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2009.10.25 (Sun)

第70回菊花賞

 薄曇の今日、京都競馬場で第70回菊花賞が行なわれた。今年で70回目とは・・・・。京都の秋の名物レースである。かつては11月の中旬に行なわれていたので、どんよりとした天候のなか、重苦しい雰囲気のあったレースであるが、最近は欧米の競馬と同様、長い距離を敬遠する実力馬が出てきたため何かと盛り上がりに欠けるようになってきたが、それでも3000mという距離が各馬に幸いと災いをもたらすレースで、意外な結果に終わることも多く、私は好きなレースである。

 最も今よりも昔の菊花賞の方が面白かった。3歳馬の有力どころは全て出てきて、覇を競った頃が懐かしい。11月の肌寒い季節に京都で行なうというのが良かったのだ。それが時期が早まり、有力馬の何頭かが回避するようになってしまった。血統的に向いていないというのもあるけれど、今となっては時代遅れのレースになりつつあるのかとも見て取れるような年もある。だから最近はダービー馬が出てこないなど興味がそがれることもあり、今年もロジユニヴァースが出てこなかった。ということで本命不在の群雄割拠とか言われるが、ロジユニヴァースが出ていてもどうか・・・・・・。

 かくして第70回菊花賞(Jpn-Ⅰ・3歳、芝3000m、18頭)が行なわれた。1番人気はリーチザクラウンで2番人気はイコピコ、3番人気はアンライバルド、以下ナカヤマフェスタ、アドマイヤメジャーという順だった。はたして結果は如何に・・・・・。

 定刻3時40分にスタートが切られた。横一線のスタート。3コーナーの坂にかかるあたりアントニオバローズをかわして人気のリーチザクラウンが先頭に立った。武豊が逃げ作戦に出た。3馬身のリード。2番手アントニオバローズ、3番手ヤマニウイスカー、4番手インコースにスリーロールス、5番手は皐月賞馬アンライバルド。そのあとにシェーンヴァルト、紅一点ポルカマドルカ、そして2歳王者のセイウンワンダー、さらにナカヤマフェスタ、良血フォゲッタブル、セイクリッドバレーがいて、そのあとにアドマイヤメジャー、キタサンチーフ、さらにキングバンブーと続き、トライアンフマーチ、ブレイクランアウト、人気のイコピコ、イグゼキュティヴの順で正面スタンド前を通過。最初の1000mを59秒9というから速めのペースであるが、絶好の馬場を考えれば、それほど速くはない。リーチザクラウンは1、2コーナーを回り向こう正面で2番手以下を10馬身以上も離している。2番手以降は各馬は隊列をなして進んでいる。リーチザクラウンは向こう正面でややペースダウンして、後続との差が縮まりつつあった。2周目の3コーナーの坂を上る。リーチザクラウンと2番手との差は3馬身くらい。各馬が仕掛けに入ろうというところ。そしていよいよ4コーナーを回って直線に入る。先頭はリーチザクラウン、ヤマニンウイスカーが2番手。3番手スリーロールスだがアンライバルドは伸びない。先頭はリーチザクラウン、外からセイウンワンダーが来る。あと200m、リーチザクラウン先頭、リーチザクラウン先頭。スリーロールスが伸びる。リーチザクラウン粘る。リーチザクラウン粘る。あと100m、スリーロールスが先頭に出た。やや外にふくれ気味であるがスリーロールス先頭。内からフォゲッタブルが来る。ディープインパクトの勝負服だ。フォゲッタブルが来る。セイウンワンダーも来る。イコピコも外からようやく伸びてくるが、まだ5、6番手。先頭はスリーロールス、スリーロールス先頭。フォゲッタブルが伸びた。スリーロールスとフォゲッタブル、スリーロールスとフォゲッタブル。僅かにスリーロールスが出てゴールイン。

 1着スリーロールス 3分03秒5、2着フォゲッタブル ハナ、3着セイウンワンダー 1馬身1/4、4着イコピコ 1馬身、5着リーチザクラウン クビ。

 何と1着、2着共に父はダンスインザダーク。やはり長距離におけるダンスインザダーク産駒は強い。フォゲッタブルは母が名牝エアグルーヴというから、ここにきて良血が開花したことになる。神戸新聞杯を勝ったイコピコは絶えず後方から2番手という位置が災いしたようだ。いくら末脚が切れるといっても無理があった。アンライバルドは全く良いところがなかった。どうしたというのだろうか。血統的にも問題はないと思っているのだが、気性難が出たかな。

 ところで一つ気になっていたのだが、伝説の新馬戦というのがあって、ちょうど1年前の京都の1800m新馬戦で勝ったのがアンライバルドで、2着がリーチザクラウン、3着がブエナビスタだったのだが、その時には目立たなかったが、4着に入線したのが今日の菊花賞に勝ったスリーロールスなのである。これで伝説の新馬戦から3頭目のGⅠホースが誕生したことになる。珍しいことがあるものだ。


 伝説の新馬戦。初出走の馬ばかりが出てくるレースで、後にこれだけ出世する馬が集まることは珍しい。

 
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