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2011.01.09 (Sun)

シンザン記念

 昨年末、有馬記念の記事を書いている最中にパソコンがいかれたので競馬の記事は久々になる。さて、今年に入っての最初の競馬記事は戦後初の3冠馬シンザンの名を冠したレース、シンザン記念である。もうシンザンが死んでから14年になるが、名前がレース名に残るというのはいいものである。残念ながら日本には馬名がレースに冠されることはほとんどない。今やセントライト記念とシンザン記念ぐらいなもので、かつてはアラブにタマツバキ記念、セイユウ記念、シュンエイ記念、サラブレッドでもカブトヤマ記念、クモハタ記念とあったのに・・・・・。そもそも日本には馬名に冠をつけるという悪習慣が大昔からあって、そのために馬名をレース名に残せないらしいと聞いたことがある。だからクリフジ記念、ミスターシービー記念、シンボリルドルフ記念、ナリタブライアン記念というレースが出来ないのかもしれない。残念なことである。つまりクリ、シンボリ、シービー、ナリタという冠がいけないらしい。何故ならシンボリルドルフ記念というレース名を残しても、現在でも○○○シンボリいう名の馬は走っているし、ナリタも同様である。これらの冠名は馬主の商標のようなものであるからいけないのかもしれない。ならば、なぜ今まで中央競馬会は冠馬名を公然と黙認してきたのかと問いたくなる。現在、日本の競馬場で走っている競争馬のほとんどは冠名に何処からか持ってきた人名なり、地名なり、その他、何語かも知れないような単語や熟語をくっつけて馬名にしているだけである。要するに1頭、1頭、馬名を考えてネーミングしていないことになる。それとも面倒くさいからかもしれないが・・・・。多くの馬主はアドマイヤ、フサイチ、ツルマル、メジロ、ヤマニン、マイネル、アグネス、タマモ、ダイワ、ニホンピロ、テイエム・・・・・といった冠名の前後に適当な名前をくっつけて馬名にしているという安直さが横行していて、これ現状でもある。これら外国には見られない悪習を一切、取り締まってこなかったJRAは、最早、今後にいくら名馬が出現してきてもこれまでの慣習から馬名を冠したレースを創設しないだろう。

 でも多くの冠馬名をつけるオーナーたちに混じって、1頭、1頭、個性的な馬名をネーミングしている金子真人のようなオーナーもいるのだし、ディープインパクト記念なんかはあって然るべきだとは思う。このあたりが柔軟な考えができないJRAの欠点であることは今まで再三指摘しているのだが、半官半民の人たちは我々とは考え方が違うらしい。・・・・・と2011年、最初のボヤキを言わしてもらった。

 さあ、レースの話に移ろう。今日は京都でシンザン記念、明日は中山でフェアリーSというどちらも3歳馬の重賞が行われる。そして、今日は京都のシンザン記念である。このレースに3頭ものディープインパクト産駒が出てきた。話題のディープインパクトの子供たちは、今年の3歳が最初で、昨年の夏からデビューしだしたが、すでに昨年の2歳馬が41勝をあげている。これはJRAの新種牡馬産駒における初年度の新記録だという。まだ距離が短い2歳馬のレースに限ってもこれだけの勝ち星を子供たちがあげているのだ。これが本来はステイヤーだとも思えるディープインパクトの血は距離が延びてこそ面白いと考えていたのに、意外に活躍しているから驚いている。すでにヨーロッパでもディープインパクトの子供が2頭走っているし、今後、ディープインパクトは種牡馬としても可能性は大いにあると思う。

 またまた話が横道にそれてしまった。話を戻そう。シンザン記念(G-Ⅲ・3歳、芝1600m、16頭)は1番人気が牝馬のドナウブルー、2番人気がアドマイヤサガス、3番人気がオルフェーヴルであったが、絶対的な本命馬がおらず混戦が予想された。スタートが切られたがバラバラのスタート。3、4頭出遅れるが長いバックストレートの先行争い。シゲルソウサイ、シャイニーホーク、レッドデイヴィスが前に行くが、シゲルソウサイが先頭に立った。2番手にシャイニーホーク、3番手レッドデイヴィス、4番手アドマイヤサガス。その外にドナウブルー、続いてヒカリトリトン、ツルマルレオ。内からマルセリーナ、ドリームバロンといて、ワイズリー、ヴィジャイ、オルフェーヴルがいて、マーベラスカイザー、トキノゲンジが続いてシゲルシャチョウでシンガリの位置がギリギリヒーローである。早くも3コーナーの坂の上り。前の2頭、シゲルソウサイ、シャイニーホークが5、6馬身ほど後続を引き離している。800のハロン棒を通過。ハロンラップは12.2---11.2---11.7---12.1と前半の800m通過は47秒2の平均ペース。でも前の2頭が7、8馬身リード。後続はさほど速くもない。坂を下って3番手のレッドデイヴィスが前を追う。そして4コーナー植え込みの向こうを通って直線に入る。先頭はシゲウソウサイ、シャイニーホークの2頭。3番手にレッドデイヴィスだが、レッドデイヴィスが伸びる。あと300m、ここで前の2頭をかわしてレッドデイヴィスが先頭に出た。早くも先頭。あと200m、レッドデイヴィスが一気に出る。後続を引き離そうという勢い。レッドデイヴィス先頭、レッドデイヴィス先頭。2番手にはアドマイヤサガスとマルセリーナが進出。そして外からオルフェーヴルがいい脚で突っ込んでくる。内からはマルセリーナが伸びる。だが、先頭はレッドデイヴィスが抜けている。2馬身近くリード。2番手にオルエーヴルが上がるがレッドデイヴィスが先頭でゴールイン。

 1着レッドデイヴィス 1分34秒0、2着オルフェーヴル 1馬身1/2、3着マルセリーナ 1/2馬身、4着アドマイヤサガス 1馬身1/4、5着ドナウブルー 2馬身。

 勝ったレッドデイヴィスは最後の脚色が際立っていた。アグネスタキオンの産駒でブルードメアサイヤーがトニービンというから2400mぐらいでも大丈夫なような気がするが、残念ながら騸馬(去勢された牡馬)である。したがってクラシックレースには出られない。なんで去勢されたのだろうか。アメリカ、オーストラリアなら珍しくないが、日本ではあまり騸馬の活躍例がない。レガシーワールド、マーベラスクラウンの例もあるが、実数からいっても少ないのだ。騸馬が重賞を勝ったことも最近では珍しい(記憶にないだけかも知れないが)。でもジャパンCには出れるから、それまでは裏街道かな。
 
EDIT  |  17:23  |  競馬(国内レース)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

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