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2008.10.21 (Tue)

桂川駅

 先週の土曜日にJR東海道線(京都線)の西大路~向日町間に桂川駅が開業した。所在地は京都市南区久世で、西大路駅からだと2.8km、向日町駅からだと1.1kmのところに設置された。しかし、何故、こんな何も無い場所に新駅が設けられたかというのは、この駅の西側600mのところに阪急・洛西口駅があり、また当駅の西南には、かつてキリンビールの京都工場があった。それでキリンビール工場は数年前に立ち退いて、現在は広大な空き地になっているが、何れ複合商業施設と高層マンションが建つことになっていて、乗客の需要が見込めるということで建設されることになったようだ。

 最近は私鉄もJRも駅数を増やし、より乗客を増やそうという考えかもしれないが、私なんか一言言わせて貰うとするならば、駅を増やすのは良いけども、通勤時間がより長くなるのは御免被る。それに停車駅が増えただけ電車がより混むので願い下げである。だから停車駅を増やすのは、何も良いことばかりではなく、この駅を利用する乗客以外にとってはいい迷惑でもある。でも日本の人口が今後、あまり増えないということは、こうでもしないと将来、乗客増が見込めないということなのであろう。とはいうもののこの駅の西側にある阪急・洛西駅も何年か前に設けられた駅で、この付近の住民は大いに喜んだことだろう。

 ところで昔、このあたりは久世郡といわれ京都市ではなかった。久世郡は京都市の南部に隣接する一帯の地域で、宇治町、小倉村、大久保村、淀村、寺田村、富野荘村、その他からなり、昭和の時代になって、人口増から宇治町は宇治市、その後に小倉村や大久保村は宇治市に編入、寺田村や富野荘村は城陽市、淀村は京都市伏見区とかに編入され、現在において久世という地名が見られるのは、この付近だけとなってしまった。かつて『竹田の子守唄』に唄われた久世というのは、この周辺のことをいうのだろう。とにかく今でも京都の田舎といった雰囲気のある地域であるが、駅の新設により何れこの周辺も都市化が進んでしまうのだろう。新駅が出来ると駅前に商業施設が建ち、急速に街は発展する。それが時代の流れというものである。

 真新しい桂川駅の駅舎。
s-P1010428.jpg

 ホームが一つの島型の橋上駅で、普通電車しか停まらない。
s-P1010427.jpg

 ちょうど西明石行き207系の普通電車が到着したところである。
s-P1010431.jpg
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