2008.05.18 (Sun)
第3回ヴィクリトア・マイル
来週からオークス、日本ダービーと控える東京競馬場で、今日は古馬牝馬のマイルGⅠである第3回ヴィクトリア・マイル(Jpn-Ⅰ・4歳以上牝馬、芝1600m、18頭)が行なわれた。
今年で3回目となる新設のグレードⅠレースであるが、あまり興味がない。私は正直、牝馬限定のレースは嫌いなのである。昔からある3歳クラシック・レースの桜花賞、オークスはしょうがないとしても、秋華賞というレースは無くてもいいと思っているし、エリザベス女王杯は牝馬の年度№1を決めるのには必要かもしれないが、私個人的にはどうでもいいレースである。そもそも牝馬というのは、勝つことよりも良い産駒を産むことの方が大事であって、牝馬限定のレースに勝つことよりも牡馬と混合のレースで勝ってこそ、名牝と呼ばれるのではないだろうか。それに牝馬というのは総体的に早熟の傾向にある。だから3歳時は強くても古馬になって成績が尻下がりという馬ばかりで、何時までも現役で走らせていると成績に傷がつく。だから早目に繁殖に上げた方がいいと思っている。それに、いくら牝馬限定のレースで勝ってきても所詮は牝馬限定での話である。また3歳時は牡馬に伍して戦えても、古馬になると牡馬はさらに成長するから牝馬との間に実力差が出てくるのは当然であり、短距離路線なら戦えても中距離以上の牡馬牝馬混合のレースで勝ち続けることの方が遥かに難しいのだ。なので、古馬になって天皇賞を勝ったトウメイ(有馬記念を勝った最後の牝馬)やエアグルーヴというのは格別の値打ちがあるのだ。・・・・・と嘆いたところで、レースは行なわれるのだから記事だけは書くことにするが、ダービー馬のウオッカが出てきて大いに注目された。
このウオッカも3歳の時からあまり成長していないし、史上屈指の牝馬から並みの一流牝馬程度まで評価が落ちてきている。早く引退させた方がいいのでは・・・・・・。それに今さら、マイルのレースに出ると馬が戸惑うだろう。
1番人気はウオッカ、2番人気はニシノマナムスメ、3番人気はベッラレイアで、好天の中、スタートが切られた。まずトウカイオスカーが後ろから行く予定なのか、すんなりと下がってしまった。先行争いはこれといって行く馬がいない。長い向こう流し、押し出されるようにピンクカメオが先頭に立つ。2番手にはヤマニンメルベイユ、3番手にインコースを通ってジョリーダンス、その外にニシノマナムスメ、さらに外からレインダンス、その後にベッラレイアとエイジアンウインズ、内にローブデコルテ、そしてブルーメンブラット、ベルモントプロテアと続き、その後にダービー馬ウオッカ、さらにタニノハイクレア、タイキマドレーヌ、パーフェクトジョイと続き、アルコセニョーラ、テンイムホウ、トウカイオスカー、マイネカンナまで差が無く続く。
スタートからのハロン毎のタイムが12.4---11.3---12.0---12.2と前半の800mが47秒9、1000m通過が1分00秒なので、馬場を考えるとかなり遅い。でも隊列は変化無く、いよいよ直線に向こうとしている。インコースのピンクカメオ、ヤマニンメルベイユがコーナーワークを利して先頭。その後にブルーメンブラット、ニシノマナムスメが追い出しにかかろうというところである。あと200m。ここでブルーメンブラットが先頭に出た。その外からエイジアンウインズが勢いよく接近。ウオッカはようや大外から5、6番手に進出。あと100m、ここからは3頭の争いに絞られる。でもエイジアンウインズが出ている。ウオッカも勢いよく伸びてくるが、エイジアンウインズも伸びている。内のフルーメンブラットも粘り強い。結局、エイジアンウインズが勝った。
1着エイジアンウインズ 1分33秒7、2着ウオッカ 3/4、3着ブルーメンブラット ハナ、4着ヤマニンメルベイユ 3馬身1/2、5着ニシノマナムスメ ハナ。
勝ったエイジアンウインズは初のマイル戦を克服した。まだこれが11戦目というキャリアの少なさを乗り越えて勝った。ウオッカは3歳の時はマイル戦は得意だっただろうが、その後、中距離を中心に使われているので、道中の走りっぷりからして馬が戸惑っていたのではと感じるが、上がりが33秒2と最速で伸びてきているし、あれだけスローペースの展開なのだから、もっと前で競馬しないとなかなか勝てない。またこの馬も古馬になってずぶくなっているせいなのか、前に行けなくなっている。だから勝ち味が遅いのかもしれない・・・・・・。今後、ウオッカは出るレースに困るだろうが、当面は秋の秋華賞、エリザベス女王杯が目標だろう。でも昨年の春から成長はあまり見られないので、これからも善戦ばかりで勝てないレースが続くかもしれない・・・・・。カントリー牧場の馬は応援しているのだが・・・・・・・・・・。
最後に昨日行なわれた重賞の結果を記しておくとする。
東京 京王杯スプリングC(GⅡ・4歳以上、芝1400m、17頭)
1着スーパーホーネット 1分20秒8、2着キストゥヘヴン 1馬身3/4、3着スズカフェニックス クビ、4着アイルラヴァゲイン 1/2、5着キングストレイル 3/4。
京都 京都ジャンプS(J-GⅢ・4歳以上、芝3170m、11頭)
1着テイエムトッパズレ 3分33秒3、2着ナイトフライアー 1馬身3/4、3着エイシンペキン 3馬身、4着バトルブレーヴ 4馬身、5着メイケイグリーン 3/4。
