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2011.05.04 (Wed)

大阪ステーションシティ

 2004年から長きに亘って工事をしていた大阪駅が、今日、ノースゲート・ビルディングのオープンをもって新しくなった。それでどうせ暇だから行ってきたのだが・・・・・・・予想通り人、人、人。人が余りにも集まりすぎてどこも入場制限しているし、規制もしていて思うように回れなかったが、どちらにしろ商業施設には興味がない。そえよりも駅全体がどのような構造で、そのような機能があるのかそちらの方に興味があったのである。

 それで今回、大阪駅全体がリニューアルされた形となり見て回ったのである。大阪駅と言うのは大阪の玄関口であるが、新幹線は来てなくて在来線のみの駅である。したがって6面11線と根幹駅としてはさほど大きくないが、周辺が大阪有数の繁華街なので人の出入りが多く、この周辺で1日約240万人が動くという。だが、それに対して大阪駅の施設は貧弱で、駅ビルらしいのは南側のアクティ大阪という大丸の入っている27階建てのビルがあっただけで、北側のにはただ添え物のようなちっぽけなビルが立っていた。それが駅全体を改良するに伴い、北側に巨大な駅ビルを建てる工事が始またのである。それは北側のビルと南側のビルとの間にある大阪駅のプラットホーム全体を大屋根で覆うという斬新なものであった。そして全面的に完成し、今日、新しい大阪駅がオープンしたということだった。

 今回、新しく建てられた北ビル。いわゆるノ-スゲート・ビルは大丸の入っているサウスゲート・ビルが27階(大丸の部分は増床され先月にオープンした)に対し、ノースゲート・ビルは商業棟の上に28階のオフィス棟が建てられている形である。そして、商業棟の中に伊勢丹三越とルクアという専門店街と、上部には大阪で最大のシネマ・コンプレックスが入っている。ただ正直な感想であるが、現京都駅ビルがオープンした時のほどの衝撃はない。今回の大阪駅は大屋根ぐらいしか見ごたえがない。それ以外なら駅の構造にしても衝撃度は薄かった。意外と平凡でつまらない駅だなあと感じた。改札口がホームの階下だけではなく、ホームの上にも設けたのは人の流れを円滑に行う処置として納得できるが、駅自体が街になったとはちょと大げさだ。それに新しくオープンした伊勢丹三越にしても他の百貨店と比較してそれほど大差あるものでもない。ここも女性を引き込むための施設であると感じた。結局、このような商業施設をいくら造ってもショッピングに興味のない小生が行って楽しめるところではないと痛感した。ただ選択肢が増えたということでは面白いかもしれない。

 
 阪急との連絡橋を歩いて行くと新しい大阪駅の全景が姿を現す。
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 なんかこの大屋根。形が関西国際空港の空港ターミナルビルに似ているぞ。
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 5階にある時空の広場にあがるエスカレーターが超満員。
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 5階の広場から大屋根を見上げる。
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 14階の屋上に天空の農園がある。ここで田植えをするらしい。
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 屋上から空中庭園のある梅田スカイビルが見える。
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 大阪駅の北側は再開発中だ。これからこの広大な空き地に4棟の超高層ビルが建つ。
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 北東方面を望む。小生の家のある方向だ。黄砂の影響で視界が効かない。
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 こちらは南西の方向。大阪湾方面だ。
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 ホームに電車が入ってきた。上から見るのも面白い。
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 とにかく人が多すぎて疲れる。
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 これ以上、見てもつまらないので昼過ぎにはさっさと切り上げて高槻ジャズストリートを聴きに行った。今日は関西大学高等部&中等部の吹奏楽部が演奏していた。高槻に去年、出来たばかりの新しい学校で、まだ生徒が少なく高校、中学合わせても部員は12、3人。まだまだの演奏だが初々しかった。ちなみにいうと昨日、ブログで書いた関西大学北陽高校の姉妹校になる。その後、社会人のバンドをいくつか聴いた。レパートリーはカウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、チック・コリア、バディ・リッチが多いようだ。以上。
EDIT  |  18:35  |  近場散策  |  TB(0)  |  CM(3)  |  Top↑

*Comment

こんな適当な記事にコメントが来るとは考えなかった。この新しい大阪駅に関しては、人によって見方が違うと思うが、肯定する意見の方がおおいだろう。小生はどちらでもない。

小生が京都駅が衝撃的だったというのは、大した意味もない。完成した当時、予備知識もなく1階の改札口を抜けて見渡した時の印象が強すぎたということ。吹き抜けの空間と大階段を見上げて唖然とした。それまでの駅ビルの概念と違っていたということである。でもあとで考えると原広司の設計だから当然だと思ったのである。梅田の空中庭園の設計者だったから・・・。しかし、今となってはあの空中径路も大階段も無用の長物と化している。今は空中径路も閑散としているし、大階段もコンサートや階段早上り競争といったエベント以外では利用する人もまばらである。だから駅としてはあまり機能していない。

今回の大阪駅が衝撃度が薄かったといったのは、完成した時の図面やも模型で何度も見慣れていたこともあるし、実際に何年か前から徐々に出来あがっていく様を見ていたという経緯もある。だからあまり衝撃度はなかったといったまでで、これも大した意味はない。ところで、今回の大阪駅はいくらか機能性を考えて設計してあると思う。その点では京都駅とは使い勝手がちがうだろう。ただ5階の広場にしろ、あの空間をどのように利用するのだろうかという疑問が残る。ここでイベントでもするのだろうか。

いずれにしても今後、この大屋根を含めた新しいターミナルビルが、どのように活かされどのように評価されるのか、今後を見守りたいと思う。それで今後、駅ビルとしての在り方が大きく変わるかもしれない。ということで実は大いに期待しているのである。今後、梅田北ヤードの開発も含め、大阪の経済の活性に繋がればいいと思うのだが、現実はなかなか・・・・・。
uncleyie |  2011.05.13(金) 21:24 |  URL |  【コメント編集】

問題は駅が点の存在にならず、線として街の流れの一つになれるかが鍵に思う。駅なかで抱えこまれてしまって、入ったらでてこなくなる駅だったら、一つの街としてはどうか?となる。駅がうまい事梅田の街周辺に線となって人の流れを産み、梅田自体全体の魅力アップと集客力を産む存在になって欲しい。どうしても京都駅は駅だけで、駅外でという感じがないから。
ららら |  2011.05.12(木) 11:49 |  URL |  【コメント編集】

そうかな?私は飽きないデザインでバブルの名残があった時代にたった京都駅ビルと違い、飽きのこないデザインに思う。また広場が8つもありこれがいい。これからの時代はコンクリートジャングルでたくさんの施設をぶち込む感性では飽きられる。緑や広場を増やしてくつろげる空間が大事。まして大阪ステーションシティは梅北とワンセットな駅と関係者はつくづく言ってきている。まだ完成途上。少なくともグランデ大阪完成まで待ちましょう。
まーさん |  2011.05.12(木) 11:02 |  URL |  【コメント編集】

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