2010.11.28 (Sun)
第30回ジャパンC
今週の中央競馬は東京競馬場での第30回ジャパンC(G-Ⅰ・3歳以上、芝2400m、18頭)である。日本初の海外馬招待レースとして第1回が行なわれてからもう30年。あの頃、まだ若者だった小生も、もうだんだんと還暦が見えてくるようになった。その間、日本の競争馬のレベルも上がり海外の競馬で日本馬も普通に戦えるし、今年はあわや凱旋門賞制覇と思わせてくれるほどになった。そんな中で最近の凱旋門賞は海外からの参戦が少なくて、つまらないレースになっていた。でも今年は海外から久しぶりに8頭も参加して賑やかなメンバーとなった。そこへ日本馬であるが、現役最強牝馬のブエナビスタ、凱旋門賞2着のナカヤマフェスタ、天皇賞馬ジャガーメイル、そこへ3歳馬が加わった。ダービー馬エイシンフラッシュ、皐月賞馬ヴィクトワールピサ、ダービーと菊花賞共に2着のローズキングダム、そして3歳の実力馬ペルーサといった面々で俄然、面白くなった。ただ海外からは8頭も出ているが、これといって目玉がいないのは寂しい。せめてエリザベス女王杯に圧勝したスノーフェアリーが出ていたら見応えがあったのに・・・・・残念ながら出走を見合わせてしまった。
1番人気はブエナビスタで、2番人気はナカヤマフェスタ、3番人気はペルーサ、4番人気ローズキングダム、5番人気はエイシンフラッシュだった。
かくしてスタートが切られた。またまたあおってペルーサが出た。また出遅れとなった。先行争いはシンゲン、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、フィフティプルーフといったあたりだが、シンゲンが先頭で3馬身リードを奪う。2番手に内からヴィクトワールピサ、外にフィフティプルーフ、その直後にエイシンフラッシュ、5番手にナカヤマフェスタ、内から芦毛のヴィワライシ、その外にローズキングダム、その外がマリヌスが行く。さらにジョシュアツリー、モアズウェルズ、メイショウベルーガ、さらにティモス、内からダンディーノ、シリュスデゼーグル、そしてブエナビスタがいて、ジャガーメイル、オウケンブルースリ、シンガリからペルーサである。スタートからのハロンラップは12.8---11.7---11.9---12.3---12.0---12.7で、1000m通過が1分00秒7、1200m通過が1分13秒4という、このクラスのレースにしてはスローペースすぎる展開。3コーナーから4コーナーへ、シンゲンのリードは4馬身。2番手以降は団子状態になってきた。そろそろ4コーナーを回って直線に入ろうというところ。先頭はシンゲン、ヴィクトワールピサとエイシンフラッシュが2番手。ブエナビスタは大外の位置。先頭はシンゲンであと400m。シンゲン先頭。シンゲン先頭だがヴィクトワールピサが並び掛ける。ビエナビスタは大外の7番手に上がってきた。先頭はシンゲンとヴィクトワールピサ。ブエナビスタとローズキングダムも伸びてくる。先頭はシンゲンとヴィクトワールピサ。その外からブエナビスタが来て、あと200mとなった。ここでヴィクトワールピサが先頭に立った。ヴィクトワールピサ先頭。その外からブエナビスタ、ブエナビスタが伸びる伸びる。
ブエナビスタが先頭に出た。ブエナビスタ先頭。2番手にヴィクトワールピサ、先頭にブエナビスタ、ローズキングダムがも伸びる。ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。2番手にヴィクトワールピサだが、ローズキングダムが伸びる。ローズキングダムが伸びて、ヴィクトワールピサに迫る勢い。しかし、先頭のブエナビスタは1馬身あまりをつけて完勝。
1着ローズキングダム 2分25秒2、2着ブエナビスタ 1位降着、3着ヴィクトワールピサ ハナ、4着ジャガーメイル 3/4馬身、5着ペルーサ クビ。
こうしてジャパンCは終了したが、何と完勝したブエナビスタが審議の対象になっていたとは。直線で追い上げるとき、内から伸びてきたローズキングダムを内側に押し寄せる感じで伸びてきた。その結果、ローズキングダムは一瞬、前を塞がれたような形となった。これでブエナビスタは降着してしまった。何とも後味の悪い結果となってしまったが、これでブエナビスタの成績の価値が下がるのではない。今回の件を薬にしてまたまたあの豪快な末脚を披露してもらいたい。
