uncleyieのア・デイ・イン・ザ・ライフ

　３月31日というと学校や企業などでは１年の締めになる。とはいっても今年はどうも様子がおかしい。それは未曾有の震災の直後だからか、例年とは違っている。電車に乗っても人が少ないし、今、休んでいる会社もあるらしい。近畿では震災の被害は皆目なかったものの、東北地方が壊滅的被害だし、東電の原発が未だに収束しないから少なからずこちらも影響を受けているようだ。まずコンビニやスーパーに行ってもペットボトル入りの水がない。どうしたのだと思いきや、買い占めて東北地方の親類や知人に送る人が多いらしい。また全般的にコンビニなどは品薄状態である。事情は判らないが原料とかも滞っているのかもしれず、生産するにも原料がなくては食料品も作れない。また原発がその状況である。すでに原発４基は廃炉にするらしい。しかし、残りの２季もおそらく廃炉だろう。こうなると慢性的な電力不足が生じる可能性がある。計画停電が進むと工場の生産も思う用に行かないし、需要と供給のバランスも崩れてくるだろう。すでに来週からはＪＲ西日本でも間引き運転をするという。また近鉄も同様である。

　関西では計画停電とかないのに何故と思ったら、電車の部品を造る工場が東北にあって部品の供給が追い付かないということらしいのだ。それでそのような処置をＪＲ西日本がとるらしい。こういったことを聞くにつれ、東北地方だけの問題ではなく、その影響はやはり日本全国に及んでいるのだ。本当に頑張れ東北ではなく、頑張れ日本という状況になりつつある。ところで近畿でも震災の影響が及んでいるのか、工場などで急遽、操業中止を余儀なくされたところもあるしフル生産できなくなったところもある。それで朝の電車の混み方が以前とは違っているのかもしれない。何時もなら朝から座っていくことは滅多にないのに、この数日間、毎日、シートに腰掛けて通勤している。おかげで救われてはいるが、日本経済の行く末が心配になってきた。それに原発の放射線物質の汚染の問題も一向に好転しない。これは長引きそうだが、もしかして半年後には大変なことになってやしないだろうか。色々と考えることの多い今日この頃であるが、明日からの新年度、新たなスタートが始まる。心を入れ替えて明るく行きたいのだが、関東でも大方の大学は始業を１ヶ月遅らしたという明るい話題は何もない。そこへ、これから難題が山のように待ち受けてそうだ。それで暑い夏には・・・・・・・・電力不足から・・・・・。ああ、ぞっとする。