2011.04.24 (Sun)
第71回皐月賞
東日本大震災の影響で皐月賞が1週間遅れのそれも東京競馬場で行われた。関東での競馬開催も1ヶ月半ぶりとかで何かと変則的な今年の競馬。ようやく皐月賞にこぎつけたが、今年は1988年以来の東京開催となった。あのときは伏兵ヤエノムテキが勝ったが、過去、東京開催の皐月賞というと古くはヘキラクが勝った昭和31年というのがあるが、この時代は当然、小生は知らない。それ以降だと昭和38年(勝ち馬メイズイ)、昭和39年(シンザン)が東京開催である。さらに時代が新しくなると昭和49年(勝ち馬キタノカチドキ)、昭和51年(勝ち馬トウショウボーイ)といったあたりか。中山競馬場が工事中だったという時もあるが、ほとんどは厩務員のストライキで競馬開催が変更されたというのが東京開催の理由である。でも今回のように震災の影響で東京開催に変更されたっていうのは史上初のころだろう。はたしてこれが各馬にとって吉と出るか凶と出るか、それは神のみぞ知ることであるが、中山得意の馬には不運であったろう。それだけ同じ2000mでも東京コースと中山コースとでは違っているということになる。それにどうしても2000mはコーナーを4回も回る中山よりも、息の入らない東京コースの方が勝ちタイムが速くなる。
昨日の雨が上がり馬場はどうにか良に回復したが、まだ水分を含んでいたらしい。そして1番人気がサダムパテックで、2番人気がナカヤマナイト、3番人気がベルシャザール、4番人気がオルフェーヴル、5番人気がトーセンラーであった。でもあまり各馬の実力に差があるのでもなく混戦と言われ続けスタートした。1コーナーよりの奥からのスタートで内枠有利と言われたいるが、ゲートが開くや馬場の真ん中からダッシュよくエイシンオスマンが飛び出した。外からかかり気味にベルシャザールも行く。バックストレートに入っったが、先頭はエイシンオスマン、2番手はベルシャザール、3番手ステラロッサ、4番手プレイ、5番手ダノンバラード。そのあとにビッグロマンス、カフナ、ダノンミノル、その内に人気のサダムパテック、それをマークスするようにナカヤマナイトが続いている。さらにフェイトフルウォー、オルフェーヴル、ロッカヴェラーノでトーセンラー、デボネア、リベルタス、オールアズワン、シンガリのポジションにノーザンリバーといった展開で3コーナーにかかろうかというところである。ハロンごとのラップは13.0---11.7---11.7---11.9---12.0で800m通過が48秒3、1000m通過が1分00秒3とややスローペース。でもこのあとさらにペースが落ちて4コーナーを回ろうとする。先頭のエイシンオスマンは5馬身リードするがここでペースを落とすので後続との差が一気に縮まり間もなく直線に入る。先頭はエイシノスマン、2番手にベルシャザールだが、ここでダノンバラードも先頭集団に加わってきた。あと400m、後続馬の鞭が一閃する。まだエイシンオスマンが粘っているが、いつの間にか馬場の真ん中からオルフェーヴルが先頭に出ようとしている。横一線からオルフェーブルが先頭に出ようとしている。あと200m、ここでオルフェーヴルが先頭に立った。オルフェーヴルが先頭。オルフェーヴルが先頭。サダムパテックが伸びて来た。サダムパッテクが2番手に上がる。しかし、オルフェーヴルが2馬身リード。サダムパッテクも伸びる。オルフェーヴルさらに差を広げる。オルフェーヴル、オルフェーヴル、オルフェーヴル3馬身リードしてゴールイン。
1着オルフェーヴル 2分00秒6、2着サダムパテック 3馬身、3着ダノンバラード 1馬身1/4、4着デボネア 3/4馬身、5着ナカヤマナイト 1/2馬身。
