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2007.12.27 (Thu)

梅酒『はんなり』を飲む

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 久々に梅酒を飲んだ。余り甘い酒は好きではないが、テレビのCMで「さーらりとした梅酒」という文句が耳について、何となく梅酒が飲みたくなったのである。それで、梅酒というと『蝶矢の梅酒』が酒屋で売っているが、これだと在り来たりでつまらない。どうせなら、あまり見かけない梅酒が飲みたいなあと思って、先日、焼酎専門店で見つけた梅酒『はんなり』を買って来た。

 この『はんなり』は名前の通り、京都は伏見の酒造会社が出した梅酒で、和歌山の完熟「南高梅」を厳選し、2年貯蔵の「本格的・米焼酎はんなり」に漬け込んだ本格的な梅酒である。京言葉で、上品で華やかな様を表す「はんなり」の通り、甘みを抑えた爽やかな口当たりである。

 ちなみに内容量は720mlで、アルコール度数は13度である。一般的に梅酒は、青梅をホワイトリカー(甲類焼酎)やブランデー、ウォッカ、ジン、ラム酒等に漬け込んだ酒のことをそのように呼ぶが、この「はんなり」は、創業明暦3年(1657年)の北川本家が製造したリキュールである。

 ところで日本の清酒だと一般的に兵庫の灘(なだ)と京都の伏見が有名であるが、灘と伏見の違いは水にあるといわれる。灘は「宮水」とされる比較的硬度の高い水で仕込まれているから、しゃんとした辛口の酒である。一方、伏見の清酒は、日本名水百選のひとつ御香水(ごこうすい)で仕込まれる。この御香水は鉄分を含まず、カリウム、カルシウム等をバランスよく含んだ中硬水で、酒造りに最も適しているとされ、「灘の男酒」「伏見の女酒」とされ、伏見の酒は灘の酒に比べると、やや甘口である。

 伏見は、現在でこそ京都市伏見区であるが、昭和6年までは伏見市として独立していた。かつて豊臣秀吉が築いた伏見城の城下町として発展し、徳川の世になってからは、東海道57次(東海道53次とは京都までを言う)の宿場町でもあった。この伏見の次が淀で、この次が、枚方、守口、そして大坂であった。

 さて、この梅酒「はんなり」を飲みだしたのはいいが、口当たりが柔らかくて、知らぬ間にグラス四杯を飲んでいた。食べるものもなく、ただ梅酒だけを飲んでいたら、なんだか眠たくなってきた。それで、これ以上、書き続けるのが億劫になってきたので、そろそろ終わりにしようと思う。そもそも食欲を誘うのが梅酒の役割でもあるが、眠気までを誘うとは思わなかった。・・・・本当に・・・私もこのところずいぶんと酒に弱くなったなあと思う・・・・・。
                                
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2008/01/04(金) 22:21:39 | 本ナビ!by Tamecom,梅酒『はんなり』を飲む
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