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2014.11.09 (Sun)

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展に行く



 今、京都市美術館で催されているボストン美術館 華麗なるジャポニスム展なるものに行ってきた。華麗なるジャポニスムと言うからには日本の作品が数多く展示されているjのと、日本の美術や工芸品に影響を受けた西洋美術というものも展示されているのである。そもそもボストン美術館と言うのは仏画、浮世絵、刀剣、絵巻物といった日本の美術品が大量にコレクションされていることで知られていて、今回はその里帰り展覧会のようなものであるが、19世紀に起こったジャポニスムに影響された印象派の絵も同時に展示されている。今回の目玉はクロード・モネの大作『ラ・ジャポネーズ〈着物をまとうカミーユ・モネ〉』で、今回の日本で行われる展覧会のために2013年2月より修復が行われたという。絵画の剥離部分を安定させ、古いニスやワックスを取り除き本来の姿に戻したらしい。修復にあたり赤外線反射と紫外線による絵具の分析、蛍光X線による顔料の特定、断面のサンプル採取による層構造チェック等の調査が行われ、1年かけて修復を経て色鮮やかに絵が蘇ったのである。そして、修復後初の公開で日本を巡回することとなった。今回は華麗なるジャポニスムと言うことで、日本から渡った葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿などの浮世絵、その他工芸品。また日本美術に影響を受けた西洋画家たちの作品。モネ、ドガ、ルノワール、ロートレック、カサット、ゴーギャン、ゴッホ、ムンク、ボナール、シニャック・・・・・・油彩画、エッチング、リトグラフ、木版画・・・・およそ150点ほど展示されていたが、何故にボストン美術館にこれほど多くの日本美術がコレクションされているかと言うのはボストン美術館 浮世絵北斎展に行った時のブログでも述べたと思うが、モースやフェノロサ、ビゲロー、そして岡倉天心等が関わっていることはいうまでもない。そして、ジャポニスムに影響された画家の1人がホイッスラーでもあり、今回は隣の近代美術館ではホイッスラー展が同時に開催されているというから、似たような企画はやめてほしいなあと思ったが、美術館の都合上仕方がなかったのかな。それにしても、もう日本には門外不出の大作以外の絵画はほとんど企画展で展示尽くされた感があるが、まだ日本で展示されたことのない有名な絵画はあるのかな。まあ運び出せない壁画やフレスコ画、巨大な油彩画以外はほとんど日本に来たとは思うが、それでも世界には埋もれている名作があるのだろう。もっとも良い企画の展覧会を開催しても、画家によって人気があったりなかったりで、これだけで人の入りが違うのだから、どうしようもないのである。日本ではゴッホ展を開催するとなると、何時も凄い行列が出来るが何故なんだろうか。不思議な現象である。
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