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2016.12.04 (Sun)

早くも師走

 とうとう師走になってしまった。毎年言うことだが、年々月日が経つのが早くなるような気がする。小学校時代の1年とこの歳になっての1年とでは全く別の時空が流れているのではないかとさえ思う。物心がついた頃というのは何月だとか何日だとか言った意識はなかったが幼稚園に入り季節感がなんとなく判ってくる。小学生になり一学期が来て夏休み。二学期に入り冬休みになり正月が来る。そして三学期になり春が来て学年が上がる。こうして1年のサイクルを意識するようになる。この頃は学習することが多くて何でもかんでも覚えなくてはならない。全てが新しい見聞で満たされていて経験値となって積み重なっていくのだが、その経験値が増えていくに従って、年齢を重ねるごとに経験値が薄くなり時間の流れがより早く感じるようになるのかもしれない。つまり一度覚えてしまうと覚える苦労がなくなる分、長く感じられる苦役というものがなくなり早く感じられるようななるのかもしれない。習慣というものだろうか。毎日やっていることを繰り返すとだんだんと時間が短く感じられるようになる。しかし、突然環境が変わり新しいことを行うと何もかもが初めてなので、なれるまでが大変で不思議と時間が経たない。しかしいったん慣れると時間の経過がそれまでより早く感じられる。これは小生の体験上で言ってることだが20歳までは比較的時間が経つのは遅かった。当然、20代よりも30代の方が時間の経過が早く感じられ、40代ではさらに加速され、50代でまた加速。気がつけばこの歳だ。
 ある人によると年齢分の1がその人の時間の感じ取れる速度らしい。10歳なら10分の1。30歳なら30分の1。50歳なら50分の1。これがその人の1年の速度の感じ方であるという。一理ある説だな。 ただし老人になり生きる目的もなくなったら時間が経つのも遅く感じる人もいると言うから判らない。年老いてもなにか新しいことにチャレンジしている人は生き生きしているのはそのためだろう。やはり人間はなんか一生、生き甲斐を求めて生きるべきだろうと思う。何もやることがない。生きる楽しみがない。こうなると悲惨だとは思う。ただし健康であることが第一ではあるが。
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