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2015.01.11 (Sun)

ブラック・サバスのアルバム『パラノイド』を聴く



 ブラック・サバスを初めて聴いたのは何時ごろかな。もう40年以上前のことになる。このアルバム・タイトルにもなっている『パラノイド』をラジオで聴いたのだ。ちょうど姉と一緒で、小生は喧しいが独自のものを持っているなと感じたが、姉の方は一言「嫌い」と言ったことを思い出す。この頃から急速に姉は洋楽を聴かなくなっていった。どうもハード・ロックが嫌いでレッド・ツェッペリンも下らないと言ってたからしょうがないかな。つまり、このブラック・サバスこそ今のヘビー・メタルの源流になる音楽なのであろう。先々月、ステッペンウルフの記事のとき、元祖ヘビー・メタルバンドと書いたが、楽曲『Born To Be Wild』の中でヘビー・メタル・サンダーと言った歌詞が出てくるからヘビー・メタルの語源になった一因と言うだけで、実際が元祖と言うものでもない。しかし、このブラック・サバスにおいてはまさしくメタル・サウンドの元祖と言われている。ディープ・パープルもそうだし、レッド・ツェッペリンも重いサウンドなのだが、レッド・ツェッペリンはアコースティックな曲も多いし、ディープ・パープルもサウンド的には重いからヘビー・メタルの元祖と言ってもいいが、あまり採り上げる人はいない。ならば何故ブラック・サバスが最もヘビー・メタルの源流に近いかと言うのはおそらく詩の内容だろう。デビュー・アルバムからしてタイトルが邦題で『黒い安息日』だし彼等の音楽作りのコンセプトが人を怖がらせる音楽だということだから、悪魔だとか魔術師とかいったものを採り上げる。それで現在のメタルに繋がっているのかもしれない。もっとも何が元祖なんてどうでもいいことである。キンクスなんてのもそれらしき楽曲はあるし、ジミ・ヘンドリックスなんかも今でいうヘビー・メタルに近いサウンドだった。クリームもそうだし、ビートルズだって『ヘルター・スケルター』というとてつもなく喧しい曲がある。ホワイト・アルバムに入っているこの曲を聴いたとき、ポール・マッカートニーが壊れたのかと当時は思ったぐらいだ。どうもザ・フーのような曲ぐらいは俺たちにも作れるよというノリでポール・マッカートニーは作ったらしいが、この曲は今から考えてもビートルズらしくなかったな。
 さてブラック・サバスであるが、当アルバム『パラノイド』はブラック・サバスの2枚目のアルバムになる。母国イギリスでは1970年9月に出され、いきなりの全英でアルバム・セールス1位となる。アメリカや日本では翌年の1971年に発売されたのであるが、上述したようにシングル・カットされた『パラノイド』を聴いた時の印象は喧しい中にも独特のものがあると思った。だが小生、当時はプログレッシヴ・ロックが好きだったので、あまり興味が湧かなかった。もっともガチガチのハード・ロックが好きな連中はブラック・サバスに夢中になったかもしれないな。
 このアルバムは収録曲が8曲『War Pigs』『Paranoid』『Planet Caravan』『Iron Man』『Electric Funeral』『Hand Of Doon』『Rat Salad』『Fairies Weear Boots』これ等の曲は総じて重く悪魔的サウンドに聴こえなくもない。パラノイドとは偏執症者だとか誇大妄想者とか言った意味がある。これからして後のメタルに影響を及ぼしているではないか。メンバーはヴォーカルがオジー・オズボーン、トニー・アイオミ(ギター)、ギーザー・バトラー(ベース)、ビル・ワード(ドラムス)で、激しいサウンドが当時から売りだったが、とにかく後のメタルバンド最も多大な影響を与えたバンドとしてブラック・サバスは存在しているのである。この辺りはビートルズやレッド・ツェッペリンではないのだな。あくまでもメタル的要素の確立となるとブラック・サバスだったんだなと思う。実際メタルバンドのメガデス(現在は日本のテレビに出ているマーティン・フリードマンがかつて在籍していた)が『パラノイド』をカバーしていることを考えると日本人が思っている以上にブラック・サバスは海外での評価は高いのである。また当アルバムの幾つかの曲が後にカバーされていることを考えると当然ハード・ロック、メタルの名盤の一つに入るだろう。それは現在でもオジー・オズボーンがメタル界の巨匠と崇められていることでもわかるが、日本ではあまりメタルの人気が海外ほど高くはない。またメタルそのものは衰退しているとも言われる。小生はメタルのことは詳しくないのでその辺りどうなのか知る範囲ではないが・・・・。

『パラノイド』1970年の映像

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