2012.06.17 (Sun)
レトルトカレー『六三郎のまかないカレー』を食べる
レトルトカレーの『六三郎のまかないカレー』を食べてみた。六三郎というのはご存じの通り道場六三郎のことである。かつてフジテレビ系で放映された料理人対決番組『料理の鉄人』でレギュラーを務め、和の鉄人として名を馳せた日本料理人である。
その道場六三郎が日頃からまかない料理として作っているのかどうかしらないが、『ボンカレー』の大塚食品が販売しているレトルトカレーが『六三郎のまかないカレー』である。道場六三郎は1971年の40歳の時、東京赤坂の『赤坂常盤家』のチーフから独立して自ら『銀座ろくさん亭』を開店させた。そして、和食と言う味を大事にしながらおいしさを追求し続けたという。そこでこのまかないカレーが出てくるのだが、こだわりの鶏だしと炒めた牛肉で仕上げた和風カレーと説明書きがある。原料は野菜、果実(たまねぎ、じゃがいも、人参、りんご)、牛肉、チキンエキス、小麦粉、豚脂、カレー粉、魚醤、食塩、砂糖、赤ワイン、クリーム、香味油、乳加工品、酵母エキス、マーガリン、ウスターソース、香辛料、ココナッツミルク、増粘剤(加工でん粉、パプリカ色素、リンゴ描出物、香料等である。
このレトルトカレーは開封口よりフタをあけ蒸気口が上になっていることを確認の上、箱ごと電子レンジに入れ、約2分間加熱するだけでOK。加熱終了後、袋がしぼんでいることを確認して電子レンジから取り出して、皿に盛った御飯にかけるだけという手っ取り早さで完成。さて食べてみてからの感想であるが・・・・・・。
なるほどこういうものか。色は黄色っぽくジャガイモ、人参が目だっているが、味に関してはまろやかではあるが何の印象もない。昔風の素朴なカレーといった風だが、これといって特徴がなくインパクトもない。意外だった。でもこれと全く同じカレーを店のまかないで出しているとは思はないが、このレトルトカレーをまた食べたいとはあまり思はない。期待はずれもいいところだ。でもこのレトルトカレーを好きな人もいるだろう。まあ価格が価格だからしょうがないが、レトルトでももっと贅沢感が溢れているカレーもある。やはり和の鉄人だから和風ではあるが、カレーは洋食屋さんの作ったカレーを食べるほうがいい。餅は餅屋なのかもしれない。
2012.05.13 (Sun)
レトルトカレー『100時間かけたカレー』を食べる
久しびりにレトルトカレーを食べた。小生は香辛料の強い物や熱い物を食べると顔からひたすら汗が出まくってしまうので、季節がら5月にもなるとカレーを食べないのだが、この2、3日気温が低く4月の上旬のような気温で肌寒いからレトルトカレーを食べてみたのだが・・・・・・。
今回はMCC食品が出している『100時間かけたカレー』を食べてみた。ところでMCCというのは全国的にはあまり知られていないが、神戸に本社のある食品会社で主にレトルト食品、調理缶詰、業務用の冷凍食品を製造している会社である。設立は大正12年と古く、昭和の初期から鰯やイチゴジャム等の缶詰を造っていたのであるが、缶詰から手を拡げ冷凍食品、レトルト食品をも製造するようになったのである。
さて、そんなレトルトパウチ食品『100時間かけたカレー』なのであるが、パッケージの説明書きによると100時間以上かけて仕上げるこだわりのカレソースということである。丁寧に焼き上げたルーを2種類(鶏、牛)のフォンでのばし、じっくりとソテーして甘みを引き出した野菜と独自のスパイスで香り高く仕上げたのである。その際、化学調味料を使用せず、素材のもつ旨みを活かしたとのこと・・・・・。ところで100時間と言うのは4日以上ということになるが、カレールーの焼上げと熟成に23時間。フォンの煮出しに30時間。野菜のソテー、熟成に46時間。ソースの煮込み、ねかせ、仕上げに16時間もかけている。原材料は野菜(たまねぎ、にんじん、トマト)、牛肉、小麦粉、大豆油、、ブイヨン(鶏がら、牛骨、牛筋肉、牛肉、たまねぎ、にんじん、セロリ、なたね油、香辛料、ガーリック)、バター、りんごピューレ、トマトベースト、ローストオニオンベースト、バナナピューレ、食塩、カレー粉、砂糖、トマトジュース、ビーフブイヨン、香辛料、カラメル色素、増粘剤(加工でん粉)、酸味料、その他大豆由来原料を含んでいる。確かに凝ったカレーではある。さてお味の方であるが・・・・・・・・・・。
