2010.03.22 (Mon)
レトルト・カレー『なすとトマトのカレー』を食べる


このレトルト・カレーというものは実に便利なもので、密封した袋を沸騰したお湯の中に入れて5分ほど温めれば出来上がるという代物なので最近、よく食べるようになったが、今回は明治製菓が出している『なすとトマトのカレー』である。
パッケージの説明によると野菜の美味しさを味わうカレーということで、まるごと野菜が入っている。茄子、トマト、ズッキーニ等の具材を炒め玉葱とトマトを贅沢に使用したチキンベースのカレーで煮込んでいて、トマトの爽やかな酸味とほどよくスパイスが効いた野菜本来の美味しさを楽しめるカレーということらしい。
確かに色が他のレトルト・カレーよりも黄色っぽく風味があって野菜が丸ごと入っている。原材料は玉葱、ジャガイモ、リンゴ、トマト、生姜、にんにく、人参といった果実と野菜に、ソテーオニオン、フライ茄子、フライズッキーニ、小麦粉、トマトペースト、チキネキス、食塩、動物油脂、砂糖、植物油脂、カレー粉、クリーム、澱粉、香辛料、トマトエキス、香味油、脱脂粉乳、乳酸、たんぱく加水分解物、フルーツチャツネ、酵母エキス、調味料、香辛料抽出物、カラメル色素、香料・・・・・・・これらを丁寧に煮込んで出来上がったのが当カレーである。
さて、ご飯を皿に盛り付けてこの熱湯で温めたレトルト・カレーをざっとかける。風味は良いが食べた感想はというと何かが物足りない。もっともレトルト・カレーて何処の物を食べてもさほど大差があるというのでもないので限界があるのかもしれないが・・・・所詮はお菓子メーカーが作った物なので仕方が無いかも。茄子やトマトといった具が入っていることは確認できるが、他のレトルト・カレーとの違いはあまりない。それに中辛というが、あまり辛くはない。本来、私は薄口好みで激辛はあたまから敬遠するし、中辛がちょうどいいと思っていたのだが、ちょっと頼りない辛さだ。それは食べ慣れた店舗のカレーの方が明らかに辛いからだろうか・・・・。カレー専門店で食べるカレーの方が辛口である。また大阪に昔からあるインディアン・カレーのように最初の一口は甘いが、徐々に口の中がヒリヒリするほど辛さが襲ってくるというような芸当はレトルト・カレーでは難しいのかもしれない。でも最近はやや高価で旨いレトルト・カレーが出回っているらしいので、そろそろメーカーが作っているカレーをやめて、店舗が出しているレトルト・カレーを食べてみてもいいかなとは思っているが、そこそこ値が張る。だからレトルト・カレーに、そこまで出費していいものかどうか。やはりレトルト・カレーは薄利多売品であってほしいという願望があるので、レトルト・カレーに1箱500円以上も出すのは勿体ないという気がする。
結局は、それだけのお金を払ってレトルト・カレーを食べるぐらいならカレー屋でカレーを食べる方がいいという結論に至ってしまうのである。
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