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2007.10.04 (Thu)

缶チューハイを飲む

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 暑い、秋が近付きつつあると思ったら、今日の蒸し暑いこと。30℃ほどあったのではないだろうか・・・。何か今年は9月も8月のような気温で推移し、10月に入っても涼しくはなくて、朝と晩がようやく秋らしいそよ風が吹きつつあるが、日中は相変わらず28、29℃の毎日である。人によっては秋が来たと感じるかもしれないが、暑がりの小生としましては、とても秋といえるような気候ではない。小生が秋だと感じる時は、薄手のジャケットを羽織ることが可能な温度。つまり薄いジャンパーを着て、歩いても汗をかかないような気候になって、やっと秋といえるのだ。

 もっとも気温の感じ方も個人差があって、既に長袖、上着着用の女性もいらっしゃるから、人によっては充分秋の気候になっていると言えるのかもしれないが、20年以上前に比べると確実に暑くなっているのだ。なんでこんなことを言うかというと、私が高校生の頃は、10月1日が衣替えで、一斉に夏服から冬服へと服装を改めたものである。それが今日では、高校生を見ていても、一向に冬服に変わる気配が無い。今、冬服を着用すると、とてもじゃないが汗だくになる。

 まもなく10月10日も近いが、25年前の体育の日に、私は友人と3人で太秦の広隆寺から龍安寺、仁和寺、妙心寺、嵯峨野を縦断して広沢の池、大沢の池、天龍寺、嵐山と歩いた覚えがあり、あの時はジャケットを着ていても心地よかったと記憶している。それが今年の気温の中で、同じ服装、同じところを歩けといわれれば遠慮する。それほど暑くなっているということなんだ。本当に暑いのが大嫌いな人間としては、秋が年々短くなっていくのが耐え難いので゜ある。

 しかし、暑い暑いばっかり言っててもどうしようもない。暑いから缶チューハイでも飲もうと、帰り際に買って来た。サントリーから出ているAWA'Sという缶チューハイ。アルコール分が5%で、発泡性があるという。レモン果汁3%でさわやかな味覚が口内に拡がる。最近はチューハイもご無沙汰であったが悪くは無い。

 そもそもチューハイなんていう飲み物は、昔からあったのだろうが、巷でよく見かけるようになったのが、1980年代の前半だった。チューハイというのは焼酎ハイボールの略で、甲類と言われる匂いのあまり無い焼酎に、レモン、ライム等を少々入れたものであるが、その頃、若者を中心に大流行した。居酒屋へ行くとビールよりもチューハイを飲んでいる人の方が多かった時代である。

 やがてチューハイも缶チューハイが売り出されるに及んで、家庭でも飲まれるようになったが、その第一号が1984年に出された「ハイリキ」である。ハイリキは東洋醸造が発売したもので、同じ年には宝酒造が「タカラcanチューハイ」を出した。これによりチューハイはビールと並んで、何処ででも簡単に手に入り、アルコール度が少ない分、誰にも飲まれるようになった。

 今日飲んだAWA'S(アワーズ)は、缶チューハイの進化系ではあるが、基本的な味覚は変わらない。でも口当たりは爽やかで飲みやすいが、飲んだ後はより暑くなって、汗が皮膚から浮いてくるのである。飲んでよけいに暑く感じる・・・・。飲むんではなかった。

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