2010.06.27 (Sun)
第51回宝塚記念
湿気を含んだ暑さで不快指数が最高に達している近畿地方。昨日は雨が降ったが、今日は雨が降りそうで降らないから、またまたとんでもない蒸し暑さ。これほど心地よさの欠片もない日も珍しい。とにかく家の中で空調がないとやってられないほどの湿度であるが、こんな日に阪神競馬場で春競馬の最後を飾る第51回宝塚記念が行なわれた。
第51回宝塚記念(G-Ⅰ・3歳以上、芝2200m、17頭)はフルゲート18頭が出走してきたが(コバノジングーは取り消し)、狭い阪神の内回りコースにこれだけの出走馬というのは如何に。それというのも今の古馬に芯になる競走馬がいないからだろうが、したがって牝馬ブエナビスタが1番人気になってしまうのはどういうものか。それで2番人気が天皇賞馬のジャガーメイル、3番人気が上がり馬のアーネストリー、4番人気が昨年のグランプリ春秋連覇したドリームジャーニー、5番人気が昨年のダービー馬ロジユニヴァースだから、一応はメンバーは揃った格好である。でもどの馬も絶対的に信頼がおけない。そこへ昨日からの雨で、稍重馬場にまで乾いたとは言え馬場が悪い。だから波乱含みのレースで予想が難しくなった。それに、こんなにどうでもいい馬が多数出走して来なくてもいいのにと思うし、阪神の2200mのレースはつまらないし、何故、競馬会は宝塚記念を外回りの2400mのレースにしないのかとボヤきながら、しぶしぶレースの観戦に至ったのである。
スタートが切られたがドリームジャーニー外にふくれて後方へ下がってしまった。ゆっくりと正面スタンド前を通過。何が行くか。ナムラクレセントが行った。2番手にアーネストリー、3番手ロジユニヴァース、4番手にインコースを通って何と追い込みのブエナビスタ。その外にトップカミング、そのあとにセイウンワンダー、ネヴァブション、アクシオンと続き、ジャガーメイルとフォゲッタブル、さらにナカヤマフェスタ、イコピコ、そしてドリームジャーニー、メイショウベルーガ、マキハタサイボーグがいて、スマートギアとマイネルアンサーの順でまもなく3コーナー。スタートからのハロン毎のラップは12.4---11.1---11.3---12.7---12.5と1000m通過が1分ちょうど。馬場を考えれば平均か、やや速いか。各馬が固まってきた。ナムラクレセント、アーネストリー、ロジユニヴァースの順だが、ブエナビスタインコースの4番手。さあ17頭、固まって直線コースに入る。阪神の内回りコースは直線が短いが、アーネストリーがここで先頭か。内からブエナビスタ、ブエナビスタがアーネストリーに並び掛ける。ここでナカヤマフェスタが来る。ナカヤマフェスタが来る。さらに外からドリームジャーニーだがまだ中団。あと200m、アーネストリーかブエナビスタか。ナカヤマフェスタの伸びがいい。あと100mをきった。ナカヤマフェスタ、ナカヤマフェスタが先頭に立った。ドリームジャーニーも来るが、まだ4番手。先頭にナカヤマフェスタでゴールイン。
1着ナカヤマフェスタ 2分13秒0、2着ブエナビスタ 1/2、3着アーネストリー 1/2、4着ドリームジャーニー 1/2、5着ネヴァブション 1馬身。
何と勝ったのはナカヤマフェスタ。ナカヤマフェスタにケチをつけるわけではないが、昨年の皐月賞8着、ダービー4着、菊花賞12着、今年に入って中日新聞杯13着、前走のメトロポリタンS(東京・芝1600m)という特別レースでようやく勝利した馬がG-Ⅰの宝塚記念を勝ってしまった。勝ったから強いのだろうが、これが今の古馬の勢力分布を象徴している。何時も牝馬が人気になり、牡馬の古馬は勝ち馬がコロコロと変る。春の天皇賞を勝ったジャガーメイルが8着というのはいただけない。昨年のダービー馬のロジユニヴァースも当分、復活はありそうもないし、ドリームジャーニーは成績が安定しない。これだとJRAの売り上げも頭打ちになるよなあ。スター待望論というものが出てくるのは仕方ない気がするが、3歳のヴィクトワールピサが今秋の凱旋門賞挑戦するというので、ちょっと面白い話題が出てきたが、相変わらずだらしないのが古馬の牡馬陣である。もう今の4歳以上に期待は出来ない。3歳馬の成長を期待するか。せめてナカヤマフェスタが、これから勝ち続けるようになると、今日の勝利は意味があったといえるようになるのだが。
