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2010.09.30 (Thu)

季節の変わり目

 今日は9月の30日。上半期の決算日である。日本は企業でも学校でも4月から3月を1年としているようで、ちょうどサイクルの前半が終了したことになる。4月から9月までの半年間でいうならば、夏が異様に暑かった。それでエアコンが売れただろうし、その恩恵に受けた商品もあろうが、全般的にいいことはなかったようだ。つまり暑過ぎってビールもさほど売れなかったようだし、海水浴場も例年ほどではなかったというし、野菜が暑さのせいで不作に終わってしまった。その影響が9月にも及び秋物衣料がなかなか売れない。ここに来て、やっと秋らしくなったものの、もう時期から言って冬物衣料が店頭に並びのではと思えるほど秋の到来は遅かった。

 私が中学や高校の頃は詰め襟の学生服というのが相場だった。6月~9月までは黒いズボンに白いワイシャツスタイルで、10月から黒い学生服を着込むのが関西では一般的だである。でも最近だと10月1日から学生服を着るとちょっと暑いのではと思える。私が高校生だった頃に比較して、秋が来るのが遅くなっているように感じる。昔なら10月の頭から学生服を着ても違和感はなかった。しっくりきて暑いとも感じたことはない。当時だから高校、中学の教室にエアコンはもちろんない。今ならエアコンの設備がある教室が多くて夏でも快適に授業が受けられるという。時代も変わったものだ。我々のころはエアコンのある教室はなく、窓を全開して天然の風を入れていた。でも風もなく教室の中は当たり前のように暑い。そこで下敷きを団扇がわりにしてパタパタとあおっていた。女子の中には破廉恥な子がいて、スカートを持ち上げ両脚の間から、股間に風を送るといったことを平気で行なう子もいた。時代といえば時代を感じるが、それでも今年のように暑いと感じたことはない。

 今の高校生はが詰め襟の学生服を着ているところが少なく、ほとんどがブレザータイプに変ったようだ。女子もセーラー服が減り、ブレザーはブレザーでも、昔のように紺一色ではなく、チェックのスカートに色違いのブレザー。色も様々でベージュ、紺、グレー、濃緑、黒・・・・・。そこへネクタイかリボン。バリエーションも幾つかあるようで、随分とお洒落になったものだ。また夏と冬の中間として白のシャツの上からベストを着たりするから、昔のように10月から一斉に冬服に変わるといった現象はないようだ。今の時代に一斉に冬服スタイルで登校しなさいなんていうと生徒から反感をかうだけだろう。昨今は10月の中旬でも半袖で外に出れるぐらい暑い時がある。つまり夏が何時まででも続き、涼しくなったと思ったら、急に寒くなることが多いから何を着ていけばいいのか判らないこともあるだろう。昔のように夏服、冬服を着る時期が決まっているのなら、しょうがないが、、このところの夏と冬の間に着る服もあるというから時代も変わった。

 白いシャツの上からセーターなりベストなりを着たりする。こういった組み合わせで季節の変化についていこうとしている。だから昔のように10月から学生服を着て登校というのとは違うらしい。でもいずれにせよ昔に比べて、随分とお洒落になったものだ。本当に我々の高校時代はいったい何だったのか。今から考えると野暮ったいことこの上ない。ただ一言いわせてもらうならば、女子高生の制服のスカートを短くするのはやめて欲しい。制服のスカートがあまりに短いとアホっぽく見えてしまうよ。また男の腰パン、あれもやめてくれ。私服なら構わないが、制服はだらしなく着るとかえってダサくなるというのを判ってないのではとしか思えない。
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