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2014.07.10 (Thu)

ブラジル・サッカーが崩壊した

 台風8号が通過中。勢力が衰えたとはいえ沖縄では猛烈な暴風雨が吹き荒れた。そもそも7月でこれだけ大型の台風が日本に来るなんてと思いたくないが、最近は50年に一度とか観測史上初とかいったことが頻繁に起こるが、それだけ日本近海での海水温が高いということなのだろう。やっぱり地球温暖化の影響か? 喜ばしいことではないが、是が現実なのだ。
 それはそうとワールド・カップの準決勝でブラジルがドイツに1対7で大敗した。信じられないでいる。サッカー王国ブラジルと自他ともに認めるところであるが、ブラジルがこれだけの大量失点を食らったのを見たことがない。ネイマールが骨折していなくなりディフェンスの要で主将、精神的な支柱でもあったチアゴ・シウバが累積カードが溜まり出られなかったというのもあるが、ブラジルがドイツの上手い攻めにズタズタに引き裂かれてしまった。試合開始当初はそうでもなかったが、11分にコーナーキックをミュラーに決められて先制され、23分にクローゼに2点目をを入れられると焦りから攻撃と守備が絡み合わず、僅か6分の間に4失点。前半だけで5対0。後半に入ってもドイツは2点を入れ7対0。最早どうすることも出来ない。試合終了直前に1点を入れるが何の慰めにもならない。ブラジルVSドイツという南米、ヨーロッパを代表する強豪国同士でいい試合をするかと思ったら意外な結果に唖然とするしかない。それもブラジルのホームやっているのにこんな大敗を喫するとはブラジル・サッカー史における屈辱的な試合となった。1950年のブラジル・ワールド・カップでウルグアイに1対2で逆転負けしたブラジルではマラカナンの悲劇として自殺者まで出し、後世まで語り続けられているが、今回のはさらに酷い結果になりミネイランの悲劇となってしまった。つまり今回のブラジルはネイマールの得点力に頼るところも多く、チームとしては完ぺきではなかったのかもしれない。代わりの選手が穴埋めできないというのはチームに何処か目に見えない穴があったのだろう。タレント豊富なブラジルでも今回のような若いチームだと何かがきっかけで破綻をきたす。それに相手がドイツと言うのも悪かった。ドイツのチームは組織力と結束力高く、それでいてフィジカル的にも精神的にも強い。そこへ粘り強さとスタミナもあるからブラジルといえども一度リズムを崩すとつけこんでくる。結果的にはブラジルの欠点とドイツの長点が全て出た試合だったような気がする。
 小生は子供の頃、ブラジルのサッカーに魅せられてサッカー・ファンになったから今回の結果を見て一抹の寂しさを感じないでもない。ただ今回のブラジル・サッカーを観ていてあまり魅力を感じないのも確かではあった。
 小生が思うに、ブラジルのサッカーが一つのスタイルとして1番輝いていたチームは1982年のスペイン大会だろうと思う。黄金の中盤を一体として個人技ありパスワークあり、イマジネーションのある身惚れるような見事なサッカーをしていた。ただ優勝したイタリア戦でロッシのハットトリックにより敗れ去ったが、この時のブラジル・チームこそが大会の華であった。その後のブラジルは個人技も優れていて強くはあるが、どこか物足りなさもある。どちらかと言うと数人のスター・プレーヤーに依存している面が少なくない。なのでチームとしては何か魅力に欠けていたというのが本音である。それが今回ネイマールとチアゴ・シウバが欠けていて、先制され2点目をあっさり失い、パニック状態を起こしたようだ。だからチームとしては完成されてなかったってことだろう。それでもブラジルのサッカーと言うのは魅了してやまないのだが。

1982年ワールド・カップのブラジル代表チーム


1982年ワールド・カップ ブラジルVSアルゼンチン戦
アルゼンチンはケンペス、パサレラ、アルディレス、ベルトーニ、タランティーニといった前回優勝のメンバーに天才マラドーナが加わった。対するブラジルはジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの黄金カルテットとエデル、オスカー、ジュニオールとタレントぞろい。好試合になったがこの大会でデビューしたマラドーナは、バチスタの執拗なマークにいらついて足蹴りを加えレッドカードで一発退場となった。

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