今まで当ブログ上で紹介したレトルトカレーの中では1番小生の好みに合うカレーだった。もう少し辛口ならもっとよかったのだがしょうがないかな。熟成した適度のコクと深みのある味覚。そしてまろやかな甘みがある。ただ家庭で炊く御飯がもっとカレーに合うのだといいのだけれど、これにも家庭用だと限界がある。でもこれからもっと自分好みのレトルトカレーに出会うかもしれないので、少々、価格は高くとも美味しいカレーを追い求めることにしよう。
2012.01.01 (Sun)
おせち料理
一昨日の30日に姉から宅配便が届いたので開けてみたらおせち料理が入っていた。何でかなと思ったら姉は数年前から、おせち料理を自分で作らずに料理屋から取り寄せているという。もう子供が大きくなり家を出て行ったので夫婦だけとなってしまったから量よりも質に拘ったのだろう。それで小生も家で作らずに取り寄せればいいというから、「それは贅沢だ」というと、「最近は庶民的で高価でないおせち料理もあるので取り寄せれば」と言うので「一度、料理屋のおせちを食べてみるか」ということになり、姉に任せていたら祇園の割烹料亭『岩元』から三段重ねのおせち料理が届いたという訳である。
岩元というと祇園の花見小路を少し東に入ったところにある料亭だったと思うが、姉は何度か食べに行ったことがあるという。流石に京都どっぷり60云年。京都に住んでいても若い時は転々としていて京都から離れてしまい、ましてや京都で働いた経験のない小生とは違う。敷居の高い祇園や先斗町の店も何軒か知っているというから羨ましい限りだ。
それで三段重ねの重箱を開けてみたら如何にも京都のおせちらしく見た目が鮮やかで食べるのがもったいなくなってきた。おしながきを読んでいると栗金団、田作り、白花豆、紅白祝袋、鶏串利休、笹麩茶巾、烏賊黄金、金柑甘露煮、手毬餅、金箔黒豆、さごしの昆布、祝い海老、梅かんざし、黄金松前、赤にし貝真砂和え、松前漬、若鶏八幡巻、たたき牛蒡、青梅甘露煮、紅鮭白醤油焼、寿高野豆腐、豚角煮、烏賊松笠白焼、梅松葉、紅鮭昆布巻、伊達巻、さつま金時、こんにゃく旨煮、魚の子旨煮、いくら醤油漬、紅白生酢、こはだ粟漬、蛸小倉煮、村雨玉子、鰹くるみ、数の子鼈甲漬、若桃甘露煮、梅麩、紅白祝結び・・・・・・・何とも贅沢なといいたいが、姉に電話するとそんな高価なおせちではないという。何! 日ごろ何を食べているのだ・・・・・。
まあ、貧乏人の小生からしたらあまり高価なおせちを取り寄せてもらっても困るが、それよりも食べるのがもったいない、日本料理のプロが作ったおせち料理だから凝っているだろうが、正月ぐらいは少しばかり贅沢をしてもいいかなと思った次第である。
2011.04.18 (Mon)
『CUP NEEDLE ごはん』を食べる
入れ物が大きいのに、ごはんは底の3cmだけ。
去年の8月に日清食品が近畿で先行発売していたはずの『CUP NEEDLE ごはん』だが、スーパーでも見かけたことがなかった。何故かというと発売してすぐに完売してしまい店頭でもなかなかお目にかかれなかったらしい。それでこの3月に全国発売されるようになってからようやくスーパーの店頭で見かけるようになった。そして買って食べてみたが・・・・・。
