンドオンリーも前に行った。この馬も差してくるというのに・・・・。イスラボニータは3番手。トゥザワールドは中団。レッドリヴェールは後方から追走。エキマエが7、8馬身離して逃げる。1000mを59秒6で通過。エキマエは平均ペースだが、後方は遅めということになる。ところが3コーナーでエキマエが故障して失速。ここでトーセンスターダムが押し出されるように先頭に立つ。4コーナーでソーセンスターダムが先頭。それに並ぶようにイスラビニータが2番手。直線に入ってもトーセンスターダムが先頭で、イスラボニーータが追う。その外からワンアンドオンリーも迫る。ところがあと300mで何とトーセンスターダムが内ラチにぶつかり失速。何ていうことだ。ここでイスラボニータ先頭に出る。あと200m。イスラボニータとワンアンドオンリーとの一騎打ちとなった。びっしり競ったが最後にワンアンドオンリーが競り落として勝った。

 1着ワンアンドオンリー 2分24秒6、2着イスラボニータ 3/4馬身、3着マイネルフロスト 1馬身1/2、4着タガノグランパ クビ、5着トゥザワールド クビ。

 追い込みが効かない馬場と言うこともありトーセンスターダムもイスラボニータもワンアンドオンリーも前に行ったが、肝心なところでトーセンスターダムがラチとぶつかるアクシデント。先頭に立ったイスラボニータをワンアンドオンリーガ外から接近して競り合いの末勝ったというレース。しかし後味の悪いレースだった。それにしても橋口弘次郎調教師は定年を前にしてようやくダービー・トレーナーに輝いた。これまでダンスインザダーク、ハーツクライ、リーチザクラウン、ローズキングダムとダービー2着が4回もあり、ダービーに対する執念は他の調教師以上にあったようだ。今回、ハーツクライの産駒でやっとダービー馬の調教師になった。まさに引退前の花道と言うところか。
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