2014.04.13 (Sun)
第74回桜花賞
今年、最初の競馬記事である。このところ競馬に力が入らないが、G-Ⅰでもクラシックレースぐらいは記事にしてもいいかなと思ったので、久しぶりに書いてみることにした。それも今年はブエナビスタの再来、いやそれ以上ではとの評価もあるハープスターが出てきたので興味をひくところではあった。何しろ今年の3歳牡馬のクラシック有力候補の1頭である5戦4勝のイスラボニータを、昨年の新潟2歳Sで豪快に差し切り3馬身差に切って捨てた脚色。あれを覚えていると今年の3歳の中で牡馬も含めて現況では最強か? とも思ってしまう。ただこの馬の欠点は後ろから行きすぎるということ。だから展開に左右され脚を残して惜敗するという可能性もあるということ。事実、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズでレッドリヴェールにハナ差で負けてしまった。馬ゴミを上手くさばけず馬群の中を追いこんできたが、レッドリヴェールを捉えたところがゴールだった。しかし、何時も確実に伸びてくる脚は父ディープインパクト譲りで、とても牝馬とは思えない。それで今日、桜花賞が行われた。
第74回桜花賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝1600m、18頭)が曇り空の阪神競馬場で行われた。断然の1番人気にハープスター、2番人気はハープスターに土をつけ3戦全勝のレッドリヴェール、3番人気がフォーエバーモア、4番人気ベルカント、5番人気ヌーヴォレコルトだった。
スタートが切られた。コーリンベリー、ニホンピロアンバーとの先行争いを制しハナを奪ったのはフクノドリーム。逃げる逃げる。大逃げをうった。2番手に10馬身の差をつけて逃げる。ややオーバーペース気味だ。2番手以降はほぼ固まっているが、ハープスターは予定通り最後方。しかし、先頭から大きくおかれている。縦に長い展開だ。そして4コーナー。阪神の外回りは直線が長い。ハープスターは大外に回った。でも前を行くフクノドリームは大幅にリード。あと200mでも5馬身リード。しかし後続が迫ってきた。あと100mでつかまった。横一線だが、ここでホウライアキコ、ヌーヴォレコルトが伸びてくるが、外からレッドリヴェールが来た。そして1番外から来た来た。ハープスターだ。届くかどうか。レッドリヴェール、ハープスター、レッドリヴェール、ハープスター。ハープスターが出た。ハープスターが1着でゴールイン。
1着ハープスター 1分33秒3、2着レッドリヴェール クビ、3着ヌーヴォレコルト 3/4馬身、4着ホウライアキコ 1馬身1/2、5着レーヴデトワール アタマ。
何とハープスターの上がり3Fのタイムが32秒9というから桜花賞出走の牝馬とは思えない末脚だが、2着のレッドリヴェールが予想以上に強いので、あまり目立っていなかった。それでもハープスターは届くのかな? といった位置からきっちり差し切ってしまった。やはり過去の名牝と遜色のない脚色を披露してくれた。流石に母は未出走だが、祖母が桜花賞、オークスを制したベガだけのことはある。また父並みの末脚爆発で度肝を抜いた。ただ今後、連勝街道を突っ走るかと言うと、この脚質だと難しい面があって取りこぼすこともあるだろう。だが、観ていて実に壮観なレースをするハープスターである。とても牝馬とは思えない。少し欠点を言うとクビが高いかな・・・・。
第74回桜花賞(G-Ⅰ・3歳牝馬、芝1600m、18頭)が曇り空の阪神競馬場で行われた。断然の1番人気にハープスター、2番人気はハープスターに土をつけ3戦全勝のレッドリヴェール、3番人気がフォーエバーモア、4番人気ベルカント、5番人気ヌーヴォレコルトだった。
スタートが切られた。コーリンベリー、ニホンピロアンバーとの先行争いを制しハナを奪ったのはフクノドリーム。逃げる逃げる。大逃げをうった。2番手に10馬身の差をつけて逃げる。ややオーバーペース気味だ。2番手以降はほぼ固まっているが、ハープスターは予定通り最後方。しかし、先頭から大きくおかれている。縦に長い展開だ。そして4コーナー。阪神の外回りは直線が長い。ハープスターは大外に回った。でも前を行くフクノドリームは大幅にリード。あと200mでも5馬身リード。しかし後続が迫ってきた。あと100mでつかまった。横一線だが、ここでホウライアキコ、ヌーヴォレコルトが伸びてくるが、外からレッドリヴェールが来た。そして1番外から来た来た。ハープスターだ。届くかどうか。レッドリヴェール、ハープスター、レッドリヴェール、ハープスター。ハープスターが出た。ハープスターが1着でゴールイン。
1着ハープスター 1分33秒3、2着レッドリヴェール クビ、3着ヌーヴォレコルト 3/4馬身、4着ホウライアキコ 1馬身1/2、5着レーヴデトワール アタマ。
