2018.02.09 (Fri)
君の名は。を観て
正月に映画『君の名は。』が地上波テレビでやっていた。あの映画、最初は真剣に観ていなかったが水彩画のような美しい画面に加え、だんだんとストーリーの面白さに引き込まれてしまいとうとう最後まで観てしまった。男女が入れ替わるという設定はこれまでにもあったが今回のは話が複雑。どうも2人は3年の時差の中で入れ替わっていて、すでに女子高生の三葉は男子高生の瀧が高校生の時はこの世の人ではないという怪奇きわまりない話の設定で、三葉が住んでいる飛騨の糸守という町は3年前に彗星が落ちて町が全滅する。つまり男子高生と女子高生は3年の隔たりがあって入れ替わっていた。それも必然からである。その後、2人が入れ替わることが突然なくなったのは女子高生の三葉が死んでいたと言う現実から来ているのだが、何だかんだと話が進み瀧は再び三葉に入れ替わって糸守町を救うために獅子奮迅の活躍をする。こうして事実と逆らって何故か糸守町は救われたという。まあここまででもネタバレしているのだが、ついでに言うと最後に2人が出会うシーンがある。それは彗星の衝突から8年後のことであり、三葉は社会人になり東京で暮らしていた。そして電車に乗りドアの所に立っているとなんとなく記憶の中にあった人物を併走する電車のドア側で発見。急いで次の駅で降りる。一方、22歳になっていた瀧も8年間ある女生を記憶の中にとどめていた。すると併走する電車のドアの所に立っている女性と目が合う。その女性は遠い記憶の中にあり漠然と追い求めていた女性だった。お互いが併走する別々の電車に乗っていて互いを認識し合い、それぞれ次の駅で降り互いを探し出す。そしてなんとなく来た須賀神社の前の男坂の階段(女坂もある)で互いを発見。三葉は階段を降りる。瀧は階段を上る。すれ違う。瀧は階段を上って振り返る。そしてお互い観たことがある様な気がするといい「君の名前は」と聞いて映画が終る。つまりハッピーエンドで終るのだが、まあこれはフィクションだから違う電車で発見して次の駅で降りて互いを探し当てるなんて無理なことが出来てしまう。それとも須賀神社というキーワードが2人を結びつけたのか。それは作者・新海誠しか知らないところであろう。
それはそうと併走する電車で知り合いを観ることがあるのかどうかとなるとこれは実際小生も二度ほど体験しているのだ。『君の名は。』の映画ではおそらく総武線と中央線が並んで走っているところだろう。降りた駅は千駄ヶ谷か・・・・。まあ須賀神社に近い駅だからそこら辺りだろう。最近、東京に行ってないので詳しくは判らない。まあこういうのは複線区間では無理。最低でも複々線はないと有り得ない話である。それもほぼスピードが同じくらいで走る区間に限られている。それで最初に違う電車で知り合いを発見した話に入ろう。まず最初は30年ぐらい前かな。当時、小生は阪急京都線で大阪市内まで通っていた。そしていつもの時間、通勤特急の最後尾に乗るのだった。その日は中には入れず対面側のドアの所に押し込まれた。車内はぎゅうぎゅうで息苦しい。初夏の日だったのかな。十三について人が結構降りた。少しほっとしたがまだ混んでいる。どうせ次の駅で降りるからそのドアの所に立っていた。十三からは阪急は三複線になる。線路一本を挟んで宝塚線の急行が走っていた。最初はこちらが前を走っていたが、途中から宝塚線の急行が並ぶように走り出しカーブの関係であちら側が追い抜きだした。そして電車の車内の中がよく見える。すると向こうの電車のドアに会社の同僚が立っていた。向こうもこちらを発見。笑ってしまった。これが最初。
次は10年ほど前になるかな。今度は阪急とJRとの間の話である。これも出勤の時でこちらは阪急の電車の車内でつり革を持って外を眺めていた。そして阪急とJRが併走する区間が長岡天神と大山崎の間にある。その昔、省線の誇る特急つばめ(蒸気機関車が牽引)を新京阪(現・阪急京都線)の電車が追い抜いたという逸話のある区間だ。その僅かな時間で昔の知り合いを併走するJRの車内に発見。歳はとっていたが向こうもこちらに気がつき手を振ったから間違いない。それ以来、彼とは会ってないから彼だったのかは不明。でもおそらく彼だろう。だから映画『君の名は。』の最後のシーンのようなことは起こりえるのだと思った。まあお互いが電車を降りてから発見できるかは別だが・・・・。それにしても上手く練り上げられて面白い映画であった。この映画にはSF、ファンタジー、伝承、神事、コメディ、ラヴストーリー、色々と込められていて見所満載であった。
おそらく映画ではこういうシチェーションだったのだろう
それはそうと併走する電車で知り合いを観ることがあるのかどうかとなるとこれは実際小生も二度ほど体験しているのだ。『君の名は。』の映画ではおそらく総武線と中央線が並んで走っているところだろう。降りた駅は千駄ヶ谷か・・・・。まあ須賀神社に近い駅だからそこら辺りだろう。最近、東京に行ってないので詳しくは判らない。まあこういうのは複線区間では無理。最低でも複々線はないと有り得ない話である。それもほぼスピードが同じくらいで走る区間に限られている。それで最初に違う電車で知り合いを発見した話に入ろう。まず最初は30年ぐらい前かな。当時、小生は阪急京都線で大阪市内まで通っていた。そしていつもの時間、通勤特急の最後尾に乗るのだった。その日は中には入れず対面側のドアの所に押し込まれた。車内はぎゅうぎゅうで息苦しい。初夏の日だったのかな。十三について人が結構降りた。少しほっとしたがまだ混んでいる。どうせ次の駅で降りるからそのドアの所に立っていた。十三からは阪急は三複線になる。線路一本を挟んで宝塚線の急行が走っていた。最初はこちらが前を走っていたが、途中から宝塚線の急行が並ぶように走り出しカーブの関係であちら側が追い抜きだした。そして電車の車内の中がよく見える。すると向こうの電車のドアに会社の同僚が立っていた。向こうもこちらを発見。笑ってしまった。これが最初。
次は10年ほど前になるかな。今度は阪急とJRとの間の話である。これも出勤の時でこちらは阪急の電車の車内でつり革を持って外を眺めていた。そして阪急とJRが併走する区間が長岡天神と大山崎の間にある。その昔、省線の誇る特急つばめ(蒸気機関車が牽引)を新京阪(現・阪急京都線)の電車が追い抜いたという逸話のある区間だ。その僅かな時間で昔の知り合いを併走するJRの車内に発見。歳はとっていたが向こうもこちらに気がつき手を振ったから間違いない。それ以来、彼とは会ってないから彼だったのかは不明。でもおそらく彼だろう。だから映画『君の名は。』の最後のシーンのようなことは起こりえるのだと思った。まあお互いが電車を降りてから発見できるかは別だが・・・・。それにしても上手く練り上げられて面白い映画であった。この映画にはSF、ファンタジー、伝承、神事、コメディ、ラヴストーリー、色々と込められていて見所満載であった。
おそらく映画ではこういうシチェーションだったのだろう
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