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2009.11.22 (Sun)

第26回マイル・チャンピオン・シップ

 昨日は晴れたものの今日は朝から曇り空で、次第に雨に変わってしまった京都地方。それにしても冷たい雨である。傘の花が咲き、馬場は良馬場ながらも水分を少々含む形での競馬となった第26回マイル・チャンピオン・シップ(GⅠ・3歳以上、芝1600m、18頭)の回顧といこう。

 今年は秋の天皇賞で勝ち、中2週を経て京都にとんぼ返りして今度はマイル・チャンピオン・シップに出てきたカンパニーに注目が集まっていて、当然ながら1番人気である。でも8歳馬なのである。でも老いてますます元気というか、若い馬がだらしないだけというか、3歳、4歳のマイラーが手薄ということもあるが、ここにきてカンパニーは強くなった。2番人気はフランスから遠征してきたサプレザである。この馬は前走、ニューマーケットのマイル戦サン・チャリオットS(GⅠ)に勝って来た4歳牝馬だという。でも日本の馬場が合うかどうかというのが疑問だが・・・・・。3番人気は皐月賞馬のキャプテントゥーレ、4番人気はスマイルジャック、5番人気はザレマであった。

 スタートが切られた。マルアkシェンクが例によって出遅れる。長い向こう流しの先行争いであるがキャプテントゥーレとマイネルファルケが行くが、マイネルファルケが先頭に出た。2番手にキャプテントゥーレ、3番手ヒカルオオゾラ、4番手ザレマ、そして内からイギリスから参加のエヴァーズリクエスト、外からサプレザとヨーロッパの2頭がザレマを挟むように行く。そしてストロングガルーダ、ライブコンサートと続き、インコースにカンパニーが悠然と構えている。さらにフィフスペトル、サンダルフォン、スマイルジャック、ファイングレイン、サンカルロ、アブソリュード、トレノジュビリー、スズカコーズウェイと一団が続き、最後方からマルカシェンクが続く展開である。スタートからのハロンラップは12.1---10.9---11.8---12.4---11.5と800m通過が47秒2、1000m通過が58秒7とあまり速くない。これはマイネルファルケがマイペースで逃げているが・・・・。3コーナーの坂を下りマイネルファルケ快調の逃げ、2馬身あいてキャプテントゥーレ、さらに2馬身差でヒカルオオゾラとエヴァーズリクエスト、カンパニーはインコースの7番手にいる。4コーナーで各馬が仕掛けに入りいよいよ直線コース。

 先頭はマイネルファルケで3馬身のリード。2番手はキャプテントゥーレだが、マイネルファルケが逃げる逃げる。カンパニーはまだ5、6番手だが内の方から伸びてきた。あと200m、マイネルファルケ先頭。2番手にキャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラが3番手。フランス牝馬のサプレザが外側から伸びてくる。カンパニーが内から馬群を割って一気に来た、一気に来た。あと100mもない。カンパニーがマイネルファルケに襲い掛かる。マイネルファルケが粘る粘る。しかし、カンパニーが出た。カンパニーが出た。カンパニーが先頭に立ってゴールイン。

 1着カンパニー 1分33秒2、2着マイネルファルケ 1馬身1/4、3着Sahpresa クビ、4着アブソリュート 3/4、5着スマイルジャック クビ。

 カンパニーが天皇賞に続いてGⅠを連勝した。それも8歳になってからである。遅咲きもいいところであるが、このレースで引退だという。ご苦労さん。それにしても人気薄のマイネルファルケにはびっくりさせられた。もしや2週続いての無印馬の逃げ切りかと一瞬、頭をよぎったがカンパニーは強かった。ところで、カンパニーは父がミラクルアドマイヤという無名馬ということに着眼してもらいたいと思う。

 ミラクルアドマイヤはアドマイヤと名がついていることから、カンパニーのオーナーの近藤英子さんのご主人の持ち馬であったということは判ると思うが、成績が振るわず3戦1勝で引退した。だが良血馬ということで種牡馬となったのだが、その子供がカンパニーを産んだことは種牡馬としては成功したといえよう。

 ミラクルアドマイヤは父が凱旋門賞馬トニービンで、母がバレークイーンである。バレークイーンはオークス、ヨークシャー・オークス、セントレジャーを勝った名牝サンプリンセスを母に持ち、名種牡馬サドラーズウェルズを父に持つという超良血であった。そのバレークイーンが日本に輸入され、生んだ子供達がフサイチコンコルド(ダービー)、グレースアドマイヤ、ボーンキング、アンライバルド(皐月賞)であったことは言うまでもなく、これらの兄弟としてミラクルアドマイヤがいた訳である。こうしてミラクルアドマイヤは種牡馬になりカンパニーを出したのである。またミラクルアドマイヤの姉グレースアドマイヤが繁殖に上がり、生んだ子供がリンカーン、ヴィクトリー(皐月賞)であることを考えると、このバレークイーン一族も名牝系を既に形成しつつあるといえるだろう。
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