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2010.08.11 (Wed)

高校野球の思い出①

 台風が近づいている。盆の直前に来るとは何ともお騒がせな台風である。飛行機など欠航するだろうに困ったものだなあ・・・・。とはいえ自然の猛威には人間は非力である。ただ無事に被害もなく台風が通過するのを待つばかりである。それはそうと今、甲子園の高校野球が行なわれている。日本の風物詩となって何10年・・・。NHKが生放送するから昔から人気はあった。でもこのブログ上で私は高校野球のことをあまり讃美しない。その理由は何度か語っているので今更、言いたくもない。でも高校野球が、日本人にこれだけ浸透してしまったのは何故だろうと考えてみた。それはまず故郷の代表だということ。学校を出て、就職すると都会に出る人が多い。彼らは故郷を背にして右も左も判らない大きな街に出て、知らない人が大勢集まったところで暮らすのだ。でも故郷を思う心は常に或る。そこで夏になると故郷を代表して高校野球が始まるのだ。たとえ自分の母校ではなくとも、故郷の学校だということで応援に熱が入る。そして、次第に忘れていた故郷愛というもの甦るといったことが毎年、繰り返される。これが高校野球ではないだろうか。

 それと負けることが許されない。一度負けると姿を消す。全国で最後に残った高校だけが真紅の大優勝旗を手にする。つまり負けると終わりといった心理状態から選手は懸命にプレーする。たとえ大量にリードされていても、ゲームセットになるまで諦めない精神。最後まで全力でプレーする。結局、これが高校野球を観ている者に感動を与えるのである。彼らの一生懸命さが、やがて名試合を作るといっても過言ではない。

 そこで私が幼少の頃から観てきた高校野球について思い出を語ってみたいと思う。そこで取り敢えず高校野球の負の部分は多いが、今回は目を瞑って、印象に残った思い出だけを語ろうと思う。

 私が高校野球を意識したのは家にテレビが入った頃だ。昭和30年代の前半だったが、あの頃はまだ各家庭にテレビはなかった。それで近所のオッサン(若かったと思うが幼い私から見たらおっさんである)が、我が家に来てテレビを観ていた。それが高校野球だった。ちょうどプロ野球では長嶋茂雄が新人でデビューし、プロ野球人気に火がついた頃ではないだろうか。でも私は幼かったので野球を観てもさっぱり判らなかった。

 それから数年して、ある程度、私は野球のルールが判るようになっていた。そんな夏休みである。私は小学校に上がるかどうかといった年齢の頃である。好奇心旺盛の頃といえばいいだろうか。無趣味であるが相撲と野球観戦だけが好きだった親父に甲子園の高校野球を観に連れて行ってもらったのである。これがおそらく生まれて初めて観た野球場での野球だろう。親父が何故、幼い私を高校野球に連れて行ったのかは知らない。しかし、終戦直後は阪神間の尼崎に住んでいた親父のこと。甲子園球場が近い関係から、よく阪神タイガースの試合はよく観にいってたとは聞いた事がある。それで初代ミスター・タイガースの藤村富美男のファンであったことも。また夏の中等野球(現・高校野球)で2連覇した和歌山の海草中学は嶋投手の快投を生で観たことを自慢していたし、終戦後まもない夏の高校野球で2連覇した小倉高校の福島投手の話もしていた。なにしろ九州出身の親父にとっては真紅の大優勝旗が九州に渡るのは初めてのことだっので嬉しかったのだろう。甲子園に応援に行ったとも聞いている。さらには私の姉を連れて甲子園にも行っている。そういった理由で私の姉は早稲田実業の王貞治投手のことを知っていたのだが・・・・・。

 さて、昭和36年の夏の大会。私は親父に連れられて茶色の阪神電車(当時はそんな色の電車も走っていた)に乗って甲子園駅に降り立った。初めて見たた甲子園球場は大きいと思った。外壁は一面に蔦が絡めてあって、風格があるといっても小学校入るか入らないかといった年齢の子供に風格があるなんて判るはずはないが、何故、建物の外側が蔦だらけというのに不思議さを感じていたことは覚えている。それでいよいよ中に入る。その時の印象は、とにかく人が多い。広い。確か、一塁側の内野席の上のほうだったと思うが大歓声が凄かった。

 ・・・・・・そして試合は始まった。その日に観た試合は準決勝で法政二高VS浪商である。でも続きは明日にでも書こう。


 甲子園球場には夏の大会に優勝した歴代の高校の校旗が飾ってあり、訪れたファンが記念写真を撮っていく。
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