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2008.01.21 (Mon)

阪神のイカ焼きを食べる

 玉子入りデラックスバン
s-IMG_0024.jpg


 一昨日の土曜日に、阪神百貨店地下1階のフードパーク売り場にあるイカ焼きを買って食べた。久々に買って見たが、値上がりしていて驚いた。イカ焼き一枚140円、デラックスバン(玉子入り)200円、和風デラックスバン210円。どれも一枚20円づつ値上がりしたのだろうか。最近は食べたことがないので、いつ値上がりしたのか知る由もないが、色んな諸事情でやむなく値上げと相成ったのだろうか。腹が減っていたというのでもなかったが、持ち帰ってビールのつまみにでもしようと思いデラックスバンを5枚買ったのだが、1000円でおつりは3円だった。

 ところで、このイカ焼きといっても、これは大阪のソウルフードで、全国的にはマイナーな食べ物である。おそらく全国的にイカ焼きというと、たぶんイカの姿焼きのことを指すと思う。イカに醤油をかけて、そのまま焼いたものをイカ焼きという。だが、大阪でイカ焼きというと、このお好み焼きとも一銭洋食焼きとも違うメリケン粉にイカの切り身をのせて鉄板でプレスするように焼いたものをイカ焼きという。おそらく知名度ではお好み焼き、たこ焼きに比べると遥かに及ばないと思う。まず、大阪以外だと知る人も少ないと思う。お隣の京都だって、ほとんど売っているのを見かけたことがない。だけども大阪の人は馴染んでいる食べ物なのである。

 そもそも、このイカ焼きは明治時代から存在するらしく、大阪の煎餅職人の賄い物として作られていたという。まず鉄板の上に小麦粉を溶いたものを丸く薄く拡げ、そこにイカの切り身をのせ、そして上の鉄板で挟んで焼き上げる。すると丸く大きく圧縮され、焼けたイカと小麦粉が混ざり合った香ばしい匂いが周辺に漂う。お好み焼きのようなふっくら感はないが、もちもちとした食感で、小腹が空いている時は適度のおやつとなる。

 現在、大阪では屋台も含めて、このイカ焼きの店がどれほどあるのか把握してないが、最も知名度の高いイカ焼きが、阪神百貨店のイカ焼きなのである。常時、列を成していて、長い時は2、30人は並んでいるだろう。でも見事なまでの作り方、捌き方で、思っている以上に待ち時間が短くてすむ。おかげで、この日、私もほんの数分待っただけで、デラックスバンを買い求め、帰宅してから電子レンジで温めて、ビールを飲みながら食してみた。うん、昔から味は変わってない。けして美味というのでもないが、何故に人が列をなしているかというと、飽きがこない味なのである。小麦粉を魚等を中心にしたダシで掻き混ぜ、イカと玉子をのせて焼く。すると小麦粉に含有されるグルテンの作用が働き、強く腰のあるモチモチとした食感が生まれ、そこへ無添加のソースをさっと塗って完成。これがひつこくなく、あっさりとした味で、5枚ぐらいなら軽く胃に入ってしまう。

 ここの阪神百貨店のイカ焼きは1957年から売られているという。私がこのイカ焼きを知ったのは、高校生ぐらいだったと思う。当時は、あまり大阪に行く機会は無かったが、大阪の親類の人に教えてもらって、一度食べてみたら不思議な味がした。それ以来、忘れた頃に、何となく食べたくなるファーストフード・・・・・それがイカ焼きというものである。最近、私は発見したのだが、ビールのつまみにいいが、案外、焼酎とも相性がいいことに気がついた。だから焼酎を飲むとき、よくイカ焼を食べていることがある。さほどボリューム感のある食べ物ではないので、満腹になるというものでもない。でも、すきっ腹の時、たとえイカ焼き1枚でも食べていると焼酎そのものも美味しく感じるのである。
                                                       
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