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2014.11.16 (Sun)

紅葉には早すぎて

 そろそろ紅葉が見頃なんて観光案内に表記してあるのを見るとホントと思いながらも行ってみたくなる。そもそも自宅から近い山々では紅葉が少し色付き始めたかなと言う段階なのに疑いながらも観光案内に騙されていってしまった。行った先は東福寺。京都では有名な紅葉の名所だ。でも、まだ紅葉には早いだろうと思ってはいたが、どれほど色づいているのか見にいったという訳だ。東福寺なら京都駅からどうせ一駅だし、近いからまあいいかといった感じかな。
 それにしても電車は人でいっぱいだ。JRの奈良行きの普通電車。日本人も多いが、外国人も大勢乗っている。以前に書いたと思うが外国人は伏見稲荷大社に行くのだろう。でも日本人もそうなのかと勘ぐっていたのだが、京都駅から一つ目の東福寺駅で日本人は大半が降りた。そうか紅葉で有名な東福寺にみんな行くのだなと思った。それで境内へ入ったのだが・・・・・・・。まだ紅葉には早すぎたかな、予想通りではあったが。ところでこの東福寺。1236年から19年をかけて大伽藍が出来上がった臨済宗の大寺院であった。奈良の東大寺と興福寺から、それぞれ東と福の文字を頂いて東福寺と名付けられたほどだから、どれほど巨大な寺院だったか想像できるというものだ。それが明治維新の廃仏毀釈によってかなりの部分が取り壊されたから寺院の規模は縮小したのである。でも現在でも広大な境内をとどめていて、殊に通天橋から眺める紅葉は京都でも屈指のものであるとされている。
 さて、まだ紅葉には中途半端なのだが、それでも観光客が大勢来ている。とくに中国人が多い。最近は何処に行っても中国人が多くて呆れかえるが、ここも例外ではなかった。ただ二週間ほど来るのが早かったかな。今、京都で紅葉が最も進んでいるのは鞍馬や神護寺といった山の中にあるところかなとは思うが、京都市街地周辺ではまだ紅葉が進んでいない。やっぱり11月下旬まで待たないといけないみたいだ。

通天橋からみんな写真を撮っている。これが紅葉最盛期になると人でぎっしり埋まってしまう。





 正直なところ見ごろなんてとんでもない。ようやく淡い赤色になりかけたかなっていうところだろう。やはりガセネタだった。

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