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2009.07.27 (Mon)

第59回キング・ジョージⅥ&クイーン・エリザベスS

 一昨日の25日(現地時間)、アスコット競馬場で第59回キング・ジョージⅥ&クイーン・エリザベスS(GⅠ・3歳以上、12F、9頭)が行なわれた。

 ヨーロッパ競馬の上半期を飾るビッグレースであるが、今年は3歳の有力馬が出走してこず、興味半減となった。1番人気は昨年のセントレジャーSとブリダーズCターフを勝っているコンデュイットで2番人気がタータンベアラー、3番人気が3歳馬でダービー5着のゴールデンスウォードだった。

 レースは5、6番手の外を回り、先に仕掛けたタータンベアラーの外から伸びた1番人気のコンデュイットが快勝した。

 1着 Conduit 2分28秒73、2着 Tartan Bearer 1馬身3/4、3着 Ask 頭、4着 Alwaary 2馬身1/4、5着 Golden Sword 4馬身。

 今年の英国ダービーを勝ったシーザスターズが出てこなかったので、メンバー的には物足りなかった。だが、そのシーザスターズとエクリプスSで対戦して敗れたコンデュイットが勝ったということは、今年の古馬も手薄であるということかもしれない。なお、このレース、1着から3着までマイケル・スタウト厩舎の馬で占められた。

 これでコンデュイットは通算11戦6勝。昨年のセントレジャー勝ち馬であるからスタミナ系であろう。血統的にも父が凱旋門賞馬のDalakhaniで、その父が仏ダービー馬のDarshaan、さらにその父が英ダービー馬のShirley Heightsで、さらにその父が名馬Mill Reefであるから、明らかにスタミナ系のサイヤーラインである。また母はWell Headでその父がSadler's Wellsというから母方からもスタミナのある血を受け継いでいることになる。はたして凱旋門賞で日本から遠征する予定のビエナビスタや、エクリプスSで敗れたシーザスターズと対決が見られるのだろうか・・・・・・・。

 5、6番手の外側を走る白い帽子、水色の騎手服の馬がコンデュイットである。前を似たような騎手服で白い流星のある馬がいるが、それが2着になったタータンベアラーである。

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