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2009.02.17 (Tue)

朝の通勤電車の車窓から

 今日は朝から寒気団が上空に居座り、随分と雪を降らせてくれたが、朝、電車で移動するごとに景色が白っぽく変化していくところを垣間見て、近江の国へ来ているということを実感させられた一日である。

朝、何時も通り電車に乗るが、辺りは曇っているが霙も氷雨も降っていない。前日の朝よりも格段に気温が低いが穏やかな天候であった。少なくとも京都駅までは穏やかな空模様であった。

京都駅で米原行きの221系普通電車に乗り換える。京都駅を発車した電車は鴨川の鉄橋を渡り東大路通りの陸橋を潜り、やがて東山トンネルに入る。2㎞弱のトンネルなのだが・・・・・国境の長いトンネルを抜けると雪国だった・・・・・・と書いたのは川端康成だが、その小説『雪国』の書き出しのように、東山トンネルを抜けると雪化粧だった。

山科盆地はうっすらと雪が表面を覆い隠している。でも山科は京都市である。東山三十六峰が京都盆地と山科盆地を隔てていて、西側の京都市街地は雪も降っていないのに東側の山科では僅かではあるが降雪が見られるという興味ある現象に目を見張っていたら、間もなく逢坂山トンネルに電車は入る。こちらは・・・・しるもしらぬも あふさかのせき・・・・・と蝉丸の詠んだ歌で有名な山である。この京都府と滋賀県の文字通り国境を抜けるトンネルを出ると、やはり雪景色だった。だが余り降った雰囲気ではなく、山科よりも薄い雪化粧であった。さらに電車は進み、膳所に来ると路面は乾いている・・・・・・・何ともこれは奇妙な? 大津と膳所なんてさほど離れていないのに、大津ではうっすら雪化粧、膳所では雪は降っているのに・・・・・・今、降り出したのだろうか?

 とにかく到着する駅ごとに雪景色が変化していくので、何時もは外の風景等を楽しむことなどないのに、今日に限っては面白い。だが草津あたりでは雪の降り方が激しくなってきた。結局、守山で積雪が5㎝に及んでいそうだし、其処から先はだんだんと雪の降り方も、積雪も激しさを増してくる。つまりこれが、近江の国、湖国なのだと痛感する1日であった。でも、これが毎日、続くといい加減、うんざりするだろう。やはり滋賀県というところは近畿の中の雪国なのである。積雪など数年に一度あるかどうかの大阪とは、全てにおいてかけ離れていて、まことに面白いところである。
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