2008.02.07 (Thu)
活いか蟹づつみを食べる

昨日、黒豚のスモークレバーを紹介したが、今日は焼酎を飲むときに『活いかのかにづつみ』という物を食べた。イカの中に蟹のほぐし実を詰めた食べ物であるが、豚や牛の肉、内臓よりも、このような海産物の方が私は好きである。とにかく海の幸には眼がないのである。
そういえば、私が初めて北海道の地に足を踏み入れたのは、昭和40年代の終わりごろだったが、その当時だと、まだ北海道に蒸気機関車が走っていた。それで私は大沼湖畔でテントを張って一晩を過ごしたが、夜中になると息が白くなり、ガタガタと震えながら寝ていたことを思い出す。確か7月の22、3日だったので、夏の盛りだったはずである。それなのに空気は乾燥しているし、夜中になると気温が一気に下がる。これは関西の夏とは異質のものだなあと感じたものである。結局、私は翌日から湖畔の浜にテントを張ることをやめて、それ以降は宿舎に泊まることにしたのであるが、10代の少年時代に旅をした北海道で、最も印象に残っていることが蟹やイカ、鮭、帆立貝といった海産物の新鮮さだった。とにかく何処で買って食べても、安くて美味なのである。このような物は、やはり産地に優るものなしで、イカなんか、醤油とわさびさえあれば、いらん調理なんか必要ない。とにかく絶品である。
その時の印象があるからかしらないが、とにかく北海道の名産品に私は弱い。それで今回食べたのは、函館にある『味の海豊』という会社が加工して販売している『活いかかにづつみ』。真イカを加圧加熱して、ズワイガニを詰めたものである。そこへ醤油、砂糖、味醂、お酒、食塩、調味料で味付けをして真空パックにしたものである。要するにイカメシのような食べ物である。イカメシを初めて食べたときの衝撃ほどではないが、類似品としてはイカと蟹という贅沢な組み合わせかもしれない。そして、さっそく食べてみた。封を切って、スライスして加熱しないでもすぐに食べられるのである。
焼酎を飲みながら食べてみたけれど、つまみとしてはいける。でもイカの味が前面に出ていて、蟹の方の味が薄いかなあと感じる。結局は醤油や味醂や食塩などで味付けをするから蟹の微妙な味加減が出来てないかなあという感じではある。仕方がないにしろ、それでも十分に焼酎のつまみになりえるから、また買ってしまいそうである。
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