それにしてもナカヤマフェスタは走らなかった。もとからこの馬の実力を疑問視していたが、凱旋門賞で思わぬ大健闘。そのせいで2番人気に支持されてしまった。よほどフランスの水と馬場がこの馬に合ったのだろう。でも国内の競馬で、大敗したり勝ったりというのではいけません。もっと安定した実力を見せてもらわないと。ヴィクトワールピサが3着に入線しているのに。またペルーサはまたも出遅れて直線だけで追い込んでくるという競馬。この馬は上がりの速い競馬になると信頼が置けない。困ったものだ。潜在能力はかなりなものなのに。最後に棚からぼた餅式に勝ちあがったローズキングダムだが、確かに一瞬、武豊が行き場を失うような態度を見せた。それでいて、そこからヴィクトワールピサを捉えたのは立派。でも何れにしてもブエナビスタには完敗である。ブエナビスタが内に斜行しなかったら、堂々とした勝利として讃えられたのに惜しいものである。でもこれが競馬というものなのだ。
1番人気はブエナビスタで、2番人気はナカヤマフェスタ、3番人気はペルーサ、4番人気ローズキングダム、5番人気はエイシンフラッシュだった。
かくしてスタートが切られた。またまたあおってペルーサが出た。また出遅れとなった。先行争いはシンゲン、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュ、フィフティプルーフといったあたりだが、シンゲンが先頭で3馬身リードを奪う。2番手に内からヴィクトワールピサ、外にフィフティプルーフ、その直後にエイシンフラッシュ、5番手にナカヤマフェスタ、内から芦毛のヴィワライシ、その外にローズキングダム、その外がマリヌスが行く。さらにジョシュアツリー、モアズウェルズ、メイショウベルーガ、さらにティモス、内からダンディーノ、シリュスデゼーグル、そしてブエナビスタがいて、ジャガーメイル、オウケンブルースリ、シンガリからペルーサである。スタートからのハロンラップは12.8---11.7---11.9---12.3---12.0---12.7で、1000m通過が1分00秒7、1200m通過が1分13秒4という、このクラスのレースにしてはスローペースすぎる展開。3コーナーから4コーナーへ、シンゲンのリードは4馬身。2番手以降は団子状態になってきた。そろそろ4コーナーを回って直線に入ろうというところ。先頭はシンゲン、ヴィクトワールピサとエイシンフラッシュが2番手。ブエナビスタは大外の位置。先頭はシンゲンであと400m。シンゲン先頭。シンゲン先頭だがヴィクトワールピサが並び掛ける。ビエナビスタは大外の7番手に上がってきた。先頭はシンゲンとヴィクトワールピサ。ブエナビスタとローズキングダムも伸びてくる。先頭はシンゲンとヴィクトワールピサ。その外からブエナビスタが来て、あと200mとなった。ここでヴィクトワールピサが先頭に立った。ヴィクトワールピサ先頭。その外からブエナビスタ、ブエナビスタが伸びる伸びる。
ブエナビスタが先頭に出た。ブエナビスタ先頭。2番手にヴィクトワールピサ、先頭にブエナビスタ、ローズキングダムがも伸びる。ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。2番手にヴィクトワールピサだが、ローズキングダムが伸びる。ローズキングダムが伸びて、ヴィクトワールピサに迫る勢い。しかし、先頭のブエナビスタは1馬身あまりをつけて完勝。
1着ローズキングダム 2分25秒2、2着ブエナビスタ 1位降着、3着ヴィクトワールピサ ハナ、4着ジャガーメイル 3/4馬身、5着ペルーサ クビ。
こうしてジャパンCは終了したが、何と完勝したブエナビスタが審議の対象になっていたとは。直線で追い上げるとき、内から伸びてきたローズキングダムを内側に押し寄せる感じで伸びてきた。その結果、ローズキングダムは一瞬、前を塞がれたような形となった。これでブエナビスタは降着してしまった。何とも後味の悪い結果となってしまったが、これでブエナビスタの成績の価値が下がるのではない。今回の件を薬にしてまたまたあの豪快な末脚を披露してもらいたい。
それにしてもナカヤマフェスタは走らなかった。もとからこの馬の実力を疑問視していたが、凱旋門賞で思わぬ大健闘。そのせいで2番人気に支持されてしまった。よほどフランスの水と馬場がこの馬に合ったのだろう。でも国内の競馬で、大敗したり勝ったりというのではいけません。もっと安定した実力を見せてもらわないと。ヴィクトワールピサが3着に入線しているのに。またペルーサはまたも出遅れて直線だけで追い込んでくるという競馬。この馬は上がりの速い競馬になると信頼が置けない。困ったものだ。潜在能力はかなりなものなのに。最後に棚からぼた餅式に勝ちあがったローズキングダムだが、確かに一瞬、武豊が行き場を失うような態度を見せた。それでいて、そこからヴィクトワールピサを捉えたのは立派。でも何れにしてもブエナビスタには完敗である。ブエナビスタが内に斜行しなかったら、堂々とした勝利として讃えられたのに惜しいものである。でもこれが競馬というものなのだ。
*Trackback
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| BLOGTOP |