2009.05.17 (Sun)
第4回ヴィクトリアマイル
東京競馬場は雨が降り芝が波打つほどの強風の中、第4回ヴィクトリアマイル(GⅠ・4歳以上牝馬、芝1600m、18頭)が行なわれた。1番人気は牝馬ながらダービー、安田記念、天皇賞に勝っている女傑ウオッカ、2番人気はオークス、秋華賞に勝っているカワカミプリンセス、3番人気はエリザベス女王杯に勝っているリトルアマポーラ、4番人気は8歳馬ジョリーダンス、5番人気は桜花賞馬レジネッタと、古馬牝馬の一流どころは一応、顔を揃えていた。でも馬場は荒れてはないが、悪天候の中、それに好不調の激しい牝馬のこと、波乱の結果も予想されたが・・・・・・。
ゲートが開いた。ウオッカが好スタートを切った。府中の長い向こう正面を走る。まず内の方からショウナンラノビア、ブーケフレグランス、ブラボーデイジーらが行くが、先頭に立ったのは最内のショウナンラノビア、2番手にブーケフレグランス、3番手ブラボーデイジー、ヤマニンメルベイユ、セラッフィックロンプと続き、本命ウオッカはそのあとから行く。その直後にリトルアマポーラがつけ、マイネレーツェル、ザレマ、ジョリーダンス、サワヤカスマイル、ムードインディゴ、レッドアゲート、そしてカワカミプリンセスが行き、チェレブリスタ、アルコセニョーラ、レジネッタといて、1番後ろにヤマニンエマイユが続く。早くも800mを通過。ここでカワカミプリンセスが外から動く。馬群は3コーナーから4コーナーというところ。ペースは12.2---10.8---11.7---12.0---11.9と、800m通過が46秒7、1000m通過が58秒6と平均ペースである。淡々とレースが進み、4コーナーをカーブする。ウオッカは5番手から4番手へ楽な手ごたえで上がってくる。いよいよ直線コースに入る。先頭はショウナンラノビア、ブーケフレグランスというところだが、ウオッカは既に3番手、スパート体勢に入る。あと300mでウオッカは2頭の間を割って先頭に立った。ここからウオッカの独走。これでは勝負にならない。後続の争いはショウナンラノビアとブラボーデイジーだが、ウオッカは後続を突き放している。5馬身、6馬身と差が開く。雨の中、向かい風も何のその、武豊は一発、鞭を入れるだけでウオッカは大楽勝した。
1着ウオッカ 1分32秒4、2着ブラボーデイジー 7馬身、3着ショウナンラノビア 1馬身、4着ザレマ ハナ、5着ジョリーダンス アタマ。
リトルアマポーラは6着、カワカミプリンセスは8着。ここらはマイル戦は不向きなのは判っているが、レジネッタの16着はいただけない。仮にも昨年の桜花賞馬なんだが、その後、成績が上がらない。成績の維持が難しい牝馬とはいえ、現時点においてウオッカが頭抜けて強いことが証明された。既に最大のライバルだったダイワスカーレットがいない今、ウオッカの相手は牡馬しかいないのだろう。それにしても、私にとっては、あの黄色、水色襷のカントリー牧場産の勝負服は強いという印象しかない。昭40年代、それこそタニノハローモア、タニノムーティエ、タニノチカラといったカントリー牧場の馬が、ターフを暴れまくったことを思い出さずにはいられない。また東京のマイル戦での圧勝劇というと、1988年のニュージーランド・トロフィー4歳Sでのオグリキャップを彷彿とさせる。それにしても武豊は、本命馬に騎乗し好位置で競馬したときは完璧な乗り方をするなあ。
1988年ニュージーランドトロフィー4歳S、オグリキャップが関東初登場。今日のウオッカのような競馬をして度肝を抜いた。
ゲートが開いた。ウオッカが好スタートを切った。府中の長い向こう正面を走る。まず内の方からショウナンラノビア、ブーケフレグランス、ブラボーデイジーらが行くが、先頭に立ったのは最内のショウナンラノビア、2番手にブーケフレグランス、3番手ブラボーデイジー、ヤマニンメルベイユ、セラッフィックロンプと続き、本命ウオッカはそのあとから行く。その直後にリトルアマポーラがつけ、マイネレーツェル、ザレマ、ジョリーダンス、サワヤカスマイル、ムードインディゴ、レッドアゲート、そしてカワカミプリンセスが行き、チェレブリスタ、アルコセニョーラ、レジネッタといて、1番後ろにヤマニンエマイユが続く。早くも800mを通過。ここでカワカミプリンセスが外から動く。馬群は3コーナーから4コーナーというところ。ペースは12.2---10.8---11.7---12.0---11.9と、800m通過が46秒7、1000m通過が58秒6と平均ペースである。淡々とレースが進み、4コーナーをカーブする。ウオッカは5番手から4番手へ楽な手ごたえで上がってくる。いよいよ直線コースに入る。先頭はショウナンラノビア、ブーケフレグランスというところだが、ウオッカは既に3番手、スパート体勢に入る。あと300mでウオッカは2頭の間を割って先頭に立った。ここからウオッカの独走。これでは勝負にならない。後続の争いはショウナンラノビアとブラボーデイジーだが、ウオッカは後続を突き放している。5馬身、6馬身と差が開く。雨の中、向かい風も何のその、武豊は一発、鞭を入れるだけでウオッカは大楽勝した。
1着ウオッカ 1分32秒4、2着ブラボーデイジー 7馬身、3着ショウナンラノビア 1馬身、4着ザレマ ハナ、5着ジョリーダンス アタマ。
リトルアマポーラは6着、カワカミプリンセスは8着。ここらはマイル戦は不向きなのは判っているが、レジネッタの16着はいただけない。仮にも昨年の桜花賞馬なんだが、その後、成績が上がらない。成績の維持が難しい牝馬とはいえ、現時点においてウオッカが頭抜けて強いことが証明された。既に最大のライバルだったダイワスカーレットがいない今、ウオッカの相手は牡馬しかいないのだろう。それにしても、私にとっては、あの黄色、水色襷のカントリー牧場産の勝負服は強いという印象しかない。昭40年代、それこそタニノハローモア、タニノムーティエ、タニノチカラといったカントリー牧場の馬が、ターフを暴れまくったことを思い出さずにはいられない。また東京のマイル戦での圧勝劇というと、1988年のニュージーランド・トロフィー4歳Sでのオグリキャップを彷彿とさせる。それにしても武豊は、本命馬に騎乗し好位置で競馬したときは完璧な乗り方をするなあ。
1988年ニュージーランドトロフィー4歳S、オグリキャップが関東初登場。今日のウオッカのような競馬をして度肝を抜いた。
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