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2012.04.15 (Sun)

第72回皐月賞

 今日は朝から晴れて春らしい暖かいお天気。こんな絶好の日に第72回皐月賞(G-Ⅰ・3歳、芝2000m、18頭)が中山で行われた。ただし中山は稍重と渋っている。これが各馬にどのように左右するか。人気は割れて1番人気はグランデッツァ、2番人気はワールドエース、3番人気はディーププリランテ、4番人気ゴールドシップ、5番人気アダムスピークであった。これは前哨戦でことごとく勝ち馬が変わり互いの直接対戦が少なかったからこのように人気が割れたのだろうが、中山コースで行われるだけにコースどりや騎手の乗り方一つで着順が大きく変わりそうである。

 いよいよスタートが切られた。18頭が1コーナーへ向かうが、スタートしてすぐに人気のワールドエースが躓いたようになり後方に下がった。これはアクシデントである。そういえばワールドエースの父ディープインパクトが同じ皐月賞でスタートして躓いて大きく出遅れたが、それでも勝った。はたしてワールドエースはどうなるか・・・・・・。さて、その間にメイショウカドマツとゼロスが先行争い。1、2コーナーを回ってこの2頭が競り合うように先行する。2頭が5馬身、6馬身、7馬身とリードする。メイショウカドマツが前にいたが外からゼロスが前に出てリードする。離れた3番手に何とアダムスピーク、4馬手にディーププリランテ、2馬身あいてトリップとコスモオオゾラ、そのあとにモンストールとロジメジャー、さらにスノードン、ペールドインパクト、そのあとにアーデント、サトノギャラント、そしてマイネルロブスト、フジマサエンペラーがいて、そのあとにグランデッツァ、シルバーウエイブで最後方にワールドエースとゴールドシップである。その間に前の2頭はどんどんリードする。スタートからのハロンタイムは12.4---11.1---12.3---11.9---11.4で1000m通過が59秒1。馬場を考えるとペースは速いだろう。早くも3コーナーの手前に先頭ゼロスがさしかかる。4、5馬身差でメイショウカドマツ、さらに7、8馬身開いてアダムスピーク3番手、3馬身差でディーププリランテ。先頭から最後方まで大きく離れてバラバラの展開である。3コーナーにかかり後続馬が仕掛けに入るが、ワールドエースは大外から上がっていく。ゴールドシップはインコースから上がっていく。3コーナー、4コーナー、先頭はゼロス、まだ大きくリード。2番手にメイショカドマツ、3番手以下はまだ離れている。中山の直線は短いが先頭のゼロスはまだ大きくリード。2番手メイショウカドマツ、ゴールドシップが内を利して一気に進出。ワールドエースは大外も大外。大きく各馬が内と外に広がっている。先頭はゼウス。ゴールドシップが来た。あと200m、ゼロス先頭だが、ここでゴールドシップがかわした。ゴールドシップが先頭、ゴールドシップが抜けた抜けた。あと100m、2番手争いは熾烈だ。ディーププリランテとコスモオオゾラ、ディーププリランテとコスモオオゾラが伸びる。さらにようやく大外からワールドエースが伸びて来た。でも先頭はゴールドシップで3馬身リード。2番手はディーププリランテかコスモオオゾラか、大外からワールドエース、ワールドエース。ワールドエースが勢いがいい。でもゴールドシップが2、3馬身リードして1着でゴールイン。

 1着ゴールドシップ 2分01秒3、2着ワールドエース 2馬身1/2、3着ディーププリランテ 3/4馬身、4着コスモオオゾラ ハナ、5着グランデッツァ 1馬身1/4。

 結果的にはゴールドシップの完勝だったが、コースの選別が大きな分かれ道になったようだ。向こう正面でゴールドシップとワールドエースは共に最後方の位置。ところが3コーナーでどちらも上がっていくときに、ゴールドシップは各馬が馬場が渋っているので外に膨れたところをうまくインから一気に進出したのに、ワールドエースは大外を通るしかなかったのか前にとりつくまでに時間がかかったようだ。4コーナーをで大外に回らされ、そこから前をとらえようとしたが、いい脚を使っても既にゴールドシップは前にいた。結局は中山コースを上手く乗りこなした内田博騎手のファインプレーといえそうだ。ただスタート直後に前の馬と接触して躓いてシンガリからの競馬を余儀なくされたワールドエースも見事だった。どちらかというとこの馬の脚質は東京の方が向いているだろう。これでダービーが面白くなった。ワールドエースの末脚が活かされるだろうし、ゴールドシップも血統的に言ってダービーの方が向いていると思える。

 今回ディープインパクトの仔が5頭も出ていて結果的には2着3着だった。しかし、その前に立ちはだかったのがステイゴールドの仔のゴールドシップというのも興味深い。それにしても昨年のオルフェーヴルといい、ステイゴールドの仔はさほど多くないが確実に大物を出すものだ。
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