2009.03.12 (Thu)
カーネル・サンダースの呪い
先日の10日、大阪の道頓堀川の底からケンタッキー・フライドチキンのカーネル・サンダー像の上半身が発見され、また続いて昨日は下半身と右手が発見されたという。
カーネル・サンダース像とはケンタッキー・フライドチキンの創業者の等身大像のことだが、ケンタッキー・フライドチキンの店頭には必ず設置してある。それが何故、道頓堀川のヘドロで埋まった川底から発見されたかというのは、1985年に阪神タイガースが21年ぶりにセ・リーグのペナント・レースを制した際に、ファンが歓喜し暴走し、当時、道頓堀のケンタッキー・フライドチキンの店舗前に立っていたカーネル・サンダース像を、優勝の立役者であるランディ・バース内野手に見立てて、「バース! バース!」と叫び、集団で胴上げするや、そのまま道頓堀に架かる橋の上から投げつけてしまった のである。この時の阪神ファンは暴徒化し、集団心理で色々と悪事を働いたが、カーネル・サンダース像胴上げ事件というものが、この時の彼等の仕業だったという訳だ。
でも結局、この年に阪神タイガースは日本シリーズも勝ち日本1になるが、その後、長らく低迷し、1990年代後半は万年最下位という屈辱を味わうことになるのだが、この頃に密かに言われだしたのがカーネル・サンダースの呪いであった。つまり、1985年に阪神ファンの暴挙によって川に放り込まれたカーネル・サンダース像が、その後、発見されることもなく、阪神タイガースがこれだけ低迷するようになったのは、きっとカーネル・サンダースの呪いのせいに違いないという・・・・・・。このようなことを、何処までが冗談で、何処までが本気か判らないが、阪神ファンの中では噂として残っていたという。
たかが野球のことで何を騒いでいるのかと思えそうだが、たかが野球でも、狂信的になる阪神ファンのことである。某テレビ番組の企画で、道頓堀川の底に眠るカーネル・サンダース像を救助しようと、潜水夫が潜ったが、発見できなかったという経緯がある。だから阪神ファンの間では、カーネル・サンダースを救い出さない限り、阪神は永久に日本1になれないという者まで現れたりして、それがネタとして今まで続いていたのである。
それが、3月10日、道頓堀川・戎橋下流200~300メートル付近で、大阪市建設局による水辺整備事業の一環として障害物調査(不発弾の有無確認を最大目的)並びに除去作業を依頼された南海辰村建設のダイバー作業員が川底を調査していたところ、1985年に投げ込まれたとみられるカーネル像の上半身が発見され、台船のクレーンで引き揚げられたのである。一瞬死体と勘違いされたようだが、すぐにカーネル像と判明し、ヘドロにまみれて灰色になり眼鏡や手首も外れてしまっていたが、原形は留めていたようだ。また、翌11日ダイバーが引き続き調査したところ、8時53分に右手、9時頃に下半身が発見され引き揚げられ、11時25分頃に前日見つかった上半身部分と合体し、同じ像のものと確認されたのである。尚、現時点で眼鏡、両足首、左手は未だ紛失状態であり入念に調査されたが発見の可能性が薄いということから、同日捜索開始から50分後に作業打ち切りとなったのである。
要は今回、カーネル・サンダース像が発見されたのは、偶然からであり、以前、テレビ局で操作したときよりも、かなり下流の位置で発見されていたことになり、24年間で流されていたということになる。それで、カーネル・サンダースが今回、発見されたことにより、これでカーネル・サンダースの呪いが解け、ようやく阪神タイガースはこれで日本1になれるなんて、暢気なことを言い出す輩までが現れだすのだから、呆れてしまうが・・・・・・そういえば、アメリカにはバンビーノの呪いというのがあった。
アメリカで1番熱狂的なファンを持つというボストン・レッドソックスが長い間、ワールド・シリーズに勝てないというのは、ベーブ・ルースをヤンキースに獲られたからだというバンビーノの呪いが(バンビーノとはベーブ・ルースのニックネーム)長い間、ボストンの市民の中では生きていた。それが2004年、86年ぶりにレッドソックスがワールド・シリーズ制覇を成し遂げて呪いから解放された。
つまり阪神タイガースのカーネル・サンダースの呪いも似たようなものだ。たかがジンクス、されどジンクス。いずれ何の根拠もないことに気がつくだろう。でも、こんな馬鹿らしいネタでワイワイガヤガヤと喜んでいるのも、大阪らしいといえば大阪らしいが、世の中、暇な人がずいぶんといるのだなあ・・・・・・・・・。ジョークと言えばジョークだろうけども・・・・・・・・・・・・・。