勝ったオルフェーヴルはドリームジャーニーの全弟ということを考えれば末脚が切れて当然という結果だが、今日の力強さを想像できただろうか。それほど今年の3歳牡馬は傑出した馬がいなかった。重賞ごとに勝ち馬が変わり、どの馬も決定的な安定感はない。しかし、今日のオルフェーヴルは強かった。ただ上り3Fが34秒2と馬場が幾分渋っていたことを割り引いても、このペースでこの上がりタイムは物足りない。もっともメンバー中、最速だったから目立ったのだが、今年の牡馬はレベルが低いのかもしれないなあ。今年の勝ち時計、2分00秒6というのは東京コースを考えれば遅い。最近の皐月賞はやや稍重だった昨年と、超スローペースだった3年前を除けばいずれも2分を切って決着している。今年は東京コースなのに2分を切れなかった。そういった意味では全体的に小粒で、その中でもオルフェーヴルが出色の末脚を発揮したということになる。でもこれが中山コースだったら違う結果になっていたかもしれないし、レースごとにこれからも勝ち馬が変わりそうな気もするが、ダービーは今回と同じ東京コースなのでオルフェーヴルには追い風が吹いたとだけ言っておくとする。
昨日の雨が上がり馬場はどうにか良に回復したが、まだ水分を含んでいたらしい。そして1番人気がサダムパテックで、2番人気がナカヤマナイト、3番人気がベルシャザール、4番人気がオルフェーヴル、5番人気がトーセンラーであった。でもあまり各馬の実力に差があるのでもなく混戦と言われ続けスタートした。1コーナーよりの奥からのスタートで内枠有利と言われたいるが、ゲートが開くや馬場の真ん中からダッシュよくエイシンオスマンが飛び出した。外からかかり気味にベルシャザールも行く。バックストレートに入っったが、先頭はエイシンオスマン、2番手はベルシャザール、3番手ステラロッサ、4番手プレイ、5番手ダノンバラード。そのあとにビッグロマンス、カフナ、ダノンミノル、その内に人気のサダムパテック、それをマークスするようにナカヤマナイトが続いている。さらにフェイトフルウォー、オルフェーヴル、ロッカヴェラーノでトーセンラー、デボネア、リベルタス、オールアズワン、シンガリのポジションにノーザンリバーといった展開で3コーナーにかかろうかというところである。ハロンごとのラップは13.0---11.7---11.7---11.9---12.0で800m通過が48秒3、1000m通過が1分00秒3とややスローペース。でもこのあとさらにペースが落ちて4コーナーを回ろうとする。先頭のエイシンオスマンは5馬身リードするがここでペースを落とすので後続との差が一気に縮まり間もなく直線に入る。先頭はエイシノスマン、2番手にベルシャザールだが、ここでダノンバラードも先頭集団に加わってきた。あと400m、後続馬の鞭が一閃する。まだエイシンオスマンが粘っているが、いつの間にか馬場の真ん中からオルフェーヴルが先頭に出ようとしている。横一線からオルフェーブルが先頭に出ようとしている。あと200m、ここでオルフェーヴルが先頭に立った。オルフェーヴルが先頭。オルフェーヴルが先頭。サダムパテックが伸びて来た。サダムパッテクが2番手に上がる。しかし、オルフェーヴルが2馬身リード。サダムパッテクも伸びる。オルフェーヴルさらに差を広げる。オルフェーヴル、オルフェーヴル、オルフェーヴル3馬身リードしてゴールイン。
1着オルフェーヴル 2分00秒6、2着サダムパテック 3馬身、3着ダノンバラード 1馬身1/4、4着デボネア 3/4馬身、5着ナカヤマナイト 1/2馬身。
勝ったオルフェーヴルはドリームジャーニーの全弟ということを考えれば末脚が切れて当然という結果だが、今日の力強さを想像できただろうか。それほど今年の3歳牡馬は傑出した馬がいなかった。重賞ごとに勝ち馬が変わり、どの馬も決定的な安定感はない。しかし、今日のオルフェーヴルは強かった。ただ上り3Fが34秒2と馬場が幾分渋っていたことを割り引いても、このペースでこの上がりタイムは物足りない。もっともメンバー中、最速だったから目立ったのだが、今年の牡馬はレベルが低いのかもしれないなあ。今年の勝ち時計、2分00秒6というのは東京コースを考えれば遅い。最近の皐月賞はやや稍重だった昨年と、超スローペースだった3年前を除けばいずれも2分を切って決着している。今年は東京コースなのに2分を切れなかった。そういった意味では全体的に小粒で、その中でもオルフェーヴルが出色の末脚を発揮したということになる。でもこれが中山コースだったら違う結果になっていたかもしれないし、レースごとにこれからも勝ち馬が変わりそうな気もするが、ダービーは今回と同じ東京コースなのでオルフェーヴルには追い風が吹いたとだけ言っておくとする。
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