2010.05.05 (Wed)
鞍馬寺に行く
先週のことになるが京都の北側に構える信仰の山、鞍馬山へ行ってきた。鞍馬山は今から2億6000万年前、海底火山の隆起によって生れたとされ、太古の昔から尊天の霊気が満ち溢れていて、その山中に鞍馬寺がある。鞍馬寺は宝亀元年(7770年)、鑑真和上の高弟・鑑禎上人によって毘沙門天が祀られたのが歴史上に現れる最初とされ、平安京の歴史よりも古いことになる。
ところで尊天とは・・・・・宇宙の大霊であり大光明、大活動体・・・・・我々、人間を始めとした万物を生かしてくれる宇宙生命、宇宙エネルギーとされる。その働きは愛と光となって現れ、愛を月輪の精霊(千手観音菩薩)、光を太陽の精霊(毘沙門天王)、力を大地の霊王(護法魔王尊)の姿で表現し、この三身を一体として尊天と称する。鞍馬山の信仰は尊天を信じ、一人々々が尊天の世界に近付き、ついには尊天と合一するために自分の霊性に目覚め、自分に与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく力強く生きていくことにある。
まあ哲学的なことをウダウダ述べてもしょうがない。つまり鞍馬山とはこのような山であるということを理解していただきたい。それで昔から修行の山でもあり、牛若丸がここに隠れて精進したが、牛若丸に剣術を教えたのが大天狗だといわれる。これは、そもそも鞍馬に住む山の精霊のことをいうが、時代が経過し色々と歪曲して伝わったのではないかとは思うが、鞍馬山の奥の僧正を指す場合もある。また近年では大佛次郎が書いた小説『鞍馬天狗』の映画化、テレビドラマ化により、鞍馬天狗というと頭巾をして馬に跨って現れるといった場面を想像されるところであろう。まあ、何かと不思議で興味深い話の多い山である。
さて、私は叡山電車・出町柳駅からパノラミック電車『きらら』に乗って30分、終点・鞍馬駅に到着。
鞍馬駅から歩いてすぐのところに鞍馬寺の仁王門がある。鞍馬寺に来るのは中学校の遠足以来、何と40数年ぶりである。
仁王門を潜って奥へ向う。
由岐神社に到着。鞍馬寺が御所から鎮守社として勧請した神社である。
由岐神社を抜けると山道に入る。結構厳しい坂が続く。
やっと鞍馬寺本殿金堂に到着。八重桜が咲いていて気温が平地より低い。
本殿金堂から奥の院へ向う。ここからは険しい山道が続く。途中に木の根道がある。これは岩盤が固く地下に根を張れない杉の木が、こういった形で地表にアラベスク模様を描いているのだそうな。
やっと奥の院魔王殿に到着。ここまで既に1時間以上、山の中を上って下って来ている。息も荒いし汗もそうとうかいている。ここは護法魔王尊が安置されている。
あとは下り道ばかりだが、これもきつい。
2時間かけて、ようやく鞍馬寺西門へ出たが、そこは貴船神社のすぐ側だった。
ところで尊天とは・・・・・宇宙の大霊であり大光明、大活動体・・・・・我々、人間を始めとした万物を生かしてくれる宇宙生命、宇宙エネルギーとされる。その働きは愛と光となって現れ、愛を月輪の精霊(千手観音菩薩)、光を太陽の精霊(毘沙門天王)、力を大地の霊王(護法魔王尊)の姿で表現し、この三身を一体として尊天と称する。鞍馬山の信仰は尊天を信じ、一人々々が尊天の世界に近付き、ついには尊天と合一するために自分の霊性に目覚め、自分に与えられた生命を輝かせながら、明るく正しく力強く生きていくことにある。
まあ哲学的なことをウダウダ述べてもしょうがない。つまり鞍馬山とはこのような山であるということを理解していただきたい。それで昔から修行の山でもあり、牛若丸がここに隠れて精進したが、牛若丸に剣術を教えたのが大天狗だといわれる。これは、そもそも鞍馬に住む山の精霊のことをいうが、時代が経過し色々と歪曲して伝わったのではないかとは思うが、鞍馬山の奥の僧正を指す場合もある。また近年では大佛次郎が書いた小説『鞍馬天狗』の映画化、テレビドラマ化により、鞍馬天狗というと頭巾をして馬に跨って現れるといった場面を想像されるところであろう。まあ、何かと不思議で興味深い話の多い山である。
さて、私は叡山電車・出町柳駅からパノラミック電車『きらら』に乗って30分、終点・鞍馬駅に到着。
鞍馬駅から歩いてすぐのところに鞍馬寺の仁王門がある。鞍馬寺に来るのは中学校の遠足以来、何と40数年ぶりである。
仁王門を潜って奥へ向う。
由岐神社に到着。鞍馬寺が御所から鎮守社として勧請した神社である。
由岐神社を抜けると山道に入る。結構厳しい坂が続く。
やっと鞍馬寺本殿金堂に到着。八重桜が咲いていて気温が平地より低い。
本殿金堂から奥の院へ向う。ここからは険しい山道が続く。途中に木の根道がある。これは岩盤が固く地下に根を張れない杉の木が、こういった形で地表にアラベスク模様を描いているのだそうな。
やっと奥の院魔王殿に到着。ここまで既に1時間以上、山の中を上って下って来ている。息も荒いし汗もそうとうかいている。ここは護法魔王尊が安置されている。
あとは下り道ばかりだが、これもきつい。
2時間かけて、ようやく鞍馬寺西門へ出たが、そこは貴船神社のすぐ側だった。
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