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2008.03.22 (Sat)

フラワーC

 心地よい暖かさの今日、中山で3歳牝馬の重賞フラワーCが行なわれた。このレースの勝ち馬及び2着馬には桜花賞出走権があるという。今年の3歳馬は牝馬も牡馬も絶対的に抜けている馬がいないので、どの馬にもチャンスはあるから、クラシック・レースに出る権利を是非とも取りたいところであろう。それでフラワーC(Jpn-Ⅲ・3歳牝馬、芝1800m、16頭)は、2勝馬と1勝馬ばかり勢揃い。1番人気は前走、牝馬限定の500万特別で、2着に4馬身差をつけて楽勝したブラックエンブレム、2番人気は鋭い末脚を持つシングライクバードだった。

 スタートすると人気のブラックエンブレムが最内枠を利して難なく先頭に立った。2番手にはビービーモデナ、3番手にデルマベガ、4番手にマイネウインク、その外にハイエストホワイト、向こう正面中間地点で、8枠の桃色帽子2頭、スペルバインド、スペシャルディナーがハイエストホワイト、マイネウインクをかわして上位に上がっていく。その後ろにはカレイジャスミン、マイネフルーレ、アロマキャンドルがいて、レッドアゲート、そしてムードインディゴ、後方にプティマカロン、最後方にシングライクバード。3コーナーにかかろうとして、800の標識を通過。1分01秒4と例によってスローペース。これだと後方の馬では届かない。先頭のブラックエンブレムにスベルバインドが外から馬体を併せるように接近した。4コーナーにかかる。ここでまたブラックエンブレムが半馬身ほどリードする。2番手にスペルバインド、3番手にマイネウインク、ビービーモデナ、外からスペシャルディナーが並んで仕掛けようとする。これからいよいよ直線コース、ブラックエンブレムが最内コースを通って先頭。2番手に8枠の2頭、スペルバインド、スペシャルデイナー、外にハイエストホワイト、カレイジャスミンが迫ってくる。でも先頭はブラックエンブレム、馬場の中央からレッドアゲートがやって来る。先頭はブラックエンブレム、ここでまた突き放そうとしている。2番手に上がってきたレッドアゲートが迫る。3番手以下が離れてしまって、この2頭の争いとなったが、ブラックエンブレムが逃げ切ってしまったようだ。

 1着ブラックエンブレム 1分49秒5、2着レッドアゲート アタマ、3着シングライクバード 2馬身1/2、4着マイネウインク アタマ、5着ムードインディゴ 1馬身。

 このレースはブラックエンブレムがマイペースで逃げ切ったのに、シングライクバードは最後方からの競馬を強いられた。直線の短い中山での中距離レースである。先行馬が有利なのは解りきっているはずだか、シングライクバードは1番後ろからの競馬となった。これだと勝てというほうが無理だ。でもシングライクバードは、東京コースだと見せ場があると思えるので、その時は要注意である。

 これでブラックエンブレムは桜花賞に出走出来る事となった。でも中山と違って大回りの阪神外回りコースで桜花賞は行なわれる。当然、今日のようにスローペースとは行かないだろう。もっと前半から速いラップを刻む平均ペースとなるだろう。そして、470mもある長い直線コースでの叩き合いとなる。はたして大混戦の桜花賞。桜の女王に輝くのはどの馬か・・・・・・。少なくとも去年のようなダイワスカーレット対ウオッカという図式にはならないだろう・・・・。

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