2012.01.01 (Sun)
おせち料理
一昨日の30日に姉から宅配便が届いたので開けてみたらおせち料理が入っていた。何でかなと思ったら姉は数年前から、おせち料理を自分で作らずに料理屋から取り寄せているという。もう子供が大きくなり家を出て行ったので夫婦だけとなってしまったから量よりも質に拘ったのだろう。それで小生も家で作らずに取り寄せればいいというから、「それは贅沢だ」というと、「最近は庶民的で高価でないおせち料理もあるので取り寄せれば」と言うので「一度、料理屋のおせちを食べてみるか」ということになり、姉に任せていたら祇園の割烹料亭『岩元』から三段重ねのおせち料理が届いたという訳である。
岩元というと祇園の花見小路を少し東に入ったところにある料亭だったと思うが、姉は何度か食べに行ったことがあるという。流石に京都どっぷり60云年。京都に住んでいても若い時は転々としていて京都から離れてしまい、ましてや京都で働いた経験のない小生とは違う。敷居の高い祇園や先斗町の店も何軒か知っているというから羨ましい限りだ。
それで三段重ねの重箱を開けてみたら如何にも京都のおせちらしく見た目が鮮やかで食べるのがもったいなくなってきた。おしながきを読んでいると栗金団、田作り、白花豆、紅白祝袋、鶏串利休、笹麩茶巾、烏賊黄金、金柑甘露煮、手毬餅、金箔黒豆、さごしの昆布、祝い海老、梅かんざし、黄金松前、赤にし貝真砂和え、松前漬、若鶏八幡巻、たたき牛蒡、青梅甘露煮、紅鮭白醤油焼、寿高野豆腐、豚角煮、烏賊松笠白焼、梅松葉、紅鮭昆布巻、伊達巻、さつま金時、こんにゃく旨煮、魚の子旨煮、いくら醤油漬、紅白生酢、こはだ粟漬、蛸小倉煮、村雨玉子、鰹くるみ、数の子鼈甲漬、若桃甘露煮、梅麩、紅白祝結び・・・・・・・何とも贅沢なといいたいが、姉に電話するとそんな高価なおせちではないという。何! 日ごろ何を食べているのだ・・・・・。
まあ、貧乏人の小生からしたらあまり高価なおせちを取り寄せてもらっても困るが、それよりも食べるのがもったいない、日本料理のプロが作ったおせち料理だから凝っているだろうが、正月ぐらいは少しばかり贅沢をしてもいいかなと思った次第である。
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