第51回宝塚記念(G-Ⅰ・3歳以上、芝2200m、17頭)はフルゲート18頭が出走してきたが(コバノジングーは取り消し)、狭い阪神の内回りコースにこれだけの出走馬というのは如何に。それというのも今の古馬に芯になる競走馬がいないからだろうが、したがって牝馬ブエナビスタが1番人気になってしまうのはどういうものか。それで2番人気が天皇賞馬のジャガーメイル、3番人気が上がり馬のアーネストリー、4番人気が昨年のグランプリ春秋連覇したドリームジャーニー、5番人気が昨年のダービー馬ロジユニヴァースだから、一応はメンバーは揃った格好である。でもどの馬も絶対的に信頼がおけない。そこへ昨日からの雨で、稍重馬場にまで乾いたとは言え馬場が悪い。だから波乱含みのレースで予想が難しくなった。それに、こんなにどうでもいい馬が多数出走して来なくてもいいのにと思うし、阪神の2200mのレースはつまらないし、何故、競馬会は宝塚記念を外回りの2400mのレースにしないのかとボヤきながら、しぶしぶレースの観戦に至ったのである。
スタートが切られたがドリームジャーニー外にふくれて後方へ下がってしまった。ゆっくりと正面スタンド前を通過。何が行くか。ナムラクレセントが行った。2番手にアーネストリー、3番手ロジユニヴァース、4番手にインコースを通って何と追い込みのブエナビスタ。その外にトップカミング、そのあとにセイウンワンダー、ネヴァブション、アクシオンと続き、ジャガーメイルとフォゲッタブル、さらにナカヤマフェスタ、イコピコ、そしてドリームジャーニー、メイショウベルーガ、マキハタサイボーグがいて、スマートギアとマイネルアンサーの順でまもなく3コーナー。スタートからのハロン毎のラップは12.4---11.1---11.3---12.7---12.5と1000m通過が1分ちょうど。馬場を考えれば平均か、やや速いか。各馬が固まってきた。ナムラクレセント、アーネストリー、ロジユニヴァースの順だが、ブエナビスタインコースの4番手。さあ17頭、固まって直線コースに入る。阪神の内回りコースは直線が短いが、アーネストリーがここで先頭か。内からブエナビスタ、ブエナビスタがアーネストリーに並び掛ける。ここでナカヤマフェスタが来る。ナカヤマフェスタが来る。さらに外からドリームジャーニーだがまだ中団。あと200m、アーネストリーかブエナビスタか。ナカヤマフェスタの伸びがいい。あと100mをきった。ナカヤマフェスタ、ナカヤマフェスタが先頭に立った。ドリームジャーニーも来るが、まだ4番手。先頭にナカヤマフェスタでゴールイン。
1着ナカヤマフェスタ 2分13秒0、2着ブエナビスタ 1/2、3着アーネストリー 1/2、4着ドリームジャーニー 1/2、5着ネヴァブション 1馬身。
何と勝ったのはナカヤマフェスタ。ナカヤマフェスタにケチをつけるわけではないが、昨年の皐月賞8着、ダービー4着、菊花賞12着、今年に入って中日新聞杯13着、前走のメトロポリタンS(東京・芝1600m)という特別レースでようやく勝利した馬がG-Ⅰの宝塚記念を勝ってしまった。勝ったから強いのだろうが、これが今の古馬の勢力分布を象徴している。何時も牝馬が人気になり、牡馬の古馬は勝ち馬がコロコロと変る。春の天皇賞を勝ったジャガーメイルが8着というのはいただけない。昨年のダービー馬のロジユニヴァースも当分、復活はありそうもないし、ドリームジャーニーは成績が安定しない。これだとJRAの売り上げも頭打ちになるよなあ。スター待望論というものが出てくるのは仕方ない気がするが、3歳のヴィクトワールピサが今秋の凱旋門賞挑戦するというので、ちょっと面白い話題が出てきたが、相変わらずだらしないのが古馬の牡馬陣である。もう今の4歳以上に期待は出来ない。3歳馬の成長を期待するか。せめてナカヤマフェスタが、これから勝ち続けるようになると、今日の勝利は意味があったといえるようになるのだが。
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