カーネル・サンダース像とはケンタッキー・フライドチキンの創業者の等身大像のことだが、ケンタッキー・フライドチキンの店頭には必ず設置してある。それが何故、道頓堀川のヘドロで埋まった川底から発見されたかというのは、1985年に阪神タイガースが21年ぶりにセ・リーグのペナント・レースを制した際に、ファンが歓喜し暴走し、当時、道頓堀のケンタッキー・フライドチキンの店舗前に立っていたカーネル・サンダース像を、優勝の立役者であるランディ・バース内野手に見立てて、「バース! バース!」と叫び、集団で胴上げするや、そのまま道頓堀に架かる橋の上から投げつけてしまった のである。この時の阪神ファンは暴徒化し、集団心理で色々と悪事を働いたが、カーネル・サンダース像胴上げ事件というものが、この時の彼等の仕業だったという訳だ。
でも結局、この年に阪神タイガースは日本シリーズも勝ち日本1になるが、その後、長らく低迷し、1990年代後半は万年最下位という屈辱を味わうことになるのだが、この頃に密かに言われだしたのがカーネル・サンダースの呪いであった。つまり、1985年に阪神ファンの暴挙によって川に放り込まれたカーネル・サンダース像が、その後、発見されることもなく、阪神タイガースがこれだけ低迷するようになったのは、きっとカーネル・サンダースの呪いのせいに違いないという・・・・・・。このようなことを、何処までが冗談で、何処までが本気か判らないが、阪神ファンの中では噂として残っていたという。
たかが野球のことで何を騒いでいるのかと思えそうだが、たかが野球でも、狂信的になる阪神ファンのことである。某テレビ番組の企画で、道頓堀川の底に眠るカーネル・サンダース像を救助しようと、潜水夫が潜ったが、発見できなかったという経緯がある。だから阪神ファンの間では、カーネル・サンダースを救い出さない限り、阪神は永久に日本1になれないという者まで現れたりして、それがネタとして今まで続いていたのである。
それが、3月10日、道頓堀川・戎橋下流200~300メートル付近で、大阪市建設局による水辺整備事業の一環として障害物調査(不発弾の有無確認を最大目的)並びに除去作業を依頼された南海辰村建設のダイバー作業員が川底を調査していたところ、1985年に投げ込まれたとみられるカーネル像の上半身が発見され、台船のクレーンで引き揚げられたのである。一瞬死体と勘違いされたようだが、すぐにカーネル像と判明し、ヘドロにまみれて灰色になり眼鏡や手首も外れてしまっていたが、原形は留めていたようだ。また、翌11日ダイバーが引き続き調査したところ、8時53分に右手、9時頃に下半身が発見され引き揚げられ、11時25分頃に前日見つかった上半身部分と合体し、同じ像のものと確認されたのである。尚、現時点で眼鏡、両足首、左手は未だ紛失状態であり入念に調査されたが発見の可能性が薄いということから、同日捜索開始から50分後に作業打ち切りとなったのである。
要は今回、カーネル・サンダース像が発見されたのは、偶然からであり、以前、テレビ局で操作したときよりも、かなり下流の位置で発見されていたことになり、24年間で流されていたということになる。それで、カーネル・サンダースが今回、発見されたことにより、これでカーネル・サンダースの呪いが解け、ようやく阪神タイガースはこれで日本1になれるなんて、暢気なことを言い出す輩までが現れだすのだから、呆れてしまうが・・・・・・そういえば、アメリカにはバンビーノの呪いというのがあった。
アメリカで1番熱狂的なファンを持つというボストン・レッドソックスが長い間、ワールド・シリーズに勝てないというのは、ベーブ・ルースをヤンキースに獲られたからだというバンビーノの呪いが(バンビーノとはベーブ・ルースのニックネーム)長い間、ボストンの市民の中では生きていた。それが2004年、86年ぶりにレッドソックスがワールド・シリーズ制覇を成し遂げて呪いから解放された。
つまり阪神タイガースのカーネル・サンダースの呪いも似たようなものだ。たかがジンクス、されどジンクス。いずれ何の根拠もないことに気がつくだろう。でも、こんな馬鹿らしいネタでワイワイガヤガヤと喜んでいるのも、大阪らしいといえば大阪らしいが、世の中、暇な人がずいぶんといるのだなあ・・・・・・・・・。ジョークと言えばジョークだろうけども・・・・・・・・・・・・・。
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