まず箱から中身を全て取り出し、箱を水平な場所において水を160ml入れる。そこへ具、味付けの素、ライスを入れてかき混ぜる。よくかき混ぜてから蓋を閉め電子レンジで加熱する(4分半~5分半)。出来上がったところへ仕上げ香味油を入れてかき混ぜれば完成。実に簡単。さて味の方はというと・・・・・ちょっと濃厚かな。小生にはちょっとくどい食べ物だ。カップヌードルのごはん版だから当然ではある。でも、これでおにぎり2個分に相当するというから、カロリーも高いのだろう。材料としてはライス、加工油脂、乳化剤、リン酸塩、具入り調味料(味付豚肉、味付卵、醤油、食塩、乳糖、味付えび、ねぎ、エビパウダー、香辛料、たん白加水分解物、ポークエキス、チキネキス、野菜エキス、調味料、加工でん粉、カラメル色素、乳化剤、重曹、増粘多糖類、香辛料抽出物、酸化防止剤、カロチノイド色素、スモークフレーバー、酸味料、香料)、オイル(植物油脂、香味油、香料)等である。
出始めだし物珍しさもあってよく売れているのだろう。カップヌードルのチキン味が好きな人にはいいかもしれない食べ物だが、カップヌードルが世に出た時ほどのインパクトはない。まあ、なんでもある時代だから驚かないのは当たり前だが、調理は簡単で沸騰したお湯さえあらば何処でも作れるから案外、人気がでるかも・・・・・・。しかし、此の歳になると脂っこい食べ物はあまり受け付けなくなったかな。でも食べ慣れると美味しく感じるのかもしれないが・・・・。
2010.12.06 (Mon)
インスタントコーヒー
なんだかこのところ毎晩、インスタントコーヒーを飲んでいる。アルコールを出来るだけ控えるように言われているから、その代わりにコーヒーを飲むようになったからなのだが・・・・・・・・・。何時も血液検査をすると肝臓が○○と言われるので仕方が無い。最近はあまりアルコールも飲まないのに、何時も検査の時言われるのは、若いときの不摂生が溜まっているからかもしれない。
そういえば20代の頃は、毎晩、飲み歩いていた。自宅に帰らないこともしばしばで、朝まで飲み屋を梯子することもよくあった。終電に乗り遅れ、仕方なくカプセルホテルに泊まり、そこでまたアルコールを飲むこともあった。二日酔いで出勤というのもご愛嬌。仕事に励んでいる間にアルコールが抜けてきて、調子が戻ると、その晩はまた飲みに行く。こんな生活を毎日、送っていたから不摂生もいいところだ。
30代になってから体力がなくなってきたので、飲みに行くのも週末ぐらいになったが、とにかく若い頃は不規則で身体にいいことは何もやっていなかった。当時はアルコール以外は勿論だが、煙草も吸っていた。吸い出すとたちまち5、6本続けて吸うチェーンスモーカーだった。
今は品行方正で寄り道しないで帰宅し、アルコールも殆ど飲まない。テレビも見ない。それは下らない番組が多すぎるからというのもあるが、テレビを見だすと何も出来なくなるからだ。テレビに生活を乱されたくない。その間、本の一冊でも読めるでしょ。他の作業が出来るでしょ。でも読書をするにも毎日の寝不足がたたっているからすぐに眠くなるのが困るのである。それでカフェインの強いインスタントコーヒーを飲むことが最近は多くなった。アルコールを飲まなくなった代わりにコーヒーをよく飲むようになったのである。
コーヒーといえば、10代の頃からよく喫茶店に入ってコーヒーを飲んでいた。喫茶店の雰囲気が好きで、よく入りびたりしていた。大学の頃は、京都中の喫茶店に片っ端から入って、煙草を吸いながら、コーヒーを飲んでいたものだ。仲間と入って延々と何時間も議論していたり、古本屋で本を数冊買い込み、コーヒーを飲みながら、読書にふけていたものだ。社会に出てからは、朝に何時もの喫茶店に入り、新聞を読みながらコーヒーとモーニングセットのトーストとゆで卵を食べて、煙草を一服してから出勤したものだ。
