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2017.08.06 (Sun)

Frankelという競争馬

 このところ、あまりに暑いのですっかり思考能力が麻痺している。それで当分の間は文章を考えるのはやめて他人が掲載したYou Tubeを見ていて、面白そうなのを当ブログに載せて少しだけ文を追加しようと思った。そこで最初に載せようと思ったYou Tubeの動画は競馬の動画である。最近は競馬のことを全く記事にしていなかった。まあ馬名をいちいち書き込むのが面倒臭いといえばそうなのだが、それ以前に小生の心に残る競争馬がなかなか現れないというのが最大の原因だろう。どの馬も見事に期待を裏切ってくれるので(笑)
 そこで日本の話ではなく海外の競馬の話であるがFrankelという馬がいた。成績が14戦全勝で今世紀最強という評価が下され、人によっては史上最強だと評価する人もいる。
 Frankelは2008年イギリスで生まれ2010年から2012年にかけてイギリスでレースを行った名馬である。父がイギリス・ダービー、アイリッシュ・ダービー。キング・ジョージを勝った名馬Galileo。ただしこの馬はマイル路線ばかり中心に走ったから不思議である。2011年の2000ギニーで2着に6馬身ちぎって勝ち能力の高さを示すとヘンリー・セシル調教師はダービーに行かずにFrankelはマイル路線ばかり走ることとなる。謂わばかつてのBrigadier Gerardの路線を行くこととなる。セント・ジェームズ・パレスS、サセックスS、クィーン・エリザベスⅡSとマイルのグループⅠレースばかり走り3歳まで9戦全勝。古馬になりロッキンジSを楽勝したあとアスコットのクィーン・アンS(Ⅰ・マイル)に出走。ここで脅威の11馬身差を2着につけ、そのあとサセックスSを楽勝。そしてとうとう10f88ydのインターナショナルSに挑戦。ここも7馬身差をつけ圧勝。そして14戦目がチャンピオンS・これも10fでここは1馬身3/4差で勝った。1馬身3/4差で物足りなさを感じるのはそれまでが圧勝続きだったからである。この成績により歴代競走馬のレイティングでシーバード、ブリガディアジェラード、テューダーミンストレルといった競争馬と肩を並べる評価が下された。でも21世紀に誕生した競走馬では最高の評価がなされた。ただ何故、強豪がひしめく12fや2400mのレースに出なかったのかなと思う。この距離のグループ1レースで勝ったなら文句なしの歴代1位の評価もなされたのに勿体ないとは思う。そして種牡馬の初年度から日本のオークスにソウルスターリングが勝った。ただFrankelはこの国際化時代においてイギリス以外で走らなかった。これがフランスやアメリカ、ドバイとかで走り14戦全勝ならもっと人気になり評価もされていたに違いない。

 11馬身差で勝ったクィーン・アンS
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