今年で3回目となる新設のグレードⅠレースであるが、あまり興味がない。私は正直、牝馬限定のレースは嫌いなのである。昔からある3歳クラシック・レースの桜花賞、オークスはしょうがないとしても、秋華賞というレースは無くてもいいと思っているし、エリザベス女王杯は牝馬の年度№1を決めるのには必要かもしれないが、私個人的にはどうでもいいレースである。そもそも牝馬というのは、勝つことよりも良い産駒を産むことの方が大事であって、牝馬限定のレースに勝つことよりも牡馬と混合のレースで勝ってこそ、名牝と呼ばれるのではないだろうか。それに牝馬というのは総体的に早熟の傾向にある。だから3歳時は強くても古馬になって成績が尻下がりという馬ばかりで、何時までも現役で走らせていると成績に傷がつく。だから早目に繁殖に上げた方がいいと思っている。それに、いくら牝馬限定のレースで勝ってきても所詮は牝馬限定での話である。また3歳時は牡馬に伍して戦えても、古馬になると牡馬はさらに成長するから牝馬との間に実力差が出てくるのは当然であり、短距離路線なら戦えても中距離以上の牡馬牝馬混合のレースで勝ち続けることの方が遥かに難しいのだ。なので、古馬になって天皇賞を勝ったトウメイ(有馬記念を勝った最後の牝馬)やエアグルーヴというのは格別の値打ちがあるのだ。・・・・・と嘆いたところで、レースは行なわれるのだから記事だけは書くことにするが、ダービー馬のウオッカが出てきて大いに注目された。
このウオッカも3歳の時からあまり成長していないし、史上屈指の牝馬から並みの一流牝馬程度まで評価が落ちてきている。早く引退させた方がいいのでは・・・・・・。それに今さら、マイルのレースに出ると馬が戸惑うだろう。
1番人気はウオッカ、2番人気はニシノマナムスメ、3番人気はベッラレイアで、好天の中、スタートが切られた。まずトウカイオスカーが後ろから行く予定なのか、すんなりと下がってしまった。先行争いはこれといって行く馬がいない。長い向こう流し、押し出されるようにピンクカメオが先頭に立つ。2番手にはヤマニンメルベイユ、3番手にインコースを通ってジョリーダンス、その外にニシノマナムスメ、さらに外からレインダンス、その後にベッラレイアとエイジアンウインズ、内にローブデコルテ、そしてブルーメンブラット、ベルモントプロテアと続き、その後にダービー馬ウオッカ、さらにタニノハイクレア、タイキマドレーヌ、パーフェクトジョイと続き、アルコセニョーラ、テンイムホウ、トウカイオスカー、マイネカンナまで差が無く続く。
スタートからのハロン毎のタイムが12.4---11.3---12.0---12.2と前半の800mが47秒9、1000m通過が1分00秒なので、馬場を考えるとかなり遅い。でも隊列は変化無く、いよいよ直線に向こうとしている。インコースのピンクカメオ、ヤマニンメルベイユがコーナーワークを利して先頭。その後にブルーメンブラット、ニシノマナムスメが追い出しにかかろうというところである。あと200m。ここでブルーメンブラットが先頭に出た。その外からエイジアンウインズが勢いよく接近。ウオッカはようや大外から5、6番手に進出。あと100m、ここからは3頭の争いに絞られる。でもエイジアンウインズが出ている。ウオッカも勢いよく伸びてくるが、エイジアンウインズも伸びている。内のフルーメンブラットも粘り強い。結局、エイジアンウインズが勝った。
1着エイジアンウインズ 1分33秒7、2着ウオッカ 3/4、3着ブルーメンブラット ハナ、4着ヤマニンメルベイユ 3馬身1/2、5着ニシノマナムスメ ハナ。
勝ったエイジアンウインズは初のマイル戦を克服した。まだこれが11戦目というキャリアの少なさを乗り越えて勝った。ウオッカは3歳の時はマイル戦は得意だっただろうが、その後、中距離を中心に使われているので、道中の走りっぷりからして馬が戸惑っていたのではと感じるが、上がりが33秒2と最速で伸びてきているし、あれだけスローペースの展開なのだから、もっと前で競馬しないとなかなか勝てない。またこの馬も古馬になってずぶくなっているせいなのか、前に行けなくなっている。だから勝ち味が遅いのかもしれない・・・・・・。今後、ウオッカは出るレースに困るだろうが、当面は秋の秋華賞、エリザベス女王杯が目標だろう。でも昨年の春から成長はあまり見られないので、これからも善戦ばかりで勝てないレースが続くかもしれない・・・・・。カントリー牧場の馬は応援しているのだが・・・・・・・・・・。
最後に昨日行なわれた重賞の結果を記しておくとする。
東京 京王杯スプリングC(GⅡ・4歳以上、芝1400m、17頭)
1着スーパーホーネット 1分20秒8、2着キストゥヘヴン 1馬身3/4、3着スズカフェニックス クビ、4着アイルラヴァゲイン 1/2、5着キングストレイル 3/4。
京都 京都ジャンプS(J-GⅢ・4歳以上、芝3170m、11頭)
1着テイエムトッパズレ 3分33秒3、2着ナイトフライアー 1馬身3/4、3着エイシンペキン 3馬身、4着バトルブレーヴ 4馬身、5着メイケイグリーン 3/4。
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