それが10数年前、気管をやられてから煙草をやめた。それ以来、喫茶店も行かなくなった。飲み屋も行かないなら喫茶店も行かない。何とも味気ない生活だ・・・・・・・。とはいうものスターバックス等のシアトル系のコーヒー店に行く気も起こらない。つまり煙草を吸いに喫茶店に入っていたようなものであるから、禁煙するようになって次第と喫茶店も行かなくなった。
そういう訳で、帰宅してから飲むインスタントコーヒーが楽しみの一つになってしまったのである。本当にささやかなものだが、小生、馬齢を重ねるごとにだんだんと質素な生活になっていく。でも、これでいいのだ。20代の自分とを比較すると雲泥の差ではあるが・・・・・・もうネオン街には疲れたのだ。
2010.10.16 (Sat)
納豆
先日、9月に行なった健康診断の結果報告書が返って来た。・・・・散々である。もう若いとはいえないが、あちらこちらに支障をきたしているので、報告書にいいことは何も書いてない。要するに身体がガタガタということである。もともと血圧が高めのうえ気管が弱かったので煙草をやめて既に10数年になる。でも40代始めまでは異常なしとの診断が常だった。それが最近は何と、あそこが悪いだのこちらが良くないなど、色々と所見が見られるようになった。でも、まあ歳をとると何だかんだと悪いところが出てくるもので、仕方が無い部分もあるが、今回の健康診断で動脈硬化や糖尿病のどのリスクが高まってきたから、生活習慣改善に取り組んでくれというものだった。
しかし、煙草は吸わないしアルコールも耳鼻咽喉科に通いだしてからは、ほとんど飲んでいないのに、それでも悪い方向に向うのだから、こればかりは一概に言えないなあと感じた。とりあえず血糖値が基準値より高いから、それに血圧も高いから、何かといいことは言われないのだが、食事改善と量を減らし適度の運動を試みることにしたといっても、小生、毎日、職場から最寄り駅までも3㎞の道のりをテクテクと結構な速度で歩いているが、これでも運動は足りないというのだろうか・・・・。血圧の高いのは遺伝のせいでもあるだろうし、気管が弱いのもそうだろう。でも遺伝のせいにもしていられないし、改善出来るところはやってみようということになり、その結果、食事の量を減らし、野菜中心の食事に変更する。さらに、手始めとして毎日、納豆を食べる事にした。
納豆・・・・・大豆を納豆菌で発酵させた食品で、どこが発祥かはよく判らないが、主に茨城県を中心にして関東地方で昔からよく食べられていたので、関東の郷土料理という人もいる。とにかく納豆は身体に良いとされる。その効能は色々とあるが、一般的にはナットウキナーゼ、ビタミンK2が含まれているからだといわれている。ナットウキナーゼは血栓と溶かす酵素が含まれていて、血をサラサラにする効能がある。また、有害物質の排泄、コレステロールや糖質の吸収を遅らせる働きもある。ビタミンK2は腸の悪玉菌を減少させ、善玉菌を増加させる。この働きで腸内環境を正常化するのである。
このように効能を聞くと、食べないといけないだろう。でも昔から近畿地方では納豆を食べる習慣がなかった。あの粘々とした糸ひきに、あの食感に独特の匂いが駄目で食べられなかった。食習慣というのは面白いもので、幼少の頃から食べなれてしまうと何ともないのである。それが大人になってから、食習慣を変えて今まで食べる習慣がないものを食べろといっても、簡単に食べられるものでもない。でも、長生きしようと思えば食べないわけにはいかないだろう。とうことで昨日から納豆を毎日、食べる事にしたのだが・・・・・・・10年ほど前、一度、納豆を食べようと思い立ち、暫くは食べていたのだが、何時の間にか食べなくなった。苦手だからかなあ・・・。でも今回は、嫌だとも言ってられない。とにかく肉は出来る限り食べないで野菜中心に切り替えて、納豆を毎日食べる。そして食事の量を減らす。でもこれを続けることが1番、難しいのだが・・・・・・。健康を保つのも大変である。