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2014.06.22 (Sun)

You Tubeで1962年ワールド・カップ決勝を観る

 一昨日の朝7時からワールド・カップ日本VSギリシャ戦が行われた。ちょうど出勤時にあたるため、大部分の人は携帯電話で観戦していた模様で、電車の中でも情報が入る有様。でもなかなか点が入らず、それで前半の38分にギリシャのカツラニスが2度目のファウルにより退場。これでギリシャが10人で試合を戦わなくてはならなくなった。この時、若者2人組の中の1人が「よっしゃ! 後半3点ぐらい貰うか。これで勝てるぞ」と言っていたが、小生はこれで余計に点を取るのは難しくなったのではと思った。それは何故かというと、本来からギリシャは守備的なサッカー。以前ヨーロッパ選手権を制した時のサッカーが思い出される。ほとんどFW以外の選手はゴールの前で張り付いてヨーロッパの強豪たちがゴールを割ることが出来ず、ギリシャのカウンターにやられたのである。観ていても面白くないサッカーだが、点を与えなく僅かのチャンスで点を取り逃げ切るという安全運転サッカーでヨーロッパを制したのである。それをやられると日本の精度の欠いたサッカーでは、ボールを回すものの最終ラインを崩せず、点を取るのにも一苦労するのではと危惧したのである。それで後に結果を聞いたらスコアレス・ドローだという。またまた相手の術中に嵌ってしまったか。これでは予選リーグ突破がほぼ絶望となってしまった。勝ち点が並ぶと得失点差が問題になるので、最早コロンビアに3対0ぐらいで勝たなくては予選リーグ突破は不可能となった。たとえ勝ったとしてもギリシャがコートジボワールに勝てるかな・・・・・。ギリシャは点を取られなくても点を取れないサッカーだから、日本はコロンビアに圧勝しないと決勝トーナメント進出は難しい。いずれにしても自力では無理なのだ。それにしてもこの国内での盛り上げ方は凄いものがある。NHKまでが前日にニュース番組の中で特集するほどだから、如何にも日本が強くなったのだと錯覚を起こしてしまう。小生、今回のワールド・カップ、日本代表が予選リーグを突破するのはかなりの確率で難しいと思っていたので、悔しいだとかの気持ちも起らない。前回の南アフリカ大会の時は上手い具合にデンマーク戦でフリーキックが2本決まり予選リーグを突破した。相手のディフェンスを崩しての得点ではない。さらに、あれから4年、日本人の多くが海外のビッグクラブ入りする選手が増えたので強くなったと勘違いしているにすぎないと思った。しかし、よく考えたらマンUやACミランに移籍したからって彼等がレギュラーの位置を獲得しているかといえば、けしてそうではないだろう。それにザッキローニが日本らしいサッカーをすると言っていたが、この日本らしいサッカーと言うのが良く判らない。攻撃的にいくというが世界の壁は厚いのだ。確かにアジアの中では強豪国になった。しかし、アフリカ勢には身体能力で劣り、個人技では南米勢に勝てない。さらにフィジカル的にはヨーロッパ勢には歯が立たない。するとどうすればいいのだろうか。結局パスをつないだサッカーということなのか。しかし、今回パスの精度が悪過ぎてスピードもないからコートジボワール戦ではすぐに相手にボールを奪われるし、ギリシャ戦では中盤でボールを支配するも、そこからの突破力がなく、ゴールをこじ開けれない最悪の展開。日本にはメッシもいないしネイマールもいない。個人技で突破できる選手もいない。しかし、もう負けれないし首の皮1枚残っているというようなものではない。崖っぷちどころか、もう落下中だ。ただ相手のコロンビアがメンバーを落して、なめた試合をしてくれれば一抹の望みはあるかな・・・・。まあ期待はしていないが・・・。

 さて、日本の話題はこれぐらいにして、前回、You Tubeで1958年のワールド・カップの決勝、ブラジルVSスウェーデン戦をアップしたが、今回はその4年後に行われた1962年のワールド・カップ・チリ大会の決勝、ブラジルVSチェコスロバキア戦の時の映像をアップした。前回、初優勝したブラジルは、この大会も優勝候補で乗り込んできた。メンバーも前回優勝時のメンバーが大半残り大会当初から好調だった。だが、ブラジルは予選リーグ2戦目のチェコスロバキア戦でペレが太股を故障。以降の試合に出れなくなった。当時のルールでは試合途中にメンバー交代が出来ず、ペレは脚を痛めながらも最後まで出場したが、この試合0対0で終わってしまう。これは一大事だが、次の試合からはペレの代わりに23歳のアマリウドが入りその穴を埋めた。この辺り流石ブラジルだ。タレントが豊富と言うか、ペレを欠いても補欠のアマリウドがきっちり活躍する。しかし、この大会でもっとも光ったのは右のウイング、ガリンシャである。前回のスウェーデン大会の時から独自のドリブルで相手のディフェンス陣を嘲笑ったが、どちらかというとペレにスポットライトが浴びていた。だが、今度はペレがいなくなってしまった。するとガリンシャはクロスも出すが、自らもゴールを狙いだす。そして大会が終わった時、ガリンシャは同僚のババとともに得点王に輝いていた。
 それでは1962年のワールド・カップ決勝の話をしよう。メンバーはブラジルがGK
ジウマール、FBジャウマ・サントス、マウロ、ソジモ、ニウトン・サントス、HBジト、ジジ、FWザガロ、アマリウド、ババ、ガリンシャ。チェコスロバキアがGKスフロイフ、FBティヒィ、プレスカル、ポプルハール、ノバーク、HBクバシュニャーク、マソプスト、FWポスピハール、スヘレル、カドラバ、イェリーネク。共に布陣は4―2―4である。
 試合はまず15分にチェコスロバキアが先制した。ポスピハールのパスをマソプストが決める。だがブラジルはすぐに反撃。2分後の17分、左サイドを突破したアマリウドが狭い角度からゴールして同点。前半は1対1で終了。後半に入り73分アマリウドのセンターリングをジトが頭で落とし2点目を入れる。さらに88分、ゴールキーパーのキャッチミスをババが蹴り込むごっつあんゴール。こうして3対1でブラジルが勝ち、ワールド・カップ2連覇を果たす。ところでブラジルは前回のスウェーデン大会の時とメンバーは3人しか変わってないが、背番号が前回とかなり違っている。前回11番だったガリンシャは7番。21番だったザガロが7番。19番だったババが20番。4番だったジトが19番。8番だったジジが6番。2番だったジャウマ・サントスが4番。6番だったニウトンサントスが12番である。ただし決勝には負傷で出れなかったが、ペレは10番のままである。これでブラジルの10番はペレと言うイメージが定着してしまったのだろう。

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