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2007.12.22 (Sat)

古譚のラーメンを食べる

 携帯のカメラで撮ったのですが、ブレてしまいました。
s-F1000039.jpg


 土曜日の今日・・・朝から雨・・・。まったく冬の雨は困ったものだが、愚痴っていてもしょうがない。土曜日はほとんど外出しているが、今日は昼にラーメンを食べた。大阪にチェーン店が何店舗かある『古譚(こたん)』 (注)のラーメンである。

 日頃、私はラーメンはほとんど食べないのである。何故かと問われても、あまり理由は無い。麺類は好きなのだが、どちらかというと饂飩を食べることの方が多い。ラーメンは脂っこいし、くどいからやや苦手というのもある。だから夏には絶対に食べない。でも冬になると、やはり熱いラーメンをフウーフウーと冷ましながら食べたくなる時がある。それで、今日行ったのは大阪の梅田の地下街にある古譚。

 ただ梅田の地下街と言っても漠然としすぎて判りにくいと思う。なにしろ北は茶屋町、西は福島、東は堂山、南は堂島、この範囲に阪急三番街、富国生命名店街、ホワイティ梅田、阪急八番街、大阪駅地下街、堂島地下街、イーマ、ディアモール大阪、ハービス大阪、梅田ガーデンシティ、大阪マルビル、大阪駅前第1~第4ビル地下階・・・と地下街もしくは地下街に近い地下階が繋がっていて、そこへ百貨店、専門店、ファッションビル、映画館、その他・・・・それぞれへ地下から自由に行けるように連絡路があり、巨大地下迷路のようになっている。だから、初めての人には、あの地下街は歩かないで、地上を歩けと必ず私なんかは説明する。ところが、この梅田の地下街で、私は迷子になったことは、1度も無いから不思議がられている。慣れればどうってことないのだけど・・・・。

 でも私が今日行った『古譚』はすぐに判る場所にある。梅田地下街の東の端。泉の広場という噴水のある場所を左に曲がったところにある店舗である。

 ここで醤油ラーメンを注文した。出てきたラーメンは白っぽいスープ。一見、豚骨かと思うが、もっと色がついている。豚骨、鶏ガラがベースになっていて、あっさりとした醤油ラーメンである。人参の千切り、ネギがたっぷり、チャーシューも幾つか・・・。コラーゲンたっぷりのあっさりした健康スープだという。昔から、何度か来たことがあるが、昔に比べてくどくなくなったのではないかと思う。麺はやや太くてストレートで薄味である。でも薄口好みの私にはちょうどいい(・・・けして薄口には感じないが)。ここのラーメンを美味しいという人は多いが、どちらかというと若者に多い。私の職場の人間は、ここのラーメンを酷評していたが、それほど悪くも無い。私は標準のやや上ぐらいの評価を与えてもいいと思うが、大阪で1番美味いとは、絶対に思わない。このようなものなら、大阪に幾らでもある。

 最も、あまりラーメン店を食べ歩かない私は、そんなにラーメンを食べつくしてない。私の友人で東京出身のSさんなんかは、毎日でもラーメンを食べたくなるらしい。それを聞いて、私は「オエー!」と感じたことがあって、20年ほど前、彼の案内で東京・荻窪の『春木屋』というラーメン屋について行ったことがある。彼がよく通う店だという。なるほど東京の和風醤油味の王道とはこういうものをいうのかと思ったものだ。でも私は確かにいいスープでコクがあるが、これを毎日食べるのだけはゴメン蒙る。東京の食べ物は、やはり総体的に濃い口である。だから比較的、饂飩とかに比べて味のひつこいラーメンを東京人は好むのかも知れないが、関西人の私は、ラーメンを時々しか食べたいとは思わないのである。でも、最近は大阪や京都も昔に比べて、ラーメン屋が増えたなあと感じるこの頃である。

 (注)古譚の譚は本来は"さんずいへん"なのですが、どうしてもその漢字に変換出来なくて仕方なく、古譚で通しました。ご了承ください。
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