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2009.05.15 (Fri)

ザ・ローリング・ストーンズのアルバムを聴く『ホット・ロックス1』

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 このアルバムはローリング・ストーンズ初期のヒット曲ばかり集めた作品集であるが、全12曲の題名を聴くだけで唸ってしまう。12曲全てが少年時代に聴いたローリング・ストーンズの思い出として生きている曲ばかりだからである。収録曲は『タイム・イズ・オン・マイ・サイド』『ハート・オブ・ストーン』『プレイ・ウィズ・ファイア』『サティスファクション』『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』『一人ぼっちの世界』『マザー・リトル・ヘルパー』『19回目の神経衰弱』『黒くぬれ』『アンダー・マイ・サム』『ルビー・チューズデイ』『夜をぶっとばせ』で、これらは1964年から1966年までの間に収録された曲ばかりで、題名を聞いてあの曲もこの曲も知っていると思われる方は、間違いなく50代以上の方でしょう。

 そういえば1960年代、ビートルズ旋風が吹き荒れた頃、このローリング・ストーンズというのもビートルズほど一般受けしなかったものの、日本のアマチュアバンドに多大な影響を与え、彼らの曲をコピーしようという少年バンドが、当時、巷に氾濫していた。勿論、我々もその中の一つではあったが・・・・・。中学生当時、仲間とエレキバンドの真似事のようなことをやっていて、我々もローリング・ストーンズの曲を一生懸命、下手なりに練習した覚えがある。結局、中学3年になり、受験だということで一人抜け、二人抜け、バンドは自然消滅したが、今でも上記にあるような曲はほとんどコピーしようと懸命になったものである。だから私は少年時代によく口ずさんだ曲は今でも諳んじるほど覚えている。『サティスファクション』『黒くぬれ(ペイント・イット・ブラック)』なんて曲は好きだった。だが、今でも口から出てくる曲というのはバラード調の曲が多く『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』『ルビー・チューズデイ』の2曲は私の十八番であった。

 『As Tears Go By』は、マリアンヌ・フェイスフルが歌って一度ヒットしているが、本来はミック・ジャガー、キース・リチャーズ、A・L・オールダムの3人が作った曲である。そして、ストーンズは既存の曲を自ら収録し、私としてはマリアンヌ・フェイスフルよりもミック・ジャガーが歌ったレコードの方を良く聴いた。

 It is the evening of the day
 I sit and watch the children play
 Smiling faces I can see but not for me
 I sit and watch as tears go by
 (以下、省略)

 ローリング・ストーンズにしては珍しいスローバラードである。ミック・ジャガーの恋人だったマリアンヌ・フェイスフルに与えた曲ではあるが、本家が歌うとまた違った味わいがあった。

 『Ruby Tuesday』は、1967年初頭に発売されたシングル盤で、確かB面に入っていたと思う。それでA面の曲が『夜をぶっとばせ(Let’s spend the night together)』であったが、私はこのシングル盤を買った同級生のT君に借りて両面を聴いてみたが、B面の『ルビー・チューズデイ』の方をより気に入ったことは言うまでも無い。

 いきなりミック・ジャガーのヴォーカルから入るが、何処かストーンズらしくない。何故だろうと考えたら、エレキギターの音がしないからであった。聴こえてくるのはリコーダーとストリングスとドラムとキーボードである。ロックバンドなのにアコースティックなサウンドであり、私はストーンズといえどもビートルズを意識したのかなあとも思った。実際、ビートルズには『エリナー・リグビー』『イエスタデイ』『イン・マイ・ライフ』『フール・オン・ザ・ヒル』といったアコースティックな名曲が綺羅星の如く存在していたから、ブルースぽくてブラックぽっいローリング・ストーンズが、このような曲を作るのかと思った。でも好きな曲なのでよく歌ったものである。

 She would never say where she came from
Yesterday don't matter if it's gone
While the sun is bright or in the darkest night
No one knows
She comes and gone

Good bye , Ruby Tuesday
Who could hang a name on you
When you change with every new day
Still I'm gonna miss you
 (以下、省略)

 キース・リチャーズのギター伴奏で『アズ・ティアーズ・ゴー・バイ』を歌うミック・ジャガー


 『ルビー・チューズデイ』を演奏するローリング・ストーンズ。なんとブライアン・ジョーンズがリコーダーを吹き、ビル・ワイマンがコントラバスを弾くなどとは実に興味深い。

 
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