何とハープスターの上がり3Fのタイムが32秒9というから桜花賞出走の牝馬とは思えない末脚だが、2着のレッドリヴェールが予想以上に強いので、あまり目立っていなかった。それでもハープスターは届くのかな? といった位置からきっちり差し切ってしまった。やはり過去の名牝と遜色のない脚色を披露してくれた。流石に母は未出走だが、祖母が桜花賞、オークスを制したベガだけのことはある。また父並みの末脚爆発で度肝を抜いた。ただ今後、連勝街道を突っ走るかと言うと、この脚質だと難しい面があって取りこぼすこともあるだろう。だが、観ていて実に壮観なレースをするハープスターである。とても牝馬とは思えない。少し欠点を言うとクビが高いかな・・・・。
2014.04.13 (Sun)
キャロル・キングのアルバム『つづれおり』を聴く
キャロル・キングという名前は昔から知っていた。何と1958年に10代でデビューしている。ただし私が知っているキャロル・キングは歌手としてではなくソング・ライターとしてのキャロル・キングとして名前を知っていただけである。1942年生まれと言うからポール・マッカートニーと同じ年齢と言うことになるかな。それにしては若い時から多くの曲を書いているものである。私がキャロル・キングの名を意識したのはビートルズが歌っていた『Chains』という曲によってである。この曲はビートルズの初期の曲であるが、当時のビートルズはオリジナル曲と共にカバー曲もアルバムに幾つか収録していた。その中でジョージが歌っていた『Chains』という曲の紹介のところに書いてあったCarole King,
Gerry Goffinと言う名前。2人でこの曲を書いたのである。ジェリー・ゴフィンというのはキャロル・キングの最初の夫で、あの当時は2人の共作で多くの曲を書いていたのである。若くして歌手デビューしたキャロル・キングであるが歌手としては最初は失敗した。それでソング・ライターとして活動していくこととなる。
しかしソング・ライターとしては優れていて夫と共作で1960年代にシュレルズ『Will You Love Me Tomorrow』、ドリフターズ『Up On The Roof』、リトル・エヴァ『The Loco-Motion』、アレサ・フランクリン『A Natural Woman』等の曲を提供し何れもが大ヒットしている。こうしてソング・ライターとしてのキャロル・キングの名が知れ渡っていくのである。こういった同時期にビートルズが『Chains』カバーしていたということで私はキャロル・キングの名を既に知っていたということになる。
それが1971年だったか一枚のアルバムがリリースされた。それが『Tapestry(つづれおり)』である。その中で『It’s Too Late』『You’ve Got A Friend』の2曲が盛んにラジオで流れていた。ただし『You’ve Got A Friend』はジェームス・テイラーが歌っている方がヒットした。それで、この時に私はキャロル・キングは歌も歌うのだということを知ったのである。つまりキャロル・キングは若い時に歌手でデビューしているが、さっぱりヒットせず長い間は歌手活動を停止していたのだった。それで他人に曲の提供だけをやっていてのである。それが30歳を前に突然、歌も歌い出した。シンガー・ソング・ライターとして出発。もっともその前にジェリー・ゴフィンと離婚しているというのも理由かもしれないが、とにかくシンガー・ソング・ライターとしての2作目となったアルバム『つづれおり』は大ヒットした。1971年3月にリリースされるやアルバム部門においてビルボードの15週連続1位に輝き、世界的な売り上げを記録したアルバムである。またグラミー賞では最優秀アルバム賞、最優秀レコード賞『It’s Too Late』、最優秀楽曲賞『You’ve Got A Friend』、最優秀女性ヴォーカル賞獲得。当時は話題となったアルバムであった。
しかし、その時の印象であるが、私はキャロル・キングて歌手だったのということに驚いたのと、アルバムのジャケットを観て意外と若い人だったのだと思ったこと(まだ当時は20代だった)。つまりキャリアが長いのに、表舞台に出てこずに曲だけで名が売れて、本人が歌ってレコードがジャケットになり顔を知ったという不思議さ。それまでベールに包まれていた人が表舞台に出てきて、いきなり大ヒットしたのである。だから意外性もあったのかもしれない。とにかくこうしてキャロル・キングはシンガー・ソング・ライターとして再出発した。しかしである。私はキャロル・キング本人の声はあまり好きではない。やはりソング・ライターとして、曲を提供しているだけの方がいいなあと思ったものも確かである。
なおこのアルバムは12曲入っていて、中にはかつてアレサ・フランクリンやシュレルズでヒットした『A Natural Woman』『Will You Love Me Tomorrow』も収録されていて、こういった辺りも彼女のこだわりだったのかもしれない。
キャロル・キング(1971年)の映像
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