2009.11.21 (Sat)
南禅寺に行ってみたが
11月も20日を過ぎると頬に触れる風が冷たく感じるようになる。地球温暖化といっても季節が進むとそれなりに寒くなるものだが、このところ京都の紅葉が見頃になってきたという情報が入る。本当かな? と思いつつも、今年は最近にしては紅葉が早いという噂は聞く。でも実際にこの目で確かめてみなくては判らない。
よく利用するJRの駅の案内版に京都市周辺の紅葉の名所の紅葉の進み具合が掲示されていて、奥地の大原や山間の鞍馬、高雄といったところは見頃であるというのは納得がいく。でも京都市街地周辺の紅葉の名所まで見頃を迎えているなんていう表示がしてあるので、どうも疑わしいが騙されたと思って南禅寺を今日の午前中に訪れてみたのであるが。
何故、南禅寺かというのは名所でありながら、交通の便がよくあまり歩かなくていいからである。つまりズボラな小生にはピッタリの場所であるといってもいい。それによく行くので、紅葉の進み具合が
よく判るからである。
京都の地下鉄は何時になく人が多い。これは11月になるといつもの事で、マップを拡げた人が大勢乗っていて何処へ行くか思案中の様子である。各駅ごとに観光ガイドブックに記載されてある最寄の名所を確認しているようだ。それにしても車内は混んでいる。京都の地下鉄東西線なんて乗車率が低く赤字運営だというのに、11月の土曜日にもなると日頃の何倍もの人が利用する。ほとんど春と秋の観光シーズンだけで儲けの大半を稼いでいるのではないかと思えるのである。
そうこうするうちに東山駅に到着した。でも余り降りる人はあまりいない。すると何処でみんな降りるのかと思ったら、次の蹴上駅でドッと人が降りた。何てこった。小生が降りようとしている駅なのに・・・・・・・考えることはどの人も同じか。地上に上がるエスカレーターが瞬く間に数珠繋ぎになった。そして、エスカレーターに足をかけようとしたら・・・・・・何?エスカレーターの左側にみんな立っているではないか。どうやら京都も東京化しているのだろうか? 関西というよりも大阪、神戸はエスカレーターの右側に立つのが一般的なのに、京都は東京のように左に立つのか・・・・・いや、そんなことはない。阪急の烏丸駅や河原町駅ではみんな右側に立っている。でも日頃から不思議に思っていたのだが、京都駅のエスカレーターは左側に立つ人が多い。最も新幹線から降りた人が、そのまま左側に立っているから納得がいくが、最近、通勤するようになった滋賀県では左側に立つ人が多いようなので驚いている。滋賀県辺りになると大阪の影響をあまり受けていないということが判るが、考えてみると東京文化に靡いているということになる。日本のスタンダードは東京の真似をすることなのだと考えている人が多くて困っているのだが(地方に行けば行くほど)、エスカレーターの国際スタンダードは大阪のように右側に立つ方式なのにと言っても通用しない。それによって全国から京都に来る観光客はほとんどが東京方式の左側に立つ。ここは関西なのに・・・・変だな・・・・。
ま、愚痴はこの辺にして、蹴上の駅から南禅寺に向ったが、例によって人だらけ・・・・・・。これは予想通りであるが、紅葉の方はというと見頃どころか、まだまだというところ。見事に情報に騙された。一部、葉が紅葉している木もあるが、絶対数からいって数が少ない。最も、来週が紅葉の見頃になるのかというと、こればかりは判らない。最近の紅葉は赤く染まらないうちに落葉するケースが目立っているので、行ってみないと判らない。でも南禅寺はこの程度だが、京都周辺で見頃を迎えているところはあるはずである。残念ながら、身体は一つしかないので、あちらこちら行けないから、とりあえず写真を撮ってきたのでご覧あれ。ただし紅葉はショボイですよ。
臨済宗南禅寺派の大本山・南禅寺は1291年の創建というから古い。亀山法皇が無関普門禅を開山に迎えて開創された大寺院であり、日本の全ての禅寺の中で最も格式が高いとされるのである。南禅寺の境内は広く、観光バスが何台も駐車していて、そこから大勢の人が吐き出されるのである。
この三門は、京都の三大門といってもいいほど大きい。歌舞伎『楼門五三桐』の中で石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という台詞をいうので有名な門だが、あの話は全くの出鱈目。何故なら、この三門は1628年に建てられた門だからである。1628年というと石川五右衛門はとっくにこの世にはおりません。だから後世の人の作り話ということになる。石川五右衛門の話で有名な門だけに、門の上に大勢の人が上がっている。
三門と楓だが・・・・・・赤味がまだ足りない模様。
南禅寺名物の琵琶湖疏水水路閣。ドラマの撮影で有名になり、今ではこの水路閣を目当てに南禅寺を訪れる人も多いという。ローマ帝国の水道橋の小型版といった感じかな。
結局、見頃というのはガセネタであった。というと語弊があるか。この程度でも紅葉が見頃ととる人もいるから、人それぞれだが、30年前に見た見事な紅葉の記憶が未だに小生の意識の中にあるだけに、最近の紅葉はどうも艶やかさに欠けている気がする。でも、本番はこれからだと思う。
よく利用するJRの駅の案内版に京都市周辺の紅葉の名所の紅葉の進み具合が掲示されていて、奥地の大原や山間の鞍馬、高雄といったところは見頃であるというのは納得がいく。でも京都市街地周辺の紅葉の名所まで見頃を迎えているなんていう表示がしてあるので、どうも疑わしいが騙されたと思って南禅寺を今日の午前中に訪れてみたのであるが。
何故、南禅寺かというのは名所でありながら、交通の便がよくあまり歩かなくていいからである。つまりズボラな小生にはピッタリの場所であるといってもいい。それによく行くので、紅葉の進み具合が
よく判るからである。
京都の地下鉄は何時になく人が多い。これは11月になるといつもの事で、マップを拡げた人が大勢乗っていて何処へ行くか思案中の様子である。各駅ごとに観光ガイドブックに記載されてある最寄の名所を確認しているようだ。それにしても車内は混んでいる。京都の地下鉄東西線なんて乗車率が低く赤字運営だというのに、11月の土曜日にもなると日頃の何倍もの人が利用する。ほとんど春と秋の観光シーズンだけで儲けの大半を稼いでいるのではないかと思えるのである。
そうこうするうちに東山駅に到着した。でも余り降りる人はあまりいない。すると何処でみんな降りるのかと思ったら、次の蹴上駅でドッと人が降りた。何てこった。小生が降りようとしている駅なのに・・・・・・・考えることはどの人も同じか。地上に上がるエスカレーターが瞬く間に数珠繋ぎになった。そして、エスカレーターに足をかけようとしたら・・・・・・何?エスカレーターの左側にみんな立っているではないか。どうやら京都も東京化しているのだろうか? 関西というよりも大阪、神戸はエスカレーターの右側に立つのが一般的なのに、京都は東京のように左に立つのか・・・・・いや、そんなことはない。阪急の烏丸駅や河原町駅ではみんな右側に立っている。でも日頃から不思議に思っていたのだが、京都駅のエスカレーターは左側に立つ人が多い。最も新幹線から降りた人が、そのまま左側に立っているから納得がいくが、最近、通勤するようになった滋賀県では左側に立つ人が多いようなので驚いている。滋賀県辺りになると大阪の影響をあまり受けていないということが判るが、考えてみると東京文化に靡いているということになる。日本のスタンダードは東京の真似をすることなのだと考えている人が多くて困っているのだが(地方に行けば行くほど)、エスカレーターの国際スタンダードは大阪のように右側に立つ方式なのにと言っても通用しない。それによって全国から京都に来る観光客はほとんどが東京方式の左側に立つ。ここは関西なのに・・・・変だな・・・・。
ま、愚痴はこの辺にして、蹴上の駅から南禅寺に向ったが、例によって人だらけ・・・・・・。これは予想通りであるが、紅葉の方はというと見頃どころか、まだまだというところ。見事に情報に騙された。一部、葉が紅葉している木もあるが、絶対数からいって数が少ない。最も、来週が紅葉の見頃になるのかというと、こればかりは判らない。最近の紅葉は赤く染まらないうちに落葉するケースが目立っているので、行ってみないと判らない。でも南禅寺はこの程度だが、京都周辺で見頃を迎えているところはあるはずである。残念ながら、身体は一つしかないので、あちらこちら行けないから、とりあえず写真を撮ってきたのでご覧あれ。ただし紅葉はショボイですよ。
臨済宗南禅寺派の大本山・南禅寺は1291年の創建というから古い。亀山法皇が無関普門禅を開山に迎えて開創された大寺院であり、日本の全ての禅寺の中で最も格式が高いとされるのである。南禅寺の境内は広く、観光バスが何台も駐車していて、そこから大勢の人が吐き出されるのである。
この三門は、京都の三大門といってもいいほど大きい。歌舞伎『楼門五三桐』の中で石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」という台詞をいうので有名な門だが、あの話は全くの出鱈目。何故なら、この三門は1628年に建てられた門だからである。1628年というと石川五右衛門はとっくにこの世にはおりません。だから後世の人の作り話ということになる。石川五右衛門の話で有名な門だけに、門の上に大勢の人が上がっている。
三門と楓だが・・・・・・赤味がまだ足りない模様。
南禅寺名物の琵琶湖疏水水路閣。ドラマの撮影で有名になり、今ではこの水路閣を目当てに南禅寺を訪れる人も多いという。ローマ帝国の水道橋の小型版といった感じかな。
結局、見頃というのはガセネタであった。というと語弊があるか。この程度でも紅葉が見頃ととる人もいるから、人それぞれだが、30年前に見た見事な紅葉の記憶が未だに小生の意識の中にあるだけに、最近の紅葉はどうも艶やかさに欠けている気がする。でも、本番はこれからだと思う。
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