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2010.11.05 (Fri)

滋賀県は・・・・・

 今までまったく縁がなかった滋賀県に通う羽目になって2年半になる。それまでは大阪市内の方に通っていたので、最初は戸惑った。とにかく田舎だから不便この上ない。よく、こんな公共交通の発達していない田舎県に住んでいるなあと感心したが、ここで育つと当たり前なんだろう。公共交通が発達していないから、当然のようにみんな車に乗る。そのせいかそうか知らないが、国道の信号は大概は2分以上赤のままなので歩行者は横断歩道をなかなか渡れない。2分半ほど待ってようやく青信号に変わり、国道を渡っていると15秒ほどで信号が赤に変わってしまう。たった15秒で渡れというのも無謀な話であって、お婆ちゃんだと国道を渡りきらない間に信号が変わってしまう。まさに車優先に信号がセットされている。困ったものだが、何事も歩行者より車を中心に回っているような県である。これだと車を乗らない主義の私から見ると、実に滑稽である。また歩行者達も信号がなかなか変らないからイラついているようだ。とにかく車がないと二進も三進も捗らない県である。

 摂り合えず滋賀県に毎日、通うことになり、どうにか2年半通ったものだ。でも一向に慣れないなあ。小生の生活サイクルとどうも合わない。とにかくバスに乗るのが嫌いなので・・・・・。でも朝なんかバスに乗らないといけないから、駅前のロータリーでバスを待つのだが、バスもなかなかやってこないときがある。とにかくイライラするぐらい生活テンポが違う。住めば都とはいうが滋賀県に住む気は微塵もない。

 ところで滋賀県って言うところは西武グループの会社、店舗がいたるところにあるのだが.............。たとえば西武百貨店、近江鉄道、大津パルコ、大津ロフト、大津プリンスホテル、西友・・・・・・。何故でしょう。つまり西武の創始者である堤康次朗が滋賀県出身だからである。つまり堤康次朗は出身地・滋賀県への思い入れがあったのかもしれない。そういえば小生が朝、乗るバスもレオの絵が目立っていたし、近江鉄道の電車そのものが元・西武鉄道の401系であることは一目瞭然である。

 滋賀県への愛着が強い堤康次郎。だから滋賀県に西武グループ関連の建物が多い。でも関西で事業を展開した小林一三が実のところ、関東の方の山梨県出身であるのに対し、堤次郎が関西の滋賀県出身とは面白い。いずれにせよ、滋賀県というところは近江商人を生んだ土地柄である。商才の或る人が多いのはそのせいかもしれないが・・・・。小生にはそういった商才は持ち合わせていない。・・